「微力だけれど無力ではない」
「微力だけれど無力ではない」
2010年の展示会のカタログに後藤健二さんがこの言葉を書き残していた。
同じけんじの宇都宮健児さんは昨年の都知事選挙の最終日2月8日の新宿での最終演説ででこの言葉を言った。
私たちひとりひとりは微力であっても、決して無力ではない。そのことを学んでいるんです。ひとりひとりがつながれば、微力であっても、少しづつ大きな力になります。微力が集まって、大きな力になれば、社会が変えることができる、ひとりひとりのちからで社会を変えることができる
社会を変える個人の力を信じられる人間こそが社会を変えられる。
このふたりのけんじさんに共通のものを感じたので記事にした次第です。
いのちの花展の事は既に書きました。
2015年2月17日 (火)「いのちの花展」を見てきました
触発されて短歌を作りましたので紹介します。。
「いのちの花展」の後藤健二さんのコラージュ 大津留公彦
埋められ行く
少女の顔に砂かかり
宇宙の様と見えるコラージュ
色鉛筆が
額との間に詰められて
後藤健二さん何を残すや
親と子が
これは何かと話すように
コラージュ残し後藤さん逝く
立ち寄りし「いのちの花展」
後藤さんの撮りし写真の
瞼に焼きつく
「イラクから日本のおともだちへ」
佐藤真紀さんの
絵本を孫へ
戦争ある イラクを想う
「イブラヒムの物語」
戦争ない国日本に暮らし
子ども達は
父や母になっただろうか
イラクに我が子と遊びし子たちは
キルクック、モスル、エルビル
聞き慣れしイラクの地名
今は悲しく
以下朝日新聞の高橋友佳理さんの2015年2月14日の記事です。
「微力だけれど無力ではない」 後藤健二さんの作品展示
過激派組織「イスラム国」
西アフリカ
題名は「broken boy」。後藤さんが2010年、グラフィックデザイナーの高津央さんと共同で作り、発表した作品の一つだ。主催のNPO法人ジムネット(日本イラク医療支援ネットワーク)が、高津さんから借りた。
ジムネットの佐藤真
ジムネットが毎年2月頃にギャラリー日比谷
後藤さんが伝えようとしていたことを探すうち、高津さんとの作品展に行き着いた。一目でこの作品を選んだ。
その下に置いたのは、イラクの少女(12)が03年に白血病
後藤さんは、「broken boy」を発表した10年の展示会のカタログに言葉を書き残していた。
「無念」と「孤独」に覆い尽くされたジャーナリストが見つめた現実の絵巻物
暗闇の中の消え入りそうな
しかし、鮮やかな希望
この絵巻物
そしてあなた自身の物語にこれらの出来事を少し、描き足して欲しい
僕達は微力だけれども無力ではないと信じて
以下記事
以上です。
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宇都宮健児・井戸川克隆 未来を語る
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