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2017年3月20日 (月)

おは!twitter俳句(彼岸桜)と訃報

新日本歌人の常任幹事の同僚の神奈川の河村澄子さんが亡くなったと今日連絡があった。

入院されていたが退院されて快方に向かっていると思っていたのに突然の訃報でした。

22日の通夜か23日の告別式に参列すること考えています。


昨年発行された平和万葉集巻四には河村澄子さんはこういう歌を寄せていました。

 

今夜また振る幾万のペンライトうねりとなりて政府を糺す

 

沿道の花屋も笑みて両手ふる戦争法ノーのデモのわれらに

まさに闘いの中でなくなった人生である。

河村澄子さんのご冥福をお祈りします。

合掌!


ーー
この一週間の俳句です。
私の俳句:   @twryossy
私のコメント: ★

★2017年03月20日(月)

@twryossy 桜咲け河津・彼岸に吉野・八重 公彦

★今度の4月9日の花見は吉野か八重か?

【今日の季語2639】彼岸桜(ひがんざくら):仲春の植物季語。品種名にあたる「江戸彼岸」「枝垂彼岸」などの傍題も。サクラの野生種の一つで春彼岸の頃に他の桜に魁(さきが)けて開花するところからこの名がある。◆尼寺や彼岸桜は散りやすき(夏目漱石)

2017年03月19日(日)

@twryossy 行けざりし子持鯊釣り今更に 公彦

★新入社員の頃会社の同僚達と三浦半島に鯊釣りに行く筈で家を出たが行き会わず携帯もない時代で断念した苦い思い出が今更思い出される。

【今日の季語2638】子持鯊(こもちはぜ):仲春の生類季語で「春の鯊」とも。単独の「鯊」は三秋の季語であるが、この時季に産卵のため河口に遡上する。卵を持つ魚体は腹が張って薄橙色に染まり食通に珍重される。◆子持鯊まなこ開いて釣られけり(高原一馬)

2017年03月18日(土)

@twryossy 赤椿蕾も何も赤きかな 公彦
★我が家の椿はまだ蕾です。


【今日の季語2637】赤椿(あかつばき):三春の植物季語「椿」の数多い傍題の一つ。「紅椿」「白椿」などと童謡に花の色を冠した呼称で、この名を持つ品種があるわけではない。◆百咲いて百のときめき赤椿(福神規子)

【今日の季語2637:別記①】「椿」は本来、夏に白い小花を咲かせるセンダン科の高木を指す漢字。「春」は字音を表す「声符」であって《春》の字義を表すものではない。日本ではこれを(木+春)の会意文字と見なして、ツバキを指す漢字に和様化した。

【今日の季語2637:別記②】ツバキの熟字表記には漢名「海石榴」「山茶」を用いることもあった。後者はツバキの植物学上の分類がかつてはチャ(茶)属であったことに合致する。日本ではその「山茶」に「花」字を添えてツバキと同属のサザンカの呼称に転用した。

2017年03月17日(金)

@twryossy 荒東風や隣の少年青年に 公彦

★隣に遊びに来るお孫さんは我が家の庭の境に置いてあった鳥の陶器で遊ぶ少年だったが今や少年とは言えなくなった。

【今日の季語2636】荒東風(あらごち):三春の天文季語「東風(こち)」の傍題の一つで「強東風」とも。単独では柔らかい風を意味する本題に逆対する語を冠して、春の天気が時に荒れ模様となることを表す季語。◆荒東風を頭押しに島の耕牛は(橋本榮治)

【今日の季語2636:別記】例句の「頭押し」は他に類を見ない用語であるが、頭を低くした闘牛が「頭突き」の形で相手に立ち向かう姿を彷彿とさせる。その力比べの相手が「荒東風」であるところに一抹の俳味が漂う。

2017年03月16日(木)

@twryossy 桑の芽の柔らかきもの固きもの 公彦

★我が家の庭の桑の芽も膨らんでいます。触って見たらいろんな固さがありました。


【今日の季語2635】桑の芽(くわのめ):仲春の植物季語「桑」の傍題の一つで「桑芽吹く」「桑芽ぐむ」などの動詞形でも。晩春に及べば葉を蚕の飼料とする「桑摘み」が始まり、往時は「桑摘み女」の「桑摘み唄」も聞かれた。◆枝川も激つ天竜桑芽吹く(皆吉爽雨)

【今日の季語2635:別記①】例句に出るタギツ(激)は《水が激しくほとばしり流れる》意を表す四段活用の古語動詞で本例はその連体形にあたる。なお本語と根を同じくする、タギル(滾)の形で用いられる類義動詞も一方に存在する。

【今日の季語2635:別記②】万葉集には、本語に「多企都(たきつ)」の万葉仮名表記を用いた例があり、第二拍に清音仮名「企」を当てているところから、本語には一方にタキツの形もあり、名詞のタキ(滝)と根を同じくする語でもあることを示している。

2017年03月15日(水)

@twryossy 遍路笠同行二人濡れいるか 公彦

★雨に打たれて遍路巡りをしてみたい。


【今日の季語2634】遍路笠(へんろがさ):三春の釈教季語「遍路」の傍題の一つで「遍路杖」「遍路鈴」などと並ぶ。道すがら弘法大師の守りを受けていることを表す「同行二人」の文字が見える。◆遍路笠めをとのものは重ね置く(能村登四郎)


2017年03月14日(火)

@twryossy 幣辛夷共感型の批評たれ 公彦

★ちょっと無理筋かもしれないが、ちょっと今思っている事です。

【今日の季語2633】幣辛夷・四手辛夷(しでこぶし):仲春の植物季語「辛夷」の傍題で「姫辛夷」の別名も。自生種は本州中部に群生するが準絶滅危惧種に指定されている。同属のコブシなどとの交雑種が園芸用に市販されている。◆僧正は叱り好きにやしでこぶし(麦水)


【今日の季語2633:別記①】花名に用いられたシデとは、神に捧げる幣(ぬさ)の一種で、紙を一定の形に切って玉串や注連(しめ)の先に垂らしたものの呼称。この花の形がそれに似ているところからコブシにこの名を冠した。「四手」は宛字表記。

【今日の季語2633:別記②】シデは《垂らす》意を表す古語動詞シヅの名詞形。この動詞が下二段活用の他動詞であるのに対して、《垂れる》意を表す四段活用自動詞シダルがある。その名詞形シダリは「山鳥の尾のしだり尾」などと用いられたのが後にシダレに変化した。


【今日の季語2633:別記③】この変化は、本源の動詞が、シダリ・シダル型の四段活用からシダレ・シダルル型の下二段活用に転じたことに原因がある。後世シダレに「枝垂」の宛字を用いるようになったのはこの語が細枝に咲く花を言うのに多く用いられたことに因る。


【今日の季語2633:別記④】この季題を用いた例句は本題「辛夷」が圧倒的多数を占め、稀に「姫辛夷」の例を見かける程度で本季語の例句は皆無に近く、辛うじて近世の作に例句を得た。絶滅の危惧される自生種の置かれた状況を暗示するような有り様を呈している。

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