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2013年10月17日 (木)

IWJを支援しよう!

IWJ さんからのメールを転送します。

IWJが厳しい状況になっているようです。
このメディアの存在が日本のメディアに一筋の希望を与えています。
皆様に協力をお願いいたします。
会員になって見る価値のあるコンテンツがあります。
岩上安身さんからの切々たる丁寧な訴えがあります。
是非宜しくお願いします。


----------ここから原文----------

※ こちらのメールは、IWJウィークリー20号でお送りしたメッセージと同じもの
です。
その後IWJへご声援、ご支援をお送りいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
もし、そちらをすでにお読みいただいている方へ、重複して送信されている場合

ありますが、何卒ご了承ください。


◆◇ 岩上安身よりみなさまへ ◇◆

IWJ代表の岩上安身です。

 2010年12月にIWJを設立してから、2年10ヶ月が経ちました。

 いつもIWJをご支援いただき、本当にありがとうございます。改めて心より
感謝申し上げます。

 この秋、IWJは、大きな存続の危機に直面しています。

 2013年1月初頭に会員数が5000人に達しましたが、それ以後、毎月、5000人
を割り込んでは元へ戻す繰り返しが続き、8月15日に4563人に割り込んでから
以後、5000人台を回復していません。残念ながら、年内の目標として掲げた会
員数1万人という目標は、達成が厳しい見通しになりました。

 会員数が足踏み状態を続けながらも、配信規模を維持するため、第三期は岩
上安身個人の資金をIWJに貸し付ける形で継続してきましたが、それも限界で
す。8月までで、IWJの手元の余裕資金はほとんど底を尽いてしまいました。私
自身も、1000万円以上の資金をIWJに注ぎ込み、もはや私個人の預貯金も底を
尽きました。

 9月からは文字通り、手から口です。会費・カンパなどの収入がそのまま当
月の固定費の支払いにあてられ、余裕の資金はまったくない状態です。一刻の
猶予もない状態です。

 残念ながら、寄付・カンパの件数や金額も、最近は落ち込んできています。
IWJは会費だけではまだ運営できません。寄付・カンパを必要としています。

 IWJでは、各会計年度ごとに、寄付・カンパの収支を発表してきています。
第二期まで終了していますので、これまで2回、会員・サポーターの方々に
メールにてお知らせしてきましたが、お見落としの方もいらっしゃるようです
ので、これまでの経緯も含めて、ご説明いたします。会計報告をお読みになっ
ている方々には、一部、繰り返しになりますが、御容赦下さい。

 第一期の収支報告は、こちらです(2012年4月21日発表)。
http://bit.ly/1ax1AwP
 第二期の収支報告は、こちらです(2013年6月25日発表)。
http://bit.ly/19yiqwW

 2011年度から2012年度にかけて、皆さまのご支援のおかげで、IWJの配信規
模は約2.3倍に急拡大しました。また、それとほぼ比例する形で、2012年度の
IWJの収入は2011年度と比較して1.8倍に成長して参りました。動画の配信だけ
でなく、速報、サマリー、ブログ、メルマガなどテキストの配信も精力的に行
い、数人だった常勤のコアスタッフも、20人を超えるまでになりました。在宅
でペイワークに携わる外注スタッフは100人近くなります。さらに、2013年度
にはこの配信規模を維持しながら、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」とは別
に、新たに一週間の総括をテキストで読むことのできるメールマガジン「IWJ
ウィークリー」の発行をスタートいたしました。

 インターネット報道メディアとしての基礎的なインフラは、皆様のご支援の
おかげでこの2年で最低限整えることができたと思っています。

 まず機材です。カメラ、三脚、ミキサー、モニター、PC、WiFiなど、中継・
配信・録画・編集の機材について、おかげ様でひと通り揃えることができまし
た。

 また、今年5月には事務所の移転を行い、それまでは複数の事務所に分かれ
て作業をしていた各班のスタッフが、新オフィスへの統合により全員が同じフ
ロアで仕事を行えるようになりました。スタッフ間の意思の疎通、日々の仕事
の効率化、そして機動力のアップを実感しております。

 新オフィスは、岩上安身が個人として自宅を担保にして銀行から借り入れ、
貯金をすべて頭金に投じて購入した中古のマンションを、スタッフ全員で使え
るように改装したものです。

 外部のスタジオを借りなくても事務所内で撮影ができるように、スタジオ機
能を整えました。また、IWJではスタッフの誰かが毎晩必ず終電過ぎまで作業
を続け、そのまま徹夜で朝まで仕事を続けたり、泊まり込みで頑張っています。
深夜になり、帰宅困難なスタッフがいても、シャワーを浴びたり、仮眠ができ
るようになりました。

 人材も着実に育ってきています。IWJは、ジャーナリスト岩上安身個人のメ
ディア「Web Iwakami」が原型ですが、私の体はひとつしかありませんし、個
人のやれることには自ずと限界があります。

 岩上安身個人の事務所から脱却し、常に同時に複数の現場を中継・取材し、
複数のテーマを追い続け、多元的な情報の発信が行える、チームとしての報道
メディアを新たに作り上げる必要がある、そうでなくてはこの閉塞した日本の
状況に風穴をあけることは難しい、そう考えて起ち上げたのが、IWJでした。

 IWJのスタッフは、メディアでの勤務経験のない若手がほとんどです。経験
はないが、各自素質とモチベーションは高く、日々腕を磨いて成長を遂げつつ
あります。

 メディアとして絶対に必要な3つの要素、機材、スペースの確保、そして何
よりも大切な人材の獲得と育成も、順調すぎるほど順調に進んできたと自負し
ています。

 すべてはこれからだ、というところで、前述の通り、会員数の伸び悩み、資
金難に直面しているわけです。

 会員数の伸び悩みは、IWJが直面している「成長の壁」です。これは次なる
ステップのための試練の踊り場かもしれませんし、または、我々の限界、ある
いは日本におけるインターネット報道メディアの限界なのかもしれません。ま
だその答えは出ていません。

 あるいは、民意を無視しての原発再稼働、TPPの交渉参加強行、そして昨年
末の衆議院選挙、そしてこの度の参議院選挙の結果に、つくづく落胆し、政治
への関心をなくてしまったり、現実から一時的であれ目を背けたくなった方々
が急増したためかもしれません。そうであれば事態はより深刻です。

 我々も、無力感にとらわれたり、挫けそうな気持ちに陥ることもありますが、
そのたびに気を取り直し、自らを奮い立たせています。日本の自立と民主化は、
まだまだこれからです。民主主義の基礎となるのは正確な情報です。そのため
に、権力と資本におもねらない、市民に直接支えられるメディアが、小なりと
いえど必要です。これからが本番なのです。

 収支の悪化を食い止めるには、2つしか方法がありません。ひとつは支出の
削減。もうひとつは収入のアップです。

 支出は、事務経費など、日常において節約できる経費は削っています。前述
の通り、機材などもひと通り揃えることができたので、人員の規模を拡大しな
い限り、新たな機材の購入で大きく支出が必要となることは当分ありません。
支出の大半は、実は人件費です。収入の80%強が人件費に充てられています。

 情報を収集し、企画を立て、中継を行い、取材をし、記事を書き、動画を編
集してUPし、WEBを管理していくという取材編集活動は、すべて人件費のかか
る作業です。削るとしたら人件費を削るしかありません。

 2010年12月にIWJを設立してから、私は代表取締役ながら、2011年4月までの
5ヶ月間は無報酬で務めてきました。その後、いくらか収入が増えたので、
2011年5月から第二期までは30万円を役員報酬としていただいてきました(私
以外にIWJに役員はいません)。第三期はこの役員報酬についても支払いはで
きていません。

 まず、隗より始めよ、この役員報酬を50%カットします。税理士の御指導を
受けたところ、期の途中で報酬の金額は変更できないそうなので、50%相当を
私個人がIWJへ寄付する形にします。まずは私自身が身を削ります。

 他方、他のスタッフの人件費を一律にカットするわけにはいきません。スタ
ッフへのペイも見直しますが、スタッフは皆、決して高額とはいえない報酬で
頑張っておりますので、大幅にダウンするとなると生活ができず、転職するほ
かないという人も出てきます。

 メディアの財産は人材に尽きます。せっかく仕事を覚えてもらい、時間と手
間をかけて育成し、経験も積んできた人材を失うのは取り返しのつかない痛手
となります。個々のスタッフの生活は守らなくては、IWJ自体が立ちゆかなく
なります。

 そうなると残る方法は取材件数、配信本数を制限し、その分、人件費をカッ
トしていく方法です。これは「このままだと配信本数の規模を縮小せざるを得
ません」と、度々ツイッターその他で申し上げてきた通りの方法です。

 IWJしか報じていない報道、テーマもずいぶんあり、配信規模の縮小は忸怩
たる思いですが、蓄えが底を尽き、手から口という状態になった今、一刻の猶
予もありません。収支が改善されるまでは、2割~3割の配信規模の縮小はやむ
を得ないと思っています。

 ここで皆様にもう一度お願いです。

 私自身をはじめ、スタッフ一同、もう一度初心に帰り、気を引き締めて努力
し続けていきたいと思っております。

 市民に直接支えられるメディアであるIWJには、会員・サポーターの皆様の
ご支援が欠かせません。どうか、IWJへ寄付・カンパによるご支援もお願いし
ます。仮に収入が増えれば、その分は活動費・人件費に回し、配信規模の回復、
そしてさらなる拡大とコンテンツの充実に振り向けたいと思います。どうぞご
支援をよろしくお願いします。

 寄付・カンパの口座はこちらです。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

まだ会員登録がお済みでない方は、ぜひこの機会にIWJの定額会員にご登録
ください。また、一般会員の方は、サポート会員への変更をご検討いただけれ
ば幸いです。

この度、IWJでは定額会員の皆さまからの「会費(年払い・月払い)」お手
続きについて、ご要望を多くいただいている「ゆうちょ銀行 自動払込み」を
導入いたします。詳細はこちら(https://www.siwj.jp/cd/user/Login/top)
からログインしていただき、「お知らせ」を御覧ください

岩上安身 拝

___________________________
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

ーー
以上です。

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