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2013年6月18日 (火)

「農耕民族」の教えは「郷に入っては郷に従え」だ

「TPPに反対する人々の運動」連続講座第二回 「韓 国FTA1年後の現実ー今韓国で何が起こっているかー」
報告者 ジャーナリスト大野和興さんと日本農業新聞金 哲洙さんの話を聞きました。
Twitterでのつぶやきを以下に纏めました。

「農耕民族」という言葉と「郷に入っては郷に従え」という言葉が耳に残りました。
会場でも三郷での活動報告と一緒に少し発言しましたが少し詳しく書きます。

私は3年間仕事でイラクに暮らしました。
そこで思ったことは我々は農耕民族で彼らは狩猟民族だということです。
サダムフセインもそうですが彼らの祖先はベドウインです。
砂漠にテントの支線に手のかかった者はとことんもてなしますが、支線に手のかからなった者は殺してしまいます。そうしないと生きて行けない厳しい環境条件だった訳です。
食物を育てる事ではなく獲物を取って生計を立て、獲物が無くなったらテントをたたみ他へ移動します。
そうやってアラブの民は何千年も生きてきたのです。

且つてアラビア人の奴隷だったヨーロッパ人もその植民地だったアメリカ人の中心も基本的には狩猟民族です。彼らは自然が支配すべき敵なのです。

我々アジア人は農耕民族であり、農作物を種から植え育てる事で糧を得ます。
自然は敬い、適合すべき相手であり、自らを育んでくれる親のような存在なのです。
山の斜面にも段々畑を作り山の神を祭りながらそこに先祖代々住んでいます。

そいう中では「郷に入っては郷に従え」という教えは大事な処世訓となります。
自然を変えることでは無く自然の摂理に従って暮らす事でみんなうまくまとまって行こうというメンタリティの培われます。馴れ合いという悪弊も生まれ易いですが自然や国家に復讐されにくい柔構造の社会が出来やすいと思います。

かつてエンゲルスは「自由とは必然性の認識である」と言った。
自然の必然性を理解しそれに沿った自然な生き方が人間には求められる。
自然を改造しようというのは人間の傲慢が為せる技です。

EUはアメリカとの交渉で文化を例外項目に持ち出したそうです。
正に日本はTPPの交渉で農耕民族たる日本人の文化を打ち出すべきではないだろうか?
(もし交渉出来ればの話だが、、、、)
それがその交渉が出来ないならTPPには参加するべきではない!

ーーー
2000円を払い「TPPに反対する人々の運動」に本日会場で加えて頂きました。

以下つぶやきです。
Image_3

報告者を大野和興さん(ジャーナリスト)と金哲洙さん(日本 農業新聞記者)「韓米FTA発効から1年─韓国社会で今 何が起こっているか」6/18(火)「TPPに反対する人々の運動」連続講座第2回の内容変更とご案内 http://civilesociety.jugem.jp/?eid=21552

Image

日本の鳩山「東アジア共同体」韓国の金大中・ノムヒョンの東アジア構想は似ていたが共に頓挫した。
韓国民衆運動は「FTAから東アジア共同体へ」(東アジアの新しい社会経済協力モデル作り。既存FTAの破綻)へと進んでいる。日本も見習うべき。
障害は日本の歴史修正主義 大野氏

韓国では
①耕作面積がげ減少し国民を食べさせる農業が消えている。
②農業人口の減少と高齢化 国民に食べ物を提供する農民が消えている。
③低下する食糧自給率 国民が信頼する食べ物が消えている。穀物自給率26.7%でOECD30カ国中最下位

韓国のFTA農業補助金が大企業(東部グループ)のトマト生産団地建設に使われた。これに対して全国農民会場か総連盟は東部製品不買運動を宣言した。農民の農業から会社の農業になりつつある。 

④FTAによる韓国農業の被害 韓中FTA(交渉進行中):韓米FTAの2-5倍に達する農業被害が予測されている。大野氏

日本農業新聞 金哲洙さん

Image_2

公共政策) 二酸化炭素の排出量の少ない車には奨励金出すことになっていたがアメリカの自動車メーカー団体から圧力かかり韓国政府は2015年まで延期した。
ISD)4兆ウオンの利益を得たベルギー会社は2.7兆ウオンを国際仲裁機関に訴えた。

2007-2011の5年間に63の法令変わった。匂いと色の商標認めた。お勧めの本「TPPすぐ迫る某国の罠」お勧めのテレビ番組「NAFTA12年 」国家情報委員がパククネ応援で大統領選挙に参加した事が問題化している。

米韓FTA 米国とEUの交渉ではEUは文化を除外項目に入れるように要求した。ノムヒョンの秘書だった人「農耕民族は定住、遊牧民は定住しない。」「多く食べ多く消費するモデル」自体が農耕民族的でないと思う。

ーーー
大野さんと金さん 質疑応答
「韓米FTA1 年後の現実」TPPでは生きられない人々の運動連続講座第二回

質疑応答
ジャーナリスト大野和興さん 韓国農業 農協が流通組織を作っていた。三里四方で食べようという運動あったが今は農協が韓米FTAに中立だったので衰退したが。ISD条項はどこの大企業にとっても美味しい話。日本農業新聞 金哲洙さん

北朝鮮の農業がダメになったのは金日成の農業テーゼが間違ったから。化学肥料で自然を壊し、山を崩した。自然改造史観、自然制服史観の敗北。これは北朝鮮だけでなく世界全体がおかしい。
ジャーナリスト大野和興さん

韓国の農協は中立だったが日本の全中は反対しているので一緒に頑張りたい。韓国は「自主率」という概念を作った。韓国企業が海外でつくった物や海外で流通システムをつくった場合も含む。「強小農」=小さくても強い農業とは言うが、、、日本農業新聞 金哲洙

ISD条項は日本が途上国に出た場合に使うというがそれでいいのか。中国でもそう言うがアジアの諺は「郷に入っては郷に従え」ではないのか?
国の自主権を失った場合の怖さを考えよう。
ある韓国人曰く
アメリカと交渉するのは怖い。CIAは交渉者の個人情報まで調べている。日本農業新聞 金哲洙

北朝鮮は中国の文化大革命の時と似ている。北朝鮮に軍隊は駐留していない。北朝鮮に学ぶべきこともあるのではないかと個人的には思う。
誰とは言わないが韓国人で南北統一を一番望むのはロシア、一番望まないのは中国と言っている人がいる。日本農業新聞 金哲洙

以上Twitterつぶやきです。


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