寒蝉と秋扇
2018年9月1日
寒蝉と秋扇
大津留公彦
寒蝉の命を絞るが如く鳴く 明日無きものか喧しなり
つくつくぼうし故郷の山に力込め啼きている頃 まだ暑き頃
法師蝉鳴き止みし後のしじまから季節のページはふっと捲られ
鹿消えて寒蝉啼くや由布の山 陽の落ちる時一気に早む
迷い来る 法師蝉の 羽根光る 娘は網戸に驚きの声
秋扇三段ワゴンの一段目時々使われてはいるが
美術館で購しなり写楽の絵描かれしままに団扇置く
秋扇鉛筆立てに二つあり終われそうになる今日使われ
一首選んで頂けると有り難いです。
短歌は新日本歌人
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