京の初夏を歩く27句
5月27日午前京都で作った俳句27句です。
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京の初夏を歩く
冷泉の墓陵を覆う草いきれ
十薬の左京の街を歩みけり
立葵の下を歩ける五人衆
慈照寺の椿の道を通り抜け
向月台娘の好きと言いし夏
鳳凰の睥睨するや銀閣寺
木々覆う銀閣と都見降ろせり
銀閣に波の煌めき映りけり
杮葺(こけらぶき)竹の釘打つ初夏の寺
水撒ける銀閣寺路五月尽
義政の思いの丈や夏銀閣
卯木匂う哲学の道日陰行く
幾多郎の歌碑を固める躑躅かな
夏の鱒遡るかな哲学の道
鶯の見事に鳴くや東山
夏山に京都は違うと太郎言い
若王子(にゃくおうじ)神社紫陽花咲き初めり
永観堂右も左も躑躅なり
紫陽花の鹿ケ谷通り漫ろ行く
湯豆腐やにしん蕎麦の路若葉
南禅寺三門に向け初夏の夏
夏雲や読経の響く南禅寺
疎水門に記念写真や夏の風
竹若葉の路通り抜け歌会へ
にしん蕎麦食えば都に夏の風
初夏の風吹いて都に仲間増え
文団連の仲間と浴びる初夏の風
以上です。
愛知・三郷・東京・関西啄木祭
http://www.shinnihonkajin.com/gyoji/2018年%E3%80%80啄木祭/
短歌は新日本歌人
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