阪神・淡路大震災から20年(過去記事と関連番組紹介)
今日1月17日は阪神・淡路大震災から20年となる。
借り上げ住宅制度ができたのは1996年、阪神・淡路大震災の被災者が入居したのが最初で、20年の「借り上げ期間」が来るそうです。
返済困難な人は免除すべきです。
政治の果たすべき役割はここにあると思います。
被災者の厳しい現実に国連は2002年に被災高齢者のケアや住宅ローンの返済の援助などを日本政府に勧告しています。
「住専」処理には税金を投入しながら個人補償を「資本主義国だから」と自社さ政権が拒否したことが問題の原因です。
それでも小田実や共産党の奮闘で「被災者再建支援法」が出来、住宅再建に最高300万円が支給されるようにはなっています。
また復興公営住宅の戸数増や家賃低減などの多くの要求も国民の運動で実現して来ました。
支援法の更なる拡大や借り上げ住宅や災害援護資金問題が求められています。
阪神・淡路大震災については今までも多くの記事を書いてきた。
さわりだけ紹介しあmす。
今の「派遣切り」をはじめとした「労働災害」は派遣法改悪により起きた政治災害だが、阪神淡路大震災の被災者の被害者への直接救済がない事は故小田実が言っていたように人災です。
今の若者の中には日本がアメリカと戦争をしたことを知らない人がいるそうですからいずれ阪神淡路大震災の事を知らない人も出て来るのかも知れない。
しかし過去を正確に記憶し記録しないと未来に対して盲目となる。未来の為に戦争と同じく震災も正確に記憶したい。
2010年1月18日 (月)
大震災15周年特集ドラマ「その街のこども」を観た
不思議なドラマだった。
どこまでが震災当時10歳で地震を経験した森山未來と13歳だった佐藤江梨子の実話かわからない。
会話などはおそらく事実なのだとおもった。
それくらいリアリティがあった。震災の経験者である二人にしかできないドラマだったのだろう。
佐藤江梨子は最近、ナチス強制収容所での体験を綴った「夜と霧」を読みなし、「いい人が先に死んでしまった」という言葉にいろいろ思い出したという。
震災で亡くなった友達の「ぼろぼろになったおっちゃん」と合いベランダのおっちゃんと手を降り合うシーンでは涙が出た。
15年前我が家は大阪で地震を経験した。
3人の死者が身の回りに出た。
阪神/淡路大地震全体では6434人の死者が出た。ハイチの地震では死者が20万人を越えるかもしれないという。
戦争のためではなく地震のために人間は備えなければならない。
今朝起きて@twryossyさんの季語を見て今日は17回目の震災記念日だとわかる。
5時半に起きてテレビを付けパジャマのままテレビに向って5時46分に一人で黙祷した。
妻や娘は忙しく身繕いをしていた。
黙祷の後テレビは神戸の「ふるさと」の合唱の模様を映していた。思い起こせば家族4人高槻で地震に遭った。
幸い私たちは大きな被害に遭わなかったが、私の回りで震災被害者の数に入らない間接被害者3人が亡くなった。
万感の思いのある今日01月17日である。
当時私たち家族は大阪・高槻市に住んでいました。
朝突然の揺れに目覚め、ガスの元栓を閉め一箇所の布団の中に居ました。
その後ジェットコースターのように上下左右に揺られました。
それだけで気分が悪くなる位の揺れでした。
今後の関連テレビ番組です。
阪神・淡路大震災から20年。
大都市の復興を支えたのは、専門家から若者まで多くの人々のたゆまぬ努力の積み重ねだった。その軌跡を追ったドキュメンタリーの数々を紹介する。
◆NHKスペシャル「シリーズ阪神・淡路大震災20年」(NHK=17、18日後9・00)
17日は震災後、計画通りに復興が進まず空き地のままの場所も残る現状をルポ。高齢者の孤独死が相次ぐ復興住宅など大都市再生の課題を、復興政策の先頭に立った行政担当者の苦悩も織り交ぜながら検証する。
18日は、直下型地震を引き起こすと考えられる活断層が全国規模で特定されながら、昨今の直下型地震のほとんどがそれら活断層以外で発生している事実など、予知の難しさに迫る。さらに、急増する超高層ビルの弱点にもメスを入れていく。
◆「『満月の夕』~震災から生まれた歌の20年」(NHK=17日後11・15)
被災地の人々の心情や未来への希望を込めて二つのロックバンドのメンバーが共作した歌「満月の夕」は、阪神・淡路大震災の被災地だけでなく、東日本大震災の被災地でも歌われた。神戸、女川、相馬などこの歌が歌われてきた地に暮らす人々を取材し、歌に込められた様々な思いを尋ねる。
◆「あの日の記憶をつなぐ~舞子高校 環境防災科」(BS1=18日後11・00)
7歳で震災を経験し、兵庫県立舞子高校環境防災科に入学、現在は防災教育に携わる女性をはじめ、同科を卒業した若者たちが、震災を知らない世代の増加の前で試行錯誤を続ける姿を追う。
◆「ガレキの街の明暗 誰のための復興か」(日本テレビ=18日深夜0・50)
震災後、高層ビル化を図ったことで、昔ながらの商店経営が圧迫されるようになったなど、行政主導の都市計画がかえって街の復興を妨げる、いわゆる“復興災害”の実情を報告。行政による区画整理案にNOを突きつけ、12年の歳月をかけて自分たちの街を再興したケースも紹介する。
TBSで放送されるドキュメンタリーでは、震災時にNHK記者として現場取材にあたった池上彰(左)が再び現地を歩く
◆「阪神淡路大震災20年 生死を分けたドキュメントが語る! 池上彰の生きるための選択」(TBS=14日後7・56)
NHK記者として震災取材を経験したジャーナリストの池上彰が、再び現地を訪問。膨大な公文書や避難所の記録に目を通しながら当時を振り返る。また、大地震が起きた時にどんな選択をすれば命を守れるか、がれきに埋もれた状況をスタジオで再現するなど、様々な手法を駆使して池上流に分かりやすく解説する。
小学校の学級通信を記した子どもたちのその後を追うテレビ朝日「父となり、母となり」
◆「父となり、母となり~阪神大震災から20年」(仮)(テレビ朝日=2月2日深夜2・21予定)
震災で級友を亡くした兵庫県西宮市立樋ノ口小学校で学級通信に悲しみをつづった6年生の児童たちをクローズアップ。彼らがその後どんな人生を送り、震災がどんな影を落としていたかをルポ。今では子を持つ世代となった彼らの心境を伝える。
以上です。
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2015年度「啄木コンクール」作品募集!
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