蚊
2018年8月9日
蚊
大津留公彦
血を吸えば卵の増すは雌の蚊や 雄の蚊人は刺さねど潰さるる
連れ入りし溢れ蚊ひそと身を隠す 叩き潰せと厳命さるれど
昼の蚊と妻と竹林歩みけり修善寺温泉の川に添いつつ
蚊の声を纏わり付かせ種植える哀れ蚊は食う我の御御足
溢蚊に誘われ一葉旧居跡階段上がればついては来たらず
蚊を打ちて俳句を読みて歌を詠む六十六歳我が夏盛り
蚊帳吊草八本で吊る蚊帳の中朝立ちを言う母にてありし
蚊取り線香燃え尽きし朝ふっきりぬ 人に言うべき事にあらねど
一首選んで頂けると有り難いです。
短歌は新日本歌人
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