おは!Twitter俳句 (味噌仕込む)
既に別記事に書きましたが、この選挙中の短歌250首で「左足は共産党」という歌集が出来ました。
ほぼ2週間での作歌量としては過去最高です。
(他の人の歌12首も含んでいます。)
短歌の即時性、政治と文芸の関係、短歌とネット
などの問題意識を持っています。
今日からダウンのコートを着て出勤です。
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この一週間の俳句です
私の俳句: @twryossy
私のコメント: ★
【今日の季語】 @twryossyさん
2017年11月13日(月)
@twryossy 味噌仕込み十ヶ月という時加え 公彦
★味噌ができるまでには時間という味作りの要素が大事のようですね。
【今日の季語2877】味噌仕込(みそしこ)む:三冬の生活季語「味噌搗(みそつき)」の傍題で「味噌造る」などとも。収穫した大豆をよく煮た後それを搗き、麹・塩を加えて熟成させる。翌年秋には食べ頃になる。◆老いてより夫婦気の合ふ味噌仕込み(古賀まり子)
【今日の季語2877:別記①】古文献には「未醤(=未ダ醤ナラザルモノ)」の字を当てた例が見られ、古形は「醤(ひしお)」に近い食品であったらしい。ミソの呼称はこの音読形から生まれたとも考えられるもののなお疑いが残る。
【今日の季語2877:別記②】「未醤(ミシャウ)」の拗音シャウが和様化したとすればサウの形が期待され、これがソに転じたと見るところに無理がある。一方『日本三代実録』<901>にはすでに現行の「味噌」の表記が見えるところから、漢語「未醤」とは別に作られた和製漢語の可能性もある。
【今日の季語2877:別記③】古辞書『和名類聚抄』<934頃>飲食部「未醤」の項には「高麗醤」に「美蘇(みそ)」の和訓が見え、これを古代朝鮮語「蜜祖」から出たものと解する新井白石などの説がある。これに従えば「味噌」はこの別字表記にあたると考えられる。
2017年11月12日(日)
@twryossy 冬の浜濱の畔の坂の下 公彦
★濱の畔(くり)は妻の故郷五島の地名です。
https://map.yahoo.co.jp/maps?layer=pa&v=3&z=15&ac=42211&az=87…
【今日の季語2876】冬浜(ふゆはま):三冬の地理季語で「冬の浜」「冬渚」などとも。季を表す語を冠した「浜」の季語は各季にあり、それぞれの時季に応じて趣を変える。冬のそれは寂寞とした景色が相応しい。◆冬浜や浪に途切れし轍(わだち)あと(松本たかし)
2017年11月11日(土)
@twryossy 狸来るな葡萄畑を荒らしには 公彦
★福山の山の中で葡萄を作る妹夫婦には狸は困り者です。
【今日の季語2875】狸(たぬき):三冬の生類季語。キツネと同じイヌ科の動物で山野に生息するが、都市部に姿を見せることも珍しくない。童謡やお伽噺などで親しまれるようになるのは後世のことで、かつては「狐狸妖怪」として恐れられた。◆風落ちて狸穴より夜となれり(安達実生子)
【今日の季語2875:別記①】タヌキが月夜などに鼓の音を真似て打つことをいう成語「腹鼓(はらつづみ)」は、古くは庶民が善政によって食に満ちた腹を打ち鳴らすことを言う中国の故事「鼓腹撃壌(こふくげきじょう)」の意に用いられた。
【今日の季語2875:別記②】俳諧集『新撰犬筑波集』<1532頃>に「下手猿楽に似たる化け物 拍子にも合はぬ狸のはらづつみ」の付合があるところから、これがタヌキのしぐさとされるようになったのは中世以降のことと見られる。
【今日の季語2875:別記③】コヅツミ(小包)におけるヅは、二語が熟合する際に生じる"連濁"によるものであるが、ツヅミ(鼓)のように二拍目に濁音が来る語ではそれが妨げられて、ハラツヅミのツのように清音形を保つのが通例である。
【今日の季語2875:別記④】しかし上掲の付合にも見るように、この成語は古くからハラヅツミの形でも用いられていた。これは連濁の通則に従ってツヅミの初拍を濁音化させたものの、濁音連続忌避の意識が働いて二拍目の濁音を清音に替えたものと解される。
2017年11月10日(金)
@twryossy 啄木祉訪ねて冬日落ちにけり 公彦
★文京区音羽1-6-1で今宮神社の横の階段を少し登った左のマンションのゴミ置場に表示だけがあった。
鳩山会館の裏だった。これで啄木の東京史跡は全部行った。
【今日の季語2874】冬日(ふゆび):三冬の季語で「冬日向」「冬日差」などとも。別題の「冬の日」が《冬の一日》の意の時候季語であるのに対してこちらは冬の太陽や陽射しを指す天文季語として用いられる。◆金色を冬日はぐくみゐたりけり(松崎鉄之介)
2017年11月09日(木)
@twryossy 掻巻(かいまき)やねんねこ半天温し日々 公彦
★掻巻(かいまき)とは、袖のついた着物状の寝具のこと。
【今日の季語2873】掻巻(かいまき):三冬の生活季語「夜着」の傍題の一つ。袖のついた綿入れ寝具。掛布団として用いたり、「どてら」のように袖を通して室内で着用することもできる。◆掻巻やざぶんざぶんと湖の波(川崎展宏)
【今日の季語2873:別記】この夜着の名は『御湯殿上日記』天正一六年<1588>の記事に見えるところから、この頃には存在していたことが知られる。「かい」は「かき(掻)」から変化した強意の接頭語で、実質的な意味は「寝巻」に類例を見る「まき(巻)」にある。
2017年11月08日(水)
@twryossy 草と花映りて影絵の朽葉かな 公彦
★枯れ果てた落ち葉にも見所はある。
【今日の季語2872】朽葉(くちば):三冬の植物季語。同季別題の「枯葉」や「落葉」が年月を経て朽ち果てたものをいう。地上ばかりでなく水底に堆積したものについて用いることもある。◆山の井に色よきままの朽葉かな(素外)
【今日の季語2872:別記】この季材は、その枯衰の姿を冬に相応しいものとして当季に配されたものであろうが、実際は季を問わず存在するので他季に併用されることも珍しくない
2017年11月07日(火)
@twryossy 冬立つや念仏のよにまどろめり 公彦
★早く起きたのだがこうなってしまった。
【今日の季語2871】冬立(ふゆた)つ:二十四節気季語の一つ「立冬」の訓読形傍題で「冬来(ふゆきた)る」「今朝の冬」などとも。別題「木枯し」が吹き始めて季節は次第に冬の様相を呈する。◆爪剪れば冬立つ窓へ光り飛ぶ(鈴木真砂女)
【今日の季語2871:別記】旧暦の朔日(ついたち)の語源が《新たな月になる》意の「ツキ(月)タチ(立)」にあることからも知られるように、動詞「立つ」は四季を表す語を冠してその始まりをいうのに用いられる。
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以上です。
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