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2017年6月19日 (月)

おは!Twitter俳句(実梅)

このところ毎朝愛犬の散歩に付き合っている。
ほぼ行くところは決まっているがその日の気分で多少変わる。
でも車の周りを一回りするのはかならず入っている。
車で出かけた楽しい思い出があるのか車で出かけたいのだろう。
次の休みに願いを叶えるかな。
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この二週間の俳句です
私の俳句:  @twryossy
私のコメント: ★

大津留公彦の2016年の句集「蘖」(ひこばい)が完成しました。
#puboo http://p.booklog.jp/book/106918句集『蘖』(hikobae) #puboo http://p.booklog.jp/book/114805
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2017年06月19日(月)

@twryossy 実梅生りわれ育みし家は無し 公彦

★実家の家は父母がグループホームに移り人手に渡り、壊された。その父母も今はこの世にいない。

【今日の季語2730】実梅(みうめ):仲夏の植物季語「青梅」の傍題の一つ。梅は梅雨の時季に実を太らせる。梅干しにする「青梅」は青い中に採取し、梅酒などには黄熟したものを用いる。◆弾みつゝ夜の深さへ実梅落つ(馬場移公子)

【今日の季語2730:訂正】初稿に「梅酒などには黄熟したものを用いる」とした「黄熟」を「完熟」と改めます。梅の実が黄色になるのは「追熟」と呼ばれ、熟成の度合の過ぎた状態にあたるいうことです。

2017年06月18日(日)

@twryossy 小烏を守る執念我襲う 公彦

★親烏は小烏を守る為に巣を落とそうとする私を襲った。


【今日の季語2729】子烏(こがらす):三夏の鳥類季語「烏(鴉)の子」の傍題でこれと並ぶ「親烏」も。三~五個の卵が孵化するまで約三週間、巣立ちまではほぼ一月かかる。親は憎まれがちだが幼鳥はどの鳥も愛らしい。◆子鴉の頸毛吹かれて海を見る(長谷川かな女)

【今日の季語2729:別記①】カラスは羽が黒くて目の見分けがつかないところから、象形文字「鳥」の目を象る一点を取り除いて「烏」字が作られ、字音のオ・ウはその鳴き声を表す擬音語から出たという。

【今日の季語2729:別記②】万葉集に、カラスの鳴き声を「ころく」と聞きなしてこれに「子ろ来(く)」の意を掛けた例があるところから、カラスのカラは鳴き声を表す擬音語コロの母音交替形で、これに接尾辞スが付いたものと解される。

【今日の季語2729:別記③】カラスの鳴き声は、後に「かか」(枕草子)、「こかこか」(虎明本狂言)などと推移した後、江戸中期頃から現在の通用形「かあかあ」の形に定まった。

2017年06月17日(土)

@twryossy 夏風邪の娘の咳は玄関へ 公彦

★娘は今風邪をひいている。朝早く仕事に行くので部屋から玄関に咳が移動して行くのが分かる。

【今日の季語2728】夏風邪(なつかぜ):三夏の病態季語。単独では三冬の季語となる「風邪」に「夏」を冠して当季に転用した。就眠時の温度や湿度の低下が夏の風邪を招く原因になりやすいので注意したい。◆夏風邪の寝嵩細りし思ひかな(河野南畦)

【今日の季語2728:別記】例句の「寝嵩(ねがさ)」は他に例を見ないが、《ものの容積・分量》を表す「嵩」に「寝」を冠した作者の造語と思われる。夏風邪で痩せ細った病臥の身を心細く思う心情が籠もる一句。

2017年06月16日(金)

@twryossy 右左犬を走らすはたた神 公彦

★はたた神は雷。我が家の犬は雷が非常に怖いです。


【今日の季語2727】はたた神(がみ):三夏の天文季語「雷」の傍題で「いかづち」「鳴神」と並ぶ古称。ハタタは雷鳴の擬音語ハタハタの縮約形。三冬の魚類季語「鰰(はたはた)」も冬雷が多発する頃に獲れることに因む呼称。◆はたた神海に回廊あるごとし(佐川広治)

2017年06月15日(木)

@twryossy 牛蛙夜のマンション平定す 公彦

★一時期我が家の庭の水槽に牛蛙が住み着いた事があって夜はその鳴き声が他の音を圧倒した。

【今日の季語2726】牛蛙(うしがえる):仲夏の生類季語。アカガエル科の大型種で「食用蛙」とも。日本では蛙を食する習慣はほとんどなかったが大正時代にアメリカから食用に輸入養殖されたのが逃げ出し日本各地に棲み着いた。◆牛蛙鳴けば漣生まれけり(梅本幸子)

【今日の季語2726:別記①】牛のような鳴き声と大きな図体を持つところから出た「牛蛙」の呼称は漢名も同じであり、洋名もまた同義のbullfrog。和漢洋におけるこのような一致は、この生類の顕著な個性から生まれたものであろう。

【今日の季語2726:別記②】アメリカザリガニはこの蛙の養殖用食料として輸入され養殖されていたもの。これもまた食主と同様に逃げ出して野生化し、日本各地に分布する結果を招いた。

2017年06月14日(水)

@twryossy 芭蕉布を織る竹富の人とあり 公彦

★竹富民芸館での記憶である。本来織り方が二種類あり、煮綛という製法で織られた物は士族の着物に、それ以外は庶民の夏の着物になっていたようです。

【今日の季語2725】芭蕉布(ばしょうふ):三夏の生活季語。芭蕉の樹皮繊維を編んで作られる沖縄・奄美諸島の特産品。その布で仕立てた衣は蜻蛉の羽のように軽くて肌に密着せず、南国の暑さを凌ぐのに最適。◆芭蕉布や崩れて膝のいきいきと(眞榮城いさを)

2017年06月13日(火)

@twryossy 水喧嘩嫁を返すと買い言葉 公彦

★昔、田圃の水を巡る争いは真剣勝負だった。

【今日の季語2724】水喧嘩(みずげんか):仲夏の生活季語。自然用水を使用していた時代には我が田に引く水のことで田每の争いが絶えなかった。本題の「水論(すいろん)」よりもこちらの方が平易で好まれる。◆水喧嘩果てていきなり昼の酒(青沼利秋)

2017年06月12日(月)

@twryossy 箱眼鏡父と過ごせし七瀬川 公彦

★七瀬川は大分川の支流である。今思うと親戚に近いここに子ども会で行ったのは世話役だった父の選定だったのかも知れない。

【今日の季語2723】箱眼鏡(はこめがね):三夏の生活季語で「覗眼鏡」の傍題も。水中を覗いて魚介類をヤスで突いたりするための道具。防水した箱の底にガラスをはめ込んだものが本来の形。◆竜宮に日のさしてをり箱眼鏡(金村眞吾)

2017年06月11日(日)

@twryossy 前衛ハイクとは何残りしパセリ食う 公彦

★前衛俳句を前衛ハイクにしてみました。

【今日の季語2722】パセリ:三夏の植物季語。セリ科の二年草。「和蘭芹(おらんだぜり)」の和名傍題も。サラダの具としても用いられるが、鮮やかな緑色は料理の飾りとして常用される。◆コップより一人のパセリ刻みけり(山田美知子)

2017年06月10日(土)

@twryossy 手作りの袋掛けたる父の木々 公彦

★枇杷の木に亡き父は新聞紙で作った袋を綺麗にかけていた。


【今日の季語2721】袋掛(ふくろかけ):三夏の生活季語。鳥や病虫害から果物を守るために紙の袋を掛けること。秋に結実する梨・葡萄・林檎などについて行う。暑さの中の労働なので根気強さが必要とされる。◆掛け終へて袋に風の走る音(山口昭男)

2017年06月09日(金)

@twryossy 初鮎や父の塩焼き美味なりし 公彦

★父は川魚料理が得意だった。


【今日の季語2720】初鮎(はつあゆ):鮎漁の解禁日をいう仲夏の生活季語「川明き」の例句が見当たらないので、代わりにこの季語を用いた句を添えて傍題として立ててみた。単独の「鮎」は三夏にわたる生類季語。◆初鮎の目もと正しく焼かれけり(篠原とし)

2017年06月08日(木)

@twryossy 池守る叔父の自慢の大出目金 公彦

★亡き母は8人兄弟の長女だった。妹が3人弟が4人いたが弟2人が亡くなった。金魚が好きな叔父は健在である。

【今日の季語2719】出目金(でめきん):三夏の生類季語「金魚」の傍題で「和金」「蘭鋳」「獅子頭」などと並ぶ個別種名。大きく飛び出た目を持つところから出た滑稽味のある呼称だがそこがかえって句作を難しくするか。◆出目金を買うて龍宮城も買ふ(木田千女)

【今日の季語2719:別記】金魚と一緒に鉢の飾り物を買ったことを「竜宮城も買ふ」と表現した例句の意外性が面白い。基本形の「買ふ」に音便形の「買うて」が対置されているところは、これが「買ふて」と表記されがちであることを補正する例としての効力がある。

2017年06月07日(水)

@twryossy 須賀川の田植え唄より芭蕉かな 公彦

風流の初めや奥の田植え唄 芭蕉

曽良日記には旧暦4月24日に等躬の家で田植えがあったと書かれているので、芭蕉は早乙女たちが田植え唄を歌いながら早苗を植える様子を見たのでしょう。
みちのくの田植えは、芭蕉にとって生涯の転機になったのでしょう。

【今日の季語2718】田植唄(たうえうた):仲夏の生活季語で「田唄」「早乙女唄」の傍題も。同季別題「田植」の折に歌われる唄で本来は田の神を迎える祭の行事であったのがこれに合わせて作業を行う実効性も加わるようになった。◆風流の初やおくの田植うた(芭蕉)

【今日の季語2718:別記①】例句は『奥の細道』に収める吟で、須賀川の相楽伊左衛門宅に宿泊した折に、主と同行の曾良による三吟歌仙の発句として詠まれたもの。主の等躬(とうきゅう)はこれに「覆盆子(いちご)を折て我(わが)まうけ草」の脇を付けて応じた。

【今日の季語2718:別記②】等躬句の「まうけ草」とは「設け種(くさ)」、すなわち《接待の用意》の意。奥州で初めて接した風流を愛でる芭蕉の発句に「田舎のこととて何も用意できないので野生の覆盆子を折ってもてなしの料とするばかりです」と挨拶を返したもの。

2017年06月06日(火)

@twryossy まくなぎのただ一匹に好かれたり 公彦

★まくなぎは夏、人の顔などにまつわりつく小さな羽虫。風のない日の夕暮れどきに野道や河原、林などに出てくる。人の目の中へも入り込むので「めまとい」ともいわれる。

【今日の季語2717】蠛蠓(まくなぎ):三夏の虫類季語でハエ目の極小昆虫「糠蚊(ぬかか」の古称。「めまとい」「めまわり」などの別名傍題も。夏の水辺などに群をなして飛翔し、目の前にしつこくまとわり付く。◆遠会釈まくなぎをうちはらひつつ(富安風生)

【今日の季語2717:別記①】この虫名は日本書紀に、後世とは濁音拍の位置を異にするマグナキの形で登場する。これはマ《目》とクナキ《交合》の複合において後部要素クが連濁を生じ、平安期以降に濁音が語末拍に移ったものと解される。

【今日の季語2717:別記②】例句の「遠会釈」は《顔見知りに遠くから会釈をする》意を表す作者の造語であろう。筆者は初めて目にする言い回しであるが、語義は明らか。覚えておきたい表現である。

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