青春の歌6(播州平野)
2018年7月24日
青春の歌6(播州平野)
大津留公彦
北へ行く我等の旅は始まりぬ車窓雪融け冬陽差し入る
右窓に左の山水映り見ゆ暗き山際 遅き急行
藁葺きに鉄の覆いを被せたる昔の民家よ播州平野
車窓から家のなくなる時のなし自然の子どもは肯うべくもなし
急行が日に数本となりてより我等の国鉄遠くなりたり
薄れたる詩情の行方捜しつつ新しき年ただ来るを待つ
行く年と来る年の雪重ならんわが足跡も今埋もれ行く
一首選んで頂けると有り難いです。
短歌は新日本歌人
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