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2019年5月27日 (月)

おは!twitter俳句(草刈)と異常気象の中を歩く

暑い!

梅雨が来る前に真夏が来た。これはもう異常気象でしょう。

そういう中だがこれから早朝散歩を帽子を被って行く。

5月14日で毎日八首投稿をここに始めてから1年半になった。合計の歌数は4380首となった。

今まで電子出版してきたブクログがサービス中止となるので新しいサイトを探している。

決まったらそこにこの歌を一気にアップします。

乞うご期待!

ーー

この一週間の俳句です。

2019年05月27日(月)

草刈って煉瓦と木の道現れり 公彦

【今日の季語3437<515】草刈(くさかり):三夏の生活季語で「草刈る」の動詞形でも。家畜の飼料や雑草除去などのために野原の草を刈ること、またそれを行う人。傍題の「草刈鎌」は当今では「草刈機」に変わった。◆草刈つて又世に出でし仏かな(野村泊月) #jhaiku #kigo

 

【今日の季語3437:別記①】本題の上下を入れ換えて「刈草」とすると《刈られた草》の意が生まれる。歳時記では傍題とされていないが「刈草の一息置いて匂ひけり(長田群青)」のように使うこともできる。 #jhaiku #kigo

【今日の季語3437:別記②】例句は、草深い原に立つ野仏が刈られた草の中から姿を見せた情景を詠んだもの。実際は人間の行為にあたる「草刈って」が、「出でし」と同じ石仏の行いのように聞こえるところに俳味があり、「又」もそこによく効いている

2019年05月26日(日)

縞の濃き鰹黒潮から抜かれ 公彦
2011年05月26日(木)
父逝きし父の好みし初鰹 公彦

【今日の季語3436<514】鰹(かつお):三夏の生類季語。暖かい海を好み、黒潮に乗って春は日本近海を北上し、秋は南下する回遊魚。初めて水揚げされる「初鰹」が珍重されたところから当季の季題に。◆紺碧の海より抜きし鰹かな(遠藤逍遙子)

【今日の季語3436:別記①】万葉集や平城宮出土の木簡やなどには「堅魚」の表記が用いられているところから、古くはこの魚を乾し固めて長期保存用としたものを「カタ(堅)ウヲ(魚)」と呼び、それが縮約して魚名に転じたものであろう。

【今日の季語3436:別記②】今日通用する「鰹」字は中国古文献にも見えるが、本魚とは別の魚名。この字が日本の文献に登場するのは平安初期以降のことで、上記の「堅魚」を一字に合成してカツヲの読みを与えた和製漢字と見られる。

天道虫 ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/p   

2019年05月25日(土)

一ダースビールを空ける君なりし 公彦
2011年05月25日(水)
ビール飲む法名釈次郎となる父と 公彦

【今日の季語3435<513】ビール(麦酒):三夏の生活季語で「生ビール」「ビヤホール」などの傍題も。四季を問わず飲用されるが、冷えたてを流しこむ喉越しの爽快感は当季にふさわしい。◆乙女らの喉美しくビール飲む(今泉貞鳳)

2019年05月24日(金)

天道虫旅立つ際に割れにけり 公彦
2011年05月24日(火)
天道虫父逝きし日にころり 公彦

【今日の季語3434<512】天道虫(てんとうむし):三夏の生類季語で「てんとむし」の縮約形傍題も。半球形の体型と鮮やかな羽の色が愛らしく子どもに人気のある虫の一つ。同じ科の中に益虫と害虫がいるのも興味深い。◆天道虫その星数のゆふまぐれ(福永耕二)

【今日の季語3434:別記②】江戸期の薬学辞書『本草綱目啓蒙』<1847>に「形円、色赤クシテ小黒点アルヲテントウムシト(江戸)云」とあり、この語の使用地域を「江戸」としているところから、当地の方言に由来する呼称と見られる。

【今日の季語3434:別記①】この虫は、飛び立つ時に太陽に向かって翅を拡げるところから、「おてんとうさま」などに残る《太陽》の通称「天道(てんとう)」にちなむ名が付けられたという。

2019年05月23日(木)

目高にも親あり子あり孫もあり 公彦
2011年05月23日(月)
目高棲む由布渓谷なるお通夜かな 公彦

【今日の季語3433<511】目高(めだか):三夏の生類季語。日本の淡水魚では最小。かつては各地の河川や湖沼に生息し、方言名は二千を超える身近な存在であったが、環境悪化により絶滅危惧種に指定されるまでに激減した。◆水の面が目高と蝶の境なす(猿橋統流子)

【今日の季語3433:別記①】例句「水の面」は、上五を字余りにして「ミズノオモ」と読むか、それとも母音脱落形「モ(面)」に従って「ミズノモ」とするか、あるいは古形を用いた「ミノオモ」も可。「ミノモ」もあるが本句では字足らずに。

【今日の季語3433:別記②】古代語にはミヅ(水)とは別にミの形もあり、ミギハ(水際)・ミクサ(水草)・ミト(水門)・ミヲ(水脈)などに見るように、複合語中に用いられることが多い。

【今日の季語3433:別記③】ミには連体助詞ナを介して名詞と結び付いた形もあり、《水(ミ)な門(ト)》の意から出たミナト(港)や、《水(ミ)な元(モト)》が原義のミナモト(源)などの中に化石的に残存する。

【今日の季語3433:別記④】「水の面」にはさらにミナモの形もあるが、江戸期までの文献には登場せず、『日国』によれば土井晩翠『天地有情』<1899>が早い例。これは、ミナソコ(水底)・ミナカミ(水上)などへの類推を働かせて近代詩人の新鋳した疑似古語か。

【今日の季語3430:別記②】傍題の「閑古」も、その鳴き声をカンコと聞きなした擬声語に当てた和製熟字。『日葡辞書』補遺篇<1604>に「Cancodiru または Campodori」とあるのが早い例にあたり、カンポドリの別名もあったことが知られる。

2019年05月22日(水)

【今日の季語3430:別記①】「落ち来(きた)る高久の宿の郭公(芭蕉)」に一例を見るように、かつては「郭公」をホトトギスと読むのが通例であったが、後にこの漢字を字音読みにしてカッコウの鳥名に転用された。

【今日の季語3432:別記】「冷蔵庫」の名は、明治三六(1903)年開催の第五回内国勧業博覧会の様子を伝える「風俗画報」二七五号の記事に見えるのが早い例。ただしこの折に展示されたのは後代のようなものではなく、文字通り《庫》と呼ぶに相応しい設備であった。

両開き冷蔵庫褒め娘来る 公彦
2015年01月28日(水)
一文字や冷蔵庫の中屹立す 公彦
2011年10月15日(土)
冷蔵庫に忘れさられし檸檬かな 公彦
2011年05月22日(日)
冷蔵庫に二つ貼られしシフト表 公彦

【今日の季語3432<510】冷蔵庫(れいぞうこ):三夏の生活季語。現代では電気式の生活必需品となって季節感は失われたが、かつては木製の箱の上段に氷を入れて用いたところから夏の涼感に結び付いた。◆置き書きのメモにて開く冷蔵庫(右城暮石)

2019年05月21日(火)

小満の雨に生気の甦る 公彦
2018年06月06日(水)小満の空に嬉しきこと一つ 公彦
2018年05月21日(月)
獺のように小満の句を並べ 公彦

2017小満や尾瀬木道に抜ける風
2016沖縄の小満芒種涙雨
2014小満の雨の満たして萼と蕊
2013小満や去年の俳句既に夢 /小満の金環食や屋上に
2012小満や今朝の早出にわけのあり
2011小満や庭の茂りにたじろぎぬ
2010小満や通勤道はハイビジョン

【今日の季語3431<509】小満(しょうまん):二十四節気季語の一つ。草木が茂って天地に満ち始める時季の意を表す呼称。立夏から十五日が過ぎて暦の上では今日から初夏の後半に入る。◆小満の風を青しと遊びけり(草間時彦)

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