映画「スノーデン」を観た
一ヶ月くらい前に映画「スンーデン」を観た。
この映画を観て以来私は未使用時はノートパソコンを閉じるようにしている。
映画を観た人はその理由がお分かりだと思います。
携帯は電子レンジの中には入れてませんが、、
これも観た人には分かりますね。
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この映画でもっともショックだったのはスノーデンの日本滞在時のこの仕事の部分だ。
――スノーデンはNSA在職中の2009年、在日米軍の横田基地で勤務していた。映画では、日本の通信網を支配し、送電網やダム、交通機関などインフラ施設をコントロールする『スリーパー・プログラム』を仕掛けていたという本人の告白場面がある。日本列島の南から順に街全体の灯が消えていき、すべて真っ暗になる映像に、『日本が同盟国でなくなる日が来たら、"消灯"』というスノーデンの台詞......。これはどこまで真実なのか。
野党共闘に基づく自公に代わる政権が出来た場合にこれを使って来ないだろうか?
日本が安保10条により安保条約の廃棄をアメリカに通告した場合には間違いなくこれを脅しに政権を揺さぶるのではないだろうか?
日本はアメリカの同盟国ではなくオリバー・ストーン監督の言うようにアメリカに「人質を取られた国」なのだろう。
日本は「同盟国」ではなく「人質を取られた国」:映画『スノーデン』オリバー・ストーン監督インタビュー より
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オリバー・ストーン監督はこう語っている。
NSAについては
「NSAは大手IT企業のサーバーに直接アクセスできるので、ネットで誰が何を検索したか、携帯で誰と話し、どこへ移動したか、すべてのデータが蓄積され、無差別の監視が可能です」
→メール・SNS全てアクセスされています。
日本のテレビについては
「特定秘密保護法以降、安倍政権の静かな圧力、インセンティブ(見返り)を伴う圧力がメディアにかかり、危機的な状態では? 視聴率のいいニュース番組のアンカーマンが降板させられている」
→安倍首相の意向をNHKはじめマスメディアは「忖度」しています。(今年の流行語大賞は「忖度」か)
ジャーナリズムの役割は
「ジャーナリズムの役割は政府のいい点、悪い点を評価し、いつ権力の逸脱や乱用があったか、国民に知らせることにあって、それがなければ民主主義の議論は成熟しない」
→東京新聞と赤旗と市民メディア以外の記者はもっと頑張って欲しい。
プライバシーとは
「結局、プライバシーとは、あなたが公開したくないことは公開しなくていい権利、あなた自身である権利だと思う」
「無制限の監視ではプライバシーは社会のものになり、人権侵害の問題に行き着く。政府の方針に任せるのでなく、市民が社会の主役となり、監視のリスクを議論すべきです」
最近の最高裁での車への機器取り付けへの違憲判決を思い起こさせます。
秘密保護法は既に私たちの周りで機能しているかもしれません。
明日閣議決定するという「テロ等処罰法」=「共謀罪」も断固やめさせなければなりません。
オリバー・ストーン監督の発言は亡命中エドワード・スノーデン氏、日本の危機を生中継で指摘
シネマツデイ 映画『シチズンフォー スノーデンの暴露』関連記事 より
映画の感想文ではなくアジテーション風になりました。
しかしこの映画は危機を訴えるアジテーションの映画です。
特に日本人にとって、、、、
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たったひとりの若者が世界中を震撼させた!史上最大の内部告発“スノーデン事件”の衝撃的な真実
それは、まさしく世界中に激震が走った瞬間だった。2013年6月、イギリスのガーディアン紙が報じたスクープで、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的な監視プログラムの存在が暴露されたのだ。さらに驚くべきは、ガーディアン紙に大量の最高機密情報を提供したのがたったひとりのNSA(米国国家安全保障局)職員であり、よくスパイ映画に登場するような厳めしく年老いた人物ではなく、ごく普通の外見をした当時29歳の若者だったことだ。
匿名ではなく自らカメラの前に立ち、エドワード・スノーデンと名乗って素性を明かしたその青年は、なぜNSAやCIAから得られる多額の報酬と輝かしいキャリア、恋人と築き上げた幸せな人生のすべてを捨ててまで重大な告発を決意したのか。はたして彼は英雄なのか、国家の裏切り者なのか。ハリウッドきっての社会派の巨匠オリバー・ストーンが史上最大の内部告発“スノーデン事件”の全貌に迫った問題作、それが『スノーデン』である。
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