瓢の実
2018年10月19日
瓢の実
大津留公彦
茸狩を待つしめりある母の山今はどこかも分からぬ野津原
宗麟の五人の家臣の一人とは母に聞きたるいにしえ話
花水木実もなる頃に赤らめり恥じらうようにも誇れるようにも
瓢(ひょん)の実を吹いて歩むや山頭火由布の谷間の細き道の辺
瓢(ひょん)の実の急に鳴りたる夕間暮れ留守居の我を励ますごとく
若夫婦稲刈りの音さくさくと並びて立てり汗拭いつつ
稲刈りて爽やかな風広く吹く記憶は彼方に消え入りしまま
敗荷(やれはす)に夕陽が乗って動かない不忍池真っ赤に染めて
一首選んで頂けると有り難いです。
ーー
2017年の大津留公彦の俳句
白木槿
http://p.booklog.jp/book/124052
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短歌は新日本歌人
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