「そのうち漢方薬のように効いてくる」
まあこんな事だろうと思った。
そのうち各電力会社のobが喋り出すのだろう。
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電気代不払いタイムス The TEPCO Unpaid Times
転送/転載/拡散歓迎
バスの中で、珍しく新聞を広げている人がいる、、、
と思って、見出しを見たら、一大スクープだった。
もちろん私も買いに走った。関電が、歴代首相7人に、年間2千万円! 献金していた。
しかも、首相たちの退任後もあげていたらしい。
もちろん、ぜんぶ、そっくり、その元手は私たちの払った電気代だ。
これが怒らずにいられる?おもしろい事にというか、その献金には何の条件もなかった。
「そのうち漢方薬のように効いてくる」と、不気味なことを言っていた。つまり、別に金もらったからといって、何もしなくていい。
でも、そんな金をもらうのが、毎年当たり前になってくると、
今度は途絶えるのが怖くて、頼みごとは断れなくなる。
今も電力会社は、政治家への水面下での献金をやめていない。
高級官僚には、天下りのポストを提供。
そして民主党には、電力総連を通じた支配。ぜんぶ、電気代から出た金。電気代が原発再稼働を支えている。
電気代払うの、バカバカしすぎ!
『関電、歴代首相7人に年2千万円献金 元副社長が証言』
(2014年7月28日 朝日新聞)関西電力で政界工作を長年担った内藤千百里(ちもり)・元副社長(91)が朝
日新聞の取材に応じ、少なくとも1972年から18年間、在任中の歴代首相7
人に「盆暮れに1千万円ずつ献金してきた」と証言した。政界全体に配った資金
は年間数億円に上ったという。原発政策の推進や電力会社の発展が目的で、「原
資はすべて電気料金だった」と語った。多額の電力マネーを政権中枢に流し込ん
できた歴史を当事者が実名で明らかにした。http://www.asahi.com/articles/DA3S11269285.html
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発行:電気代一時不払いプロジェクト
http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/20120217/
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朝日新聞デジタル
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記事
関電、歴代首相に年2000万円 計7人、72年から18年献金 内藤元副社長が証言
2014年7月28日05時00分
内藤千百里氏=竹花徹朗撮影
関西電力で政界工作を長年担った内藤千百里(ちもり)・元副社長(91)が朝日新聞の取材に応じ、少なくとも1972年から18年間、在任中の歴代首相7人に「盆暮れに1千万円ずつ献金してきた」と証言した。政界全体に配った資金は年間数億円に上ったという。原発政策の推進や電力会社の発展が目的で、「原資はすべて電気料金だった」と語った。多額の電力マネーを政権中枢に流し込んできた歴史を当事者が実名で明らかにした。▼2面=連載「関電の裏面史」独白
内藤氏が献金したと証言した7人は、田中角栄、三木武夫、福田赳夫、大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘、竹下登の各元首相(中曽根氏以外は故人)。
内藤氏は47年に京大経済学部を卒業し、関電前身の関西配電に入社。62年に芦原(あしはら)義重社長(故人)の秘書になり、政財界とのパイプ役を約30年務めた。関電の原発依存度は震災前は5割を超え業界でも高く、原発導入を円滑に進めるには政界工作が重要だったという。
内藤氏は2013年12月から今年7月にかけて69時間取材に応じ、11年3月の東京電力福島第一原発の事故について「政府の対応はけしからん」「長年築いてきた政・官・電力の関係に問題があった」と指摘した上、多額の政治献金を電気料金で賄ってきた関電の歴史を詳細に語った。
さらに「関電には芦原さんが直接、総理大臣や党の実力者に配る資金があった。トップシークレットだった」と証言。首相や自民党有力者らに毎年2回、盆暮れのあいさつと称して各200万~1千万円の現金を運ぶ慣行があったと明かし、授受の様子や政治家の反応を細かく語った。
当時は政治家個人への企業献金は法律で禁止されていないが、電力各社は74年、「政治献金分まで電気料金を支払いたくない」という世論を受けて企業献金の廃止を宣言。内藤氏は当時の業界は「そんなことを出来るわけがない。政治家を敵に回したら何も動かない」という雰囲気だったとし、その後も政治献金を水面下で続けたと証言した。
献金の理由は「一に電力の安泰。二に国家の繁栄」とし、「天下国家のために渡すカネで、具体的な目的があったわけではない。許認可権を握られている電力会社にとって権力に対する一つの立ち居振る舞いだった。漢方薬のように時間をかけて効果が出ることを期待していた」と強調した。
関電広報室は「承知していない」と取材に答えた。(藤森かもめ、村山治)
■元首相側は否定
内藤氏が献金したと証言した7人の元首相側は取材に対し、「そのような事実はないと思う」「わからない」などと答えた。
政治資金規正法は金権スキャンダルのたびに改正を重ねた。ロッキード事件後の1980年に政治家個人が受けた献金の収支報告が義務化され、リクルート事件や東京佐川急便事件を受けて99年に政治家個人への企業・団体献金が禁止された。99年までは政治資金収支報告書に記載していれば問題ないが、記載の有無は取材で確認できなかった。
■痛烈な自己批判だ
歴史の関係者から話を聞き取る「オーラルヒストリー」第一人者の御厨貴東大客員教授の話 電力を独占供給する巨大公益企業の政界工作を中枢の元役員が明かした衝撃の告白だ。これほど痛烈な自己批判は過去にない。歴史をこの国に記録として残そうとする勇気ある行為だ。
関電は電気料金を使って政治家を値踏みし、政界のタニマチ的存在になっていた。巨額献金が独占支配を強め、自由化を嫌がる自己改革のできない組織にさせたに違いない。内藤氏は電力業界に誤りはないと信じてきたが、原発事故で過信だったと気づいた。関電にとって目指すべきモデルで超えるべき対象だった東電の事故は、裏方仕事が国家のために役立つと信じてきた彼の価値観を画期的に変えたのだろう。
電力を各地域の独占企業が担い続けていいのか。この告白は業界への戒めであり、世論への問いかけだ。
以上です。
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アーバンさん
書き込み有難うございました。「スーツデモクールビズ」暑かったでしょうね。
参加しようとして一度も参加した事はありませんがクールビズですからネクタイはしないんでしょうね。
投稿: 大津留公彦 | 2014年7月31日 (木) 09時16分
今日はいちサラリーマンとしてスーツデモクールビズに参加しました。
200人参加したようです。
勤め人が声を上げる。素晴らしい取り組みでした。
インパクトあります。また開催するようです。
吉良よし子さんも参加していました。
投稿: アーバン | 2014年7月31日 (木) 01時13分
アーバンさん
この証言をした人のように個人としてはまともな認識を持っている人も電力にはいます。その方々が声を上げるようにすることが大事です。
私も働きかけをしています。
投稿: 大津留公彦 | 2014年7月29日 (火) 07時06分
電力ビジネスの政治への食い込み方は凄まじいものがありますね。潤沢な資金力を背景に政界やマスメディアにお金をバラまきまくっている。
電気料金が何に使われているかを利用者がもっと関心を持っていかなければなりませんね。ムダなことにも使われているわけです。
最近は有権者も声を出すようになってきました。
スーツデモクールビズとかブルドーザーデモとかデモも頻繁に行われるようです。
投稿: アーバン | 2014年7月29日 (火) 00時32分