梨と蜻蛉
2018年8月31日
梨と蜻蛉
大津留公彦
梨園に頭を垂れて君は行く梨に当たらぬようにわれ連れ
降り立てば梨売りの声待っており道路沿いなる豊水の列
お裾分けの梨きらきらと透き通る丸食卓の真ん中の中
庄内梨無名なれども豊水は天下一品食べ易きなり
蜻蛉来て飛び立つ前に泥の輪を広げて白鯉浮き上がるなり
ベンチにて蜻蛉の止まるを我は見る隣は石ころしげしげ見る人
日比谷公園蜻蛉の季節に入り行く今朝初めての出会いであれど
水辺の葉薄きに止まる蜻蛉たち揺れを愉しむ余裕の在りて
一首選んで頂けると有り難いです。
短歌は新日本歌人
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