青春の歌58(虫たちのウイークエンド)
2018年11月6日
青春の歌58(虫たちのウイークエンド)
大津留公彦
この駅に電車吐き出す人の群れ 金曜の夜足取りにぶし
この週を働き帰る人の群れ壮大な虫たちのウイークエンド
顔の無き人らに踏まれる地下鉄は暑さに向かいて休むこともせず
夜をこめて手紙書きしこと懐かしき 甘え許さぬ世界に入りて
新しき父母送り来る引出物うるしの硯箱みやげを積めおり
熱こもる心を持ちて生きたしと思いは続き日は過ぎるのみ
過ぎる日の過ぎるのみなり雇われてビルにこもりて季節も知らず
ああ彼ら皆二十代の若者なり赤色救援会に繋がりし人々
一首選んで頂けると有りがたいです。
(私も書いています)
ーー
2017年の大津留公彦の俳句
白木槿
「歌碑のある風景」を紹介します。
私も三郷市の万葉歌碑を紹介しています。
短歌は新日本歌人
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