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2019年3月 4日 (月)

おは!Twitter俳句(巣箱)と早朝散歩の歌

先週は毎朝都内を歩き回った。
毎日の短歌八首です。

深川を歩く

この健脚に感謝して

農耕民族

雨水

竹屋の渡し

隅田堤を歩く

門前仲町を歩く

また今週もアップします。
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この一週間の俳句です。
私の俳句:   @twryossy
私のコメント: ★
twryossyさんのツイート: RT @twryossy

今週も頑張ろう!

2019年03月04日(月)

@twryossy 巣箱見て子と行く高原の森の道 公彦
2011年03月04日(金)
新巣箱番いならねば大き過ぎ 公彦

【今日の季語3353<431】巣箱(すばこ):三春の生類季語で生活季語としての側面も。野鳥の営巣産卵に人間が手を貸すのは樹木の害虫駆除という実利性もあるが、その根源にあるのは生命を愛しみ育む喜びであろう。◆夢ひとつ入るるにはよき巣箱かな(石山ヨシエ) 2019年03月03日(日)

2019年03月03日(日)
@twryossy 雛祭近現代史学びゆく公彦
今日は山田朗さんの講演会です。以下は8年前です。犬も猫ももう居ません
2011年03月03日(木)
雛人形日の目見る時待ち続く 公彦
我が家の大きなお雛様は最近活躍の場がない。次女は居るのだが犬や猫も居るので。
女の子の孫が出来れば引き取って貰うのだが


【今日の季語3352<430】雛祭(ひなまつり):仲春の生活季語で人形を指す「雛」や「雛飾」「雛の宿」など傍題が多い。穢れを祓う「流し雛」と子供の遊びの「紙雛」が結び付いて年中行事として江戸中期に定着した。◆函を出てより添ふ雛の御契り(杉田久女)

【今日の季語3352:別記①】傍題の「ひいな」は古くは「ひひな」と呼ばれ、平安期頃まではこちらが《人形》を表し、「ひな」は《ひよこ・小さいもの》を表す語として使い分けられていたと見られる。

【今日の季語3352:別記②】後世「ひいな」が衰退したため、本来はこれが担っていた《人形》の意を「ひな」が肩代わりするようになった。傍題の「ひいな」は本来の用法としての《人形》の意を備えた古語で、古式雛の風格を感じさせる。


2019年03月02日(土)


@twryossy 大分川の芦を好みし母なりき 公彦
2011年03月02日(水)
芹摘みにはしゃぐ河原の母なりし 公彦


【今日の季語3351<429】芹(せり):三春の植物季語で「根芹」「芹の水」などの傍題でも。春の七草の一つで若い葉と茎を食用にする。すでに『日本書紀』歌謡にその名が見え日本人の食生活と関わり深かったことが知られる。◆手つかずの芹の森あり川向ふ(高澤良一)

【今日の季語3351:別記】セリの名は、これが一所に競り合うように生える意のセル(競)の名詞形と見る語源説がある。しかし《競》の意を表す動詞はキソフが古く、セルは中世以前の文献には登場せず後代に生まれた語と解されるので、この説は疑わしい。

2019年03月01日(金)

@twryossy 三月も弁当を背に朝散歩 公彦
2011年03月01日(火)
カレンダーめくれば三月華やげり 公彦


【今日の季語3350<428】三月(さんがつ):仲春の時候季語。暦の上ではすでに春を迎えているものの実際にはその気配の薄かった二月から月が移ると、春が身近に感じられるようになる。◆うら若き三月の川谿(たに)を出づ(神蔵 器)

【今日の季語3350:別記】「三月」の季は仲春とされるので、厳密には二十四節気の「啓蟄」にあたる三月六日以降に用いるのがふさわしいが、ここではあえて月初めの今日の季語とした。春暖はさほどに待ち遠しい。

【今日の季語3349:別記②】また語義の面でも、本来は《田》が対象であったものが意味領域を拡げ、田とは限らず畑にも用いられるようになった。これらの変化は中世後期頃に起きたものと見られる。なお原義の「田返し」は仲春の季語に存在する。

【今日の季語3349:別記③】現代の関西方言に《返す》の意を表すカヤスがあるのは、上記のタガエスからタガヤスへの変化をもたらした動詞が単独でも残存していることを示している。

2019年02月28日(木)

@twryossy 一畝づつ耕して行くこの国か 公彦
2011年02月28日(月)
春耕や農耕民族とはわれら 公彦


【今日の季語3349<427】耕(たがやし):三春の生活季語で「耕す」の動詞形や「春耕」「耕人」などの漢語傍題でも。農家の春は、作物や稲の苗を植え付ける前に凍て固まった畑や田の土を鋤き返してほぐす農作業から始まる。◆耕して天より帰り来るごとし(鷹羽狩行)

【今日の季語3349:別記①】タガヤスは《田を掘り返す》の意のタカヘスから転じた形で、カヘスが清音であったのは、動詞として意識されていたことを示す。後にそのカヘスがカエスを経てカヤスに転じるとともに、前項のタと複合して連濁を生じ語源も忘却された。

2019年02月27日(水)

@twryossy 盛大に汐吹き散らす大浅蜊 公彦
2011年02月27日(日)
浅蜊掘りし母の若さよ別府湾 公彦

【今日の季語3348<426】浅蜊(あさり):三春の生類季語で「浅蜊汁」「浅蜊飯」などの生活季語も傍題に。晩春の「汐干狩」には主役の座を占める。◆水張つて浅蜊もわれも寝る時刻(都筑智子)

【今日の季語3348:別記①】幕末頃まではアサリに単字の「蜊」を用いるのが通例。現行の漢字表記はこれに「浅」字を加えた新出来の熟字と見られる。

【今日の季語3348:別記②】この貝名の語源を《餌を求める》意のアサリ(求食)と見る説もあるが、餌を求めるのはアサリに限ったことではあるまい。それよりも《浅海に棲む貝》をいうアサリ(浅い所)ガヒ(貝)の下略形と解したい。

2019年02月26日(火)

@twryossy 薔薇の芽の芽かきというを知らざりし 公彦
2011年02月28日(月)
薔薇の芽に柔らかき雨注ぎけり 公彦

【今日の季語3347<425】薔薇の芽(ばらのめ):初春の植物季語。バラの花芽は色も形も種類に応じてさまざま。開花後にどんな華麗な姿を見せてくれるのかという花の生い先への期待までも抱かせてくれる。◆薔薇の芽のこぞりて指揮者待つごとし(宮脇白夜)

【今日の季語3347:別記①】「薔薇」を「ばら」と読むのは、漢語に和語をあてた熟字訓。古代語では濁音が和語の語頭に立つことはなかったので、この花名には和語として相応しくない印象があり、「バラ」と片仮名書きされることも多いが本来は歴とした和語である。

【今日の季語3347:別記②】バラは古くはイバラ・ウバラ・ムバラなどと呼ばれたのが、平安期にそれらの頭音が脱落してバラの形に転じた。その実体も、一方に残存する古形イバラ「茨」字が示すように、本来は花名ではなく刺のある木の総称であった。

【今日の季語3347:別記③】「薔薇」は中国のコウシンバラを指す呼称とされる。それが平安期頃日本に観賞花として渡来し、その漢名「シャウ(薔)ビ(薇)」を和様化した「さうび」の名で呼ばれていた。古今和歌集にはこれを詠み込んだ「物名(もののな)歌」がある。

【今日の季語3347:別記④】このように、本来は野生種をバラ(茨)、中国種をサウビと呼び分けていた。その後、江戸期に西洋種が渡来し、原音Roseの洋語にあたるロウザの名もあったのが、やがて和語バラが「薔薇」の漢服を纏って一般化するに至った

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(私も書いています)


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2017年の大津留公彦の俳句
白木槿
「歌碑のある風景」を紹介します。
私も三郷市の万葉歌碑を紹介しています。