「ジャンナ」を観た
創造集団池小も芝居「ジャンナ」今夜中板橋新生館スタジオで観た。
主演の渡辺美英子さんは文団連の幹事仲間なので観に行った。
芝居を観た事そのものが大変久しぶりだった。
ゴルバチョフのソ連時代のお話が原作で時代設定も登場人物もその当時のままだった。
私立病院は無く医者は貧しかったソ連時代の時代背景の理解が必要と訳者がパンフレットに書いていたが
未亡人や最寄りのない男性の面倒ばかりを医者の妻の紹介でするという若い男が登場する物語だ。
今の日本に置き換えてもいいような物語だった。
ただ、私は寝ないで縁者から2m位の所の最前列で観ていたのだが勿論、原作を読んでないので、この若者が善人なのか悪人なのか最後まで分からなかった。
或いは文学的深みのある両方なのかも知れないと思った。
一緒に見ていた洋画ばかり見るという日本映画の監督である桂さん(最近校庭に東風吹いてを作られた)はテネシー・ウィリアムズによる戯曲『やけたトタン屋根の上の猫』に似ていると言っていた。
会話で成り立たせるという意味ではストーリーは違うが「欲望という名の電車」や「あるセールスマンの死」のような感じだった。
桂さんと注文もつけながら一緒に朝霞台まで帰ったのだがその内容は渡辺さんに直接伝えよう。
作 アレクサンドル・ガーリン
訳 堀江新二
演出 鈴木龍男
出演 渡辺美英子、 前原礼子 西村敏彦 山田タケシ
芝居は4日日曜日までやっています。
内容(「BOOK」データベースより)
学者の未亡人ジャンナの身のまわりの世話をする若者。だが、その若者は別の老人たちのもとにも足しげく通っていた。目的は遺産?それとも愛情?若者を実の子以上にかわいがる老人たちはそれぞれに遺産をすべてゆずろうと遺書をしたためたが…高齢化社会に生きる孤独な人びとを描いたロシア現代作家の2幕劇。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ガーリン,アレクサンドル
1947年、クールスク市生まれ。文化大学演出学科を卒業、当時のソ連でタブー視されていた社会問題や個人としての人間を描く、いわゆる「ソ連ニューウェーブ」と呼ばれる作家のひとりとして1970年代から作品を書いていたが、作品が公表される機会はほとんどなかった。1987年にレニングラード・マールイ・ドラマ劇場が公演しはじめた『夜明けの星たち』(邦訳『夜明けの星たち・ベンチ』所収、岩波書店)はペレストロイカを先取りする舞台として世界に衝撃を与え、1989年には日本でも上演された
堀江/新二
専門はロシア演劇。早稲田大学ロシア文学科大学院を修了後、ロシアの出版社勤務などを経て、大阪外国語大学外国語学部教授。2001年には第9回湯浅芳子賞(翻訳脚色部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Amazonの説明より
加藤章さん自分史
9月25日の北海道新聞に掲載されました。三次募集の選をしました
9月13日の東京新聞
http://www.asahi.com/articles/ASH9H5WG2H9HUTIL04Y.html">9月17日の朝日新聞 に掲載されました。
三次募集電子出版:戦争にNOの声あげデモにいく 19の吾娘は立派に育つ
二次募集電子出版:血に染めし父の記憶や晩夏光
一次募集電子出版:軍服を着せる為なら子は産まぬ
(戦争法案に反対!575&57577)
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宇都宮健児・井戸川克隆 未来を語る
俳句は新俳句人連盟
短歌は新日本歌人
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