秘密保護法案と西山事件
特定秘密保護法案が今週上程されようとしている。
この法案でとかく話題になっているのは西山事件である。
西山さんは1971年の日米沖縄密約を暴いた事で逮捕・起訴され有罪になったが2000年に米側の資料で事実である事がわかり、それで2006年に外務省アメリカ局長として署名した吉野文六さんも事実と認めざるを得なかった事件である。
事実が判明するまでに35年もかかったが今だに西山さんの名誉は毀損されたままである。最近なくなった山崎豊子さんの「運命の人」のモデルであり昨年だったかテレビの番組化でも評判を読んだ。
東京新聞「こちら特報部」10・21記事「秘密保護法案と西山事件」に西山氏へのインタビューなどが載っていた。
事件の経過は全て省いて西山氏の言葉を引用しよう。
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「民主主義の大前提は情報公開だ。秘密保護法案が成立すれば、政権にとって都合の悪い情報は永遠に隠される。国民主権の根幹が揺らぐ」
「そもそも自民党政権は沖縄密約の時から国民にウソをつき続けている。沖縄密約は、国家機密をどう考えるかという原点だ。その検証もないまま、機密に関する法案を提出する資格はない。法案の中身の前に、自民党の隠蔽体質を追求すべきだ」
「政権は安全保障の美名の下、存立基盤を脅かしたり、国民の批判を招いたりする事実を隠す傾向がある。密約問題は、それをはっきりさせた。」
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秘密保護法案の最終案は取材活動について「法令違反または著しく不当な方法によるものと認められない限りは、正当な業務による行為とする」と明記した。
これは西山事件の有罪が確定した1978年の最高裁の判断をほぼ踏襲しているという。こう規定しながら西山さんの取材活動は元毎日新聞の鳥越俊太郎氏曰く「起訴状を作った佐藤道夫元検事は自慢して「情を通じ」と入れた」為に「著しく不当」とされた。
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西山さんの話です。
「取材は公務員への教唆だ。極端に言えば、刑務所の塀の上まだ行かないと、国が隠した秘密に迫れない。」
「自民が、ウソをつき続けるからだ。このままではどんどん秘密が増やされ、秘密国家になっていく。外交の実態を正確に伝達し、国民の審判を仰ぐのが民主主義だ。政権にウソをつかれたままでいいのかが問われている」
短歌が八首出来ました。
特定秘密保全法は
秘密保全法で米軍保護法
廃案にするしか民は守れぬ
秘密とは誰がどのように決めるのか
国家にあるのか
個人の秘密以上の秘密
沖縄の密約は国家秘密なのか
単なる自民党の犯罪ならずや
許されざる西山事件の自民の犯罪
今こそ断罪せよ
その当事者能力を
隠さねばならぬならぬ秘密を示すべし
グラスノスチこそ日本に必要
懸命に国が秘密を言うほどに
国は傾くと歴史は教える
民に知らせぬ秘密を堂々と言うけれど
そんな秘密と権利があるのか
米軍に合わせる必要から弾圧します
そんな安全保障は狙い下げです
参考記事
東京新聞「こちら特報部」10・21記事「秘密保護法案と西山事件」
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