海鼠
2018年11月13日(火)
海鼠
大津留公彦
味噌仕込み大豆を搗きて十ヶ月時なる味付け加わる如く
冬の浜濱の畔の坂の下 妻の故郷遠くなりたり
狸来るな葡萄畑を荒らしには福山の人のたつきのあるぞ
啄木祉訪ねて冬日落ちにけり鳩山会館の上のあたりに
掻巻(かいまき)というねんねこ半天温し日々 思えば母の顔と繋がる
草と花映りて影絵の朽葉あり鮮やかな色内に留めて
初五文字座りの悪く子規梃子摺る海鼠の句なり我も手こずる
海呑みて恐縮したる海鼠殿身をちじませて首を垂れる
一首選んで頂けると参考になります。
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2017年の大津留公彦の俳句
白木槿
「歌碑のある風景」を紹介します。
私も三郷市の万葉歌碑を紹介しています。
短歌は新日本歌人
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