おは!twitter俳句(爽気)とし新日本歌人創立70周年大会
昨日今日と新日本歌人創立70周年の第52回大会が東京御茶ノ水のホテルジュラクで行われた。
私は大会の議長を勤めさせて頂いた。また常任幹事として再選された。
全国の支部から70人が参加し作品創造や組織問題などなかなか実りある議論が活発に行われた。
他の団体のことは分からないが千名の台を維持する新日本歌人の活力の源泉はこの自由闊達な議論にあると思った。
夕べは歌壇や文学団体の代表などをお迎えして盛大にレセプションも行われた。
多くの方が70年の歴史があることが素晴らしいと語って頂いた。
新日本歌人は1946年2月2日に渡辺順三などによって創立された。
その後の歴史は紆余曲折があるが今が最も人数的には多い時であるが歌壇や社会への影響力はまだまだである。
次なる70周年に向けて更なる歩みを続けて行きたい。
本日受賞式があり
各賞は以下に授与されました。
新日本歌人協会賞受賞の田賀おとめさん
新人賞の加藤文裕さんと小林加津美さんです。
順三賞は該当者無しでした。
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この一週間の俳句です。
私の俳句: @twryossy
私のコメント: ★
2016年08月29日(月)
@twryossy 雨の間に僅かばかりの爽気あり 公彦
★西日本は晴れのようだが東日本は雨模様が多い。台風10号は長い間迷走しているようです。
おは!@twryossy: 【今日の季語2436】爽気(そうき):三秋の時候季語「爽やか」の漢語傍題の一つ。秋の大気の爽快さをいう。精神的な事柄について用いることもあるが「爽」字を含む季語はすべて秋に限られる。◆百本の筆の穂ならぶ爽気かな(能村研三)
2016年08月28日(日)
@twryossy 盗人萩見て居りし猫今は無し 公彦
★今年二十年位一緒に暮らした愛猫が亡くなった。水仙の咲く頃庭に埋葬し水仙を植えた。来年も水仙の花が綺麗に咲くだろう。
おは!@twryossy: 【今日の季語2435】萩の花(はぎのはな):初秋の季語「萩」の数多い傍題の一つ。ハギは夏から初秋にかけて小さな薄紅色の花を開き、秋半ばに散りこぼれる。万葉集にもっとも多く詠まれた花。◆雨滴れの下やたゝけし萩の花(寺田寅彦)
おは!@twryossy: 【今日の季語2435:別記】例句の「たゝけ」は見馴れない詞だが「叩く」の自動詞で《雨風の当たるままになる》意を表す下一段動詞「叩ける」の連用形と見られる。同じ作者の『写生紀行』(1922)にも「(包み紙が)雨にたたけてくっついて居る」の使用例がある。
2016年08月27日(土)
@twryossy 扇置く我は何者にも非ず 公彦
★季語が動きますが最近の感慨です。
おは! @twryossy: 【今日の季語2434】捨て扇(すておうぎ):「扇捨つ」「扇置く」などの形でも。残暑の頃までは使われた扇も次第に出番が少なくなり、古くなったものは捨てられることも。仄かな哀感が漂う。◆狩衣の袖より捨つる扇かな(蕪村)
2016年08月26日(金)
@twryossy 子を泣かす仙石原の尾花かな 公彦
★箱根の仙石原に小さかった子ども二人を連れて行き隠れんぼをしていたのか逸れてしまった事がある。子ども達の間では恐怖の体験として残っているようである。
四半世紀も前の事である。
おは! @twryossy: 【今日の季語2433】尾花(おばな):「花薄(はなすすき)」の傍題も。「薄」の花穂(かすい)が獣の尾に似ているところからこの名で呼ばれるが、薄そのものを指すこともある。◆落日を慕ふは尾花のみならず(橋 閒石)
おは!@twryossy: 【今日の季語2433:別記】ススキを指す中国本来の漢字は「芒」。「薄」はアシやオギなどを含めた《荒れ草》の汎称であったのを、日本では後世これをススキに特定して用いるようになった。
2016年08月25日(木)
@twryossy きちきちと雄のみ言われ飛蝗飛ぶ 公彦
★ きちきちばったとは雄しか言わないと聞いて妙に納得した。
おは! @twryossy: 【今日の季語2432】きちきち:初秋の虫類季語「はたはた(蟿螽)」の傍題。ともにバッタを指す俗称にあたり、この虫が跳ぶ時に立てる翅の音を模した擬音語に基づく虫名。◆きちきちといはねばとべぬあはれなり(富安風生)
2016年08月24日(水)
@twryossy 鹿垣(ししがき)に鹿寄りて鳴く由布の村 公彦
★イメージしたのは由布の山の中のグループホームで飼われている鹿である。
おは! @twryossy: 【今日の季語2431】鹿垣・猪垣(ししがき):三秋の生活季語。秋の収穫期に作物を荒らしに来る鹿や猪の侵入を防ぐために、網を張ったり土塁を築いたりしたものをこう呼ぶ。◆猪垣の守る畑のせまきこと(澁谷 道)
おは!@twryossy: 【今日の季語2431:別記】シシとは本来食用となる獣肉を指し、転じて肉を取る鹿や猪そのものを指す汎称となった。両者を区別する場合にはカ(鹿)ノシシ(獣)・ヰ(猪)ノシシ(獣)と呼び、後者は後にこれが通称に。
2016年08月23日(火)
@twryossy 嵐過ぎあるかなきかの処暑の風 公彦
★処暑は「《暑さが止む》の意を表す節気名」だそうだが季節感は違う。今夏真っ盛りである。
おは!@twryossy: 【今日の季語2430】処暑(しょしょ):二十四節気の一つ。中国の古字書『説文』に「処ハ止(とど)マル也」とあり《暑さが止む》の意を表す節気名にあたる。今日から初秋は後半に入る。◆石臼の今は踏み石処暑の風(斉藤和子)
以上です。
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俳句は新俳句人連盟
短歌は新日本歌人
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