「共産党に1票は政治への劇薬か悪魔の選択か」
週刊ポストを買ってきた!表紙に大きく
「共産党に1票は政治への劇薬か悪魔の選択か」
妻はなぜ「悪魔の選択」なの?
と素直な質問
中身は比較的良く調べて書いているのだがタイトルはおどろおどろしい。
マスコミは売る為にはひとを引きつけるタイトルをつけざるを得ない。
そういう事情も理解しておきたい。
共産党に投票するというのは大変なことなのだ。
その大変なことに踏み出そうという人が増えている。
都議選の結果については
「国民に負担を強いる安倍・自民独裁政治に対する究極にして唯一の『NO』の意思表示だったからではないか」
としています。
「自民・民主の2大政党制が事実上崩壊し、民主党は消費税増税で自公と手を組み、維新やみんなの党という『第3極』もアベノミクスを支持し、共産党以外の多くの野党が安倍自民の補完勢力と化した」「共産党の10議席は民主党や第3極など『政権とたたかわない野党』の数十議席とは破壊力が違う」
「『共産党が多少、議席を増やしても政治は変わらない』と考えるのは大きな間違いだ。共産党の10議席は民主党や第3極など『政権と戦わない野党』の数十議席とは“破壊力”が違うからである」
以下志位委員長のインタビューです。
直撃60分「志位委員長、党名を変えればもっと支持されると思いませんか?」今、最も多忙な党首かもしれない。都議選で議席を倍増させた共産党の志位和夫・委員長だ。「取材依頼が殺到している」(党広報部)という“大人気”を、どのように受け止めているのか。
*
――都議選での大躍進の理由をどう分析するか。志位 昨年12月の総選挙では、東京の共産党の比例得票は48万票。今回の都議選は投票率が19%近く下がったにもかかわらず、62万票まで戻しました。出口調査では、無党派層の2割が共産党に投票していた。新聞の調査では、アベノミクスに批判的な層の3割から5割が共産党に入れたそうです。従来の支持層だけでなうk、無党派層からも支持をいただいたことは大変に喜ばしいことです。
――それが野党第1党という結果に繋がった。
志位 いえ、もともと共産党は都政では野党第1党ですよ。だって、石原都政・猪瀬都政は「オール与党」ですから(笑い)。野党は我々だけです。
実は国政でも同じことがいえるんです。この10年来、国政は「2大政党による政権選択」といわれ、どちらにも与しない共産党は蚊帳の外に置かれていた。ですが、民主党政権が自公と一緒に消費税増税を決めたように、「2大政党」は同質同根でしかなかったことが明らかになりました。
この1、2年は「第3極」という言葉が持て囃されましたが、実態を見ると、憲法改定やTPP推進など自民党の補完勢力でしかない。大阪市長の発言などもそうなのですが、政策も体質も自民党以上に自民党的。そうしたことがこの短期間で国民の目にはっきりわかるようになり、政党関係の見晴らしが良くなった。本当の対立軸が「自民対共産」であることが浮かび上がってきました。――共産党こそ第2極?
志位 というより「対極」ですね。とはいえ、都議選の得票率は13.6%の第4位です(2位が民主、3位が公明)。参院選での議席拡大のためには、都議選での躍進のおごらず気を引き締めて戦いに臨まなければなりません。党名が変わる政党は信頼されない
――共産党は“第1極”、すなわち政権党を目指しているのか。
志位 もちろんです。ただし単独政権でなく、(連立を組んで)「民主連合政府」をつくろうという方針です。――でも、共産党に投票した無党派層は、共産党政権がどんな国になるかまでは考えていない。
志位 私たちが政権をとった瞬間に日本が共産主義にチェンジすると思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。まずは資本主義の枠内で、日本が抱える2つの歪みを正そうというのが我々の目標です。1つは日米安保条約を廃棄して米国の言いなり政治から脱却すること、もう1つは「ルールなき資本主義」を正すことです。
日米安保をやめるというと「とんでもない」という反論が出てきますが、東アジアから南アジアまでの23カ国の中で、米国と軍事同盟を結んでいるのは日本と韓国だけです。それでも他のアジア諸国はアメリカと友好的な関係を維持、発展させていますからね。
この改革をやり遂げた上で、国民統合で資本主義を乗り越えた未来社会――社会主義・共産主義社会に進む。「利潤第一主義」という資本主義の害悪を除いてこそ、恐慌、貧困と格差、失業、投機マネー、環境破壊などの矛盾も解消する道が開けます。――党の綱領には「生産手段の社会化」を掲げているが、トヨタやパナソニックを国有化するということか。
志位 必ずしも国有化ではないんですよ。それがどういう形態を取るかというのはあらかじめ決められない。主要な生産手段を社会全体の手に移すことが大切であり、その形態は国民合意で決めていく。その際、資本主義の時代に達成された自由と民主主義は、絶対に一つ残らず発展的に受け継いでいくことが大前提なんです。――『週刊ポスト』が共産党政権を批判してもOK?
志位 もちろんです(笑い)。資本主義時代に達成された自由と民主主義は断固として守り発展させることを約束します。――しかし、世界的に共産党は総じて評判が悪い。現に、旧ソ連や中国では言論の自由はありません。
志位 政治面では、ソ連型の体制なんですね。ソ連では憲法の中に「共産党が国を指導する」と書き込んでいました。中国であれベトナム、キューバであれ、そうした内容を書き込んでいる。しかし日本共産党は、特定の政党や世界観を特別扱いしないということを明瞭に掲げています。
解体したソ連は社会主義とは無縁の体制でした。だから我々は、ソ連共産党が解体した時に〈諸手を挙げて歓迎する〉という声明を発表したんです。「共産党政権ができたら一党独裁国家になってしまう」という誤解は、丁寧な説明で解いていかなくてはなりません。教唆のつが国会の中心になったからといって、民主主義を破壊するわけではないのです。――最もわかりやすい説明は、「共産党」の党名を変えることではないか。掲げる政策に共感できても、投票用紙に「共産党」と書くのは抵抗感がある。
志位 共産という言葉は、共同社会を意味するラテン語の「コムニス」に由来しています。それがコミュニティとかコミューンという言葉になった。だから、コミュニティホールやコミュニティーセンターは直訳すれば「共産ホール」「共産センター」(笑い)。決して旧ソ連の体制のことではなく、一般的に受け入れられている言葉なんですよ。
それに政党であるからには、堂々と理想を党名に掲げることが誠実だと思います。どことはいいませんが、コロコロと党名が変わる政党はやはり信頼されませんから。この名前で91年やってきましたし、名前を変えないというのも筋を通す政党としての信頼に繋がっていると思っています。(『週刊ポスト』7月12日号から)
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週刊ポストが大特集「『共産党に1票』は政治的劇薬か悪魔の選択か!?」
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日刊ゲンダイにはこういう記事もありました。
(昨日リンク先だけ張っていましたが)
共産党 参院選も「大金星」の仰天情勢
2013年6月28日 掲載
選挙区で3議席獲得の可能性
都議選で議席を8から17に倍増させた共産党。満面の笑みの志位委員長は「自共対決の時代」と鼻息が荒い。だが、さすがに都政と国政は違う。小選挙区制の衆院選はもちろんのこと、参院選でも2001年を最後に共産党は選挙区で議席を獲得できていない。今回もムリだろうと思ったら、想像以上の“地殻変動”が起きていた。
「参院選も都議選のような低投票率になりそうですから、共産党は選挙区でも3議席程度を獲得する可能性が出てきています。自民党が行った最新の世論調査では、共産候補は東京(改選5議席)では4番目、大阪(改選4議席)でも4番目に入っていたそうです」(永田町関係者)
東京と大阪に加えて、京都でもいい勝負になるという。
「東京では、現職を2人擁立する民主党が共倒れする可能性があり、みんなと維新の新人候補者は一定の知名度があるもののパッとしない。票が分散し、共産が漁夫の利を得そうです。自民、公明、維新、民主、共産の主要5党で4議席を争うことになる大阪でも、低迷する民主の間隙を縫って共産が浮上してきました。改選2議席の京都はこれまで自民と民主で仲良く議席を分け合い、共産は圏外でしたが、今回はみんなと維新がそれぞれ候補を擁立したため大混戦。当選ラインが大幅に下がりそうです。京都は、過去に共産党府知事が出たほど、元来、共産が強い土地柄ですから、分かりませんよ」(前出の永田町関係者)
以上です。
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» 比例区は緑の党、東京選挙区は吉良よし子 [BLOG BLUES]
名付けて、夏のクリスマスカラー作戦!コレでせう。
今回の参院選で、安倍自民党に吠え面かかせたいと
戦いの炎を燃やし、毎週金曜日、官邸前をはじめ永田町・霞ヶ関一帯で
「原発いらない」「再稼働反対」「政治を変えよう」「みんなの力で」と
シュプレヒコールを上げる、僕ら都民の選挙権行使は。
他の道府県民の方は、めいめい考えてみてください。
ま、東京選挙区は、山本太郎くんでもいいんだけど、
自・自・公は鉄板だから、残り2議席を吉良・山本ならサイコーっす。
「脱原発」「TPP反対」「憲法具現... [続きを読む]
» 週間ポスト で 共産党 が トップ記事に [JUNSKY blog 2013]
2013年7月5日(金)
巷で話題になっているらしい日本共産党の都議選での躍進を受けて、
「週間ポスト」が記事を書いているって聞いたので、コンビニに寄って買った。
表紙にも女優香里奈さんの左側に 大きく見出し
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