青春の歌21(日光5)
2018年9月21日
青春の歌21(日光5)
大津留公彦
労働の実感とは正にこれなるか働かぬとき落ち着かぬなり
騒音が騒音として聞こえぬほど我は工場と近くなりたり
雨の降る工場の天井見上げれば緑十字の旗薄汚れたり
黄ヘルをしっかり被りエプロンを固く結びてさて仕事せん
爽快な和楽踊りの楽しき夜君と過ごさん日光の夏
別れ居る我等が生命の闘いはいつ果てるともなく続くともなく
紫の藤の一房手を遣れば雫に濡るる別れ来し後
藤の花影落つ池に一人居て憩うを覚えし五月の労働
一首選んで頂けると有り難いです。
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この本で私も三郷市の万葉歌碑を紹介しています。
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