2014東京都知事選挙私的総括
都知事選挙は残念ながら宇都宮けんじさんの当選はならず舛添要一さんの当選となった。
この選挙は細川護煕元総理の出馬によって脱原発陣営が二つに割れ複雑な様相を呈した。
宇都宮候補に対しての出馬取り下げの要求が細川氏を支持する著名人から告示前にも告示後にも出された。
全く無名な私にもネット上の友人からそれに賛同するよう要請があった。
しかし選挙での統一には政策的な一致が必要であり脱原発以外の政策での一致は難しい状況であり,そもそも細川陣営には話し合いの準備はなかった。
16回の討論会も細川氏の不参加表明で流れた。
都民は政策的対立軸を知る機会も少なく、マスコミに舛添候補有利と散々聞かされて棄権か舛添氏への投票を強いられた。
舛添陣営による原発問題や舛添氏の政党助成金の不正使用問題を取り上げないようなマスコミへの工作も成された。
宇都宮けんじさんの得票は 982,594.77票 得票率は20.18%であり前回を上回った。
(前回は 968,960票15%)
特に低投票率の中での5%の得票率増は占拠中に感じた確かな手応えを裏付ける物だった。
街頭宣伝や電話かけやネット選挙を行ったが独自に行った以下の事は僅かながらの貢献になっていればいいと思います。
1.市民グループ「私が東京を変える」が2013年4月6日に行った対談「宇都宮健児・井戸川克隆 未来を語る」を電子出版し547人がダウンロードして頂けた。
2.市民グループ「私が東京を変える」男性有志で「子宮頸がんワクチンに反対する親父の会」を作り、有力4候補の事務所を回り宇都宮事務所と細川事務所から前向きの御回答を頂いた。
別途書く予定ですがこの市民選挙は歴史的な物だったと思います。
告発もされている舛添氏の辞任は早いと思います。
旋回は4対1、今回は2対1三度目は互角の戦いになるでしょう。東京が変われば日本が変わります。
この選対は解散しない事が決まりました。
選挙中三度ほど行われた拡大選対会議の4回目は、21日(金)午後6時半から連合会館201号室で行うことになりました。
今後に向けた新しい方針はその後発表される予定です。
さあ 新しい闘いに向けてスタートしよう!
ーー
以下希望のまち東京をつくる会宇都宮けんじ選挙対策事務所か昨夜出された見解です。
宇都宮けんじ都知事選挙を闘って
宇都宮けんじとともに東京から新しい歴史を拓くための闘いは、私たちの懸命
の闘いにもかかわらず、一歩当選に届かず、勝利を手にすることはでき ません
でした。ここまで支え、ご支持いただいた皆さんに心から感謝します。
12月28日の出馬表明から44日間、そして1月23日の告示から17日
間、宇都宮けんじさんと私たちは、就職に悩む若者、保育園入所に苦労し てい
るお母さんお父さん、介護に直面する高齢者と家族、原発事故で福島から避難し
ている方々、切実な課題を抱える都民の熱い期待を感じ、走り続け てきまし
た。若者や女性、お年寄りなど多くの都民が切実に望んでいる福祉・暮らしを第
一とする都政への転換を訴える政策は、大きな支持を集めるこ とができました。
今回の選挙は、原発の再稼働を止め、原発ゼロを実現できるか、安倍政権によ
る秘密保護法制定、集団的自衛権行使、憲法改正へとひた走る危険な日 本の進
路を止められるか、文字どおり日本の行き先のかかった歴史的な選挙でした。宇
都宮さんは、沖縄名護の市長選で勝利した稲嶺さん、福島原発事 故の被害や大
島の土石流災害を受けた当事者の方がたをはじめとして、多くの市民から熱烈に
支持されました。
宇都宮さんの、社会的に困難な状況にある人たちへのやさしい視線、社会を見
る時の確かな識見、改革に取り組む時に市民と共に運動を作りながら進 む民主
的な手法、そして権力と渡り合い、課題を実現させる時の粘り強さと力強さは、
確実に有権者の心を捉え、大きなうねりを作り出し、選挙演説を 聞いた人々が
投票するだけでなく、次々に運動員となってくださいました。まさに、この市民
選挙は、このような感動的な出会いと協同の機会を作りだ し、選挙そのものが
ひとつの社会運動となっていったのです。
ネット選挙が解禁されている中で、有権者が思い思いに作った「I vote UK」
「東京デモクラシー始動!」のバナーがネット中に溢れました。そこには、一人
一人の市民が宇都宮さんに託した思いが詰まっています。私たちは、誇り を
持ってこの選挙は主権者である市民が表現の自由をフルに行使して、宇都宮さん
を支持して共に全力で闘った選挙だったといえます。都民の希望の政 策をこの
選挙で表明することができ、多くの都民とその希望を共有することができたので
す。電話かけの反応も、テレビ討論のたびに、良くなってきて いました。
政策論争を深めるために不可欠な機会であったテレビ討論会のほとんどがキャ
ンセルされ、また候補間のディスカッションがほとんどできず、都民が 候補を
選択するときの材料が決定的に不足したまま、投票日に至ってしまったことは残
念です。
もし、テレビ討論の機会を作ることができていれば、今回の投票結果は異なるも
のとなったのではないかと感じています。
私たちが、ここまで追い上げることができたのは、これを支えた都民のみなさ
んの強い支えがあったからこそです。この選挙を通じて行われた広範な 都民と
の対話によって培われた絆を大切に、私たちが訴えたひとつひとつの政策の実現
のために、この選対に集った者たちが、それぞれ明日からの活動 を続けていき
たいと思います。
2014年2月9日
希望のまち東京をつくる会
宇都宮けんじ選挙対策事務所
★2月8日最終日の新宿西口、宇都宮けんじさんのあの伝説的スピーチはこちら!★
宇都宮けんじさんの最後の訴え
→ http://utsu-ken.seesaa.net/ 宇都宮けんじさんとみなさんの写真
→ http://utsukenphoto.tumblr.com/
以上です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
宇都宮健児・井戸川克隆 未来を語る
(2月22日までダウンロード無料です。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
« 感動的な宇都宮さんのラストスピーチ(全文)&DOMMUNE配信のまとめ | トップページ | おは!twitter俳句(料峭) »
「2014都知事選」カテゴリの記事
- 「微力だけれど無力ではない」(2015.02.20)
- 二人の弁護士の話(2014.03.25)
- 私たちは微力だが無力ではない(「希望のまち東京を作る会」の拡大選対会議)(2014.03.17)
- 家入・宇都宮対談のサテライト中継イベント(2014.03.08)
- 「私が東京を変える」2014東京都知事選総括(2014.03.03)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 2014東京都知事選挙私的総括:
» 東京都知事選 宇都宮けんじ さん、差を縮め、細川を上回った! [JUNSKY blog 2014]
2014年2月9日(日)
東京都知事選の結果は、下馬評通り『事実上の自公候補』の舛添氏が当選したが、
マスメディアの後押しにも拘らず、前回の猪瀬票の半減以下の得票しか出来なかった。
一方、マスメディアが泡沫候補扱いした #宇都宮けんじ さんは、これらの予...... [続きを読む]
« 感動的な宇都宮さんのラストスピーチ(全文)&DOMMUNE配信のまとめ | トップページ | おは!twitter俳句(料峭) »
アーバンさん
コメント有り難うございます。
宇都宮さんが当選できなかったのは残念ですが前回の4対1を2対1に詰めた意義は大きいと思います。今回間違って悪魔と手を組んで細川支持に回った人たちが帰ってくれば三度目の正直もあるでしょう。
何よりも有名人頼りでなく若者中心の市民選対でネット中心に他の記事に見るような所まで盛り上がった選挙に参加出来たことを誇りに思います。
三輪車の集まりが(途中からベビーカーも登場したが)重戦車連合に勝ったのは歴史に刻まれるでしょう。
日本中にこの教訓を広めたいと思います。
投稿: 大津留公彦 | 2014年2月12日 (水) 16時45分
都知事選の結果は残念。
もっと候補者同士の討論が見たかったです。
雪がかなり残って投票率が大幅に下がったのも厳しかった。
だが宇都宮さんは投票率が激減する中で得票数を伸ばした。
これは大きなこと。
未来へは繋がったと思います。
これからの活動が大事。
投稿: アーバン | 2014年2月12日 (水) 15時01分