青春の歌97(1981年の歌)(梅雨雑詠)
青春の歌97(1981年の歌)(梅雨雑詠)
暮れ終わり際立つもののなくなりぬ あるべき位置にみなはあれども
なつかしき病院近き駅が見ゆ楽しくはなけれど仕事人を喜ぶ
いくつもの生活見えて楽しきなり 駅前マンション近き車窓に
エンゲルスの「住宅問題」読みし母 利息と資本のつながりをつく
闇の中一直線に進みゆく夜汽車の見ゆる 窓は山崎
アナウンスに“京都”と聞きて常に湧くなつかしきもの故知らぬもの
稲妻の光りて浮かぶ京都タワー夏は近づく明日は六月
雨に打たれ歩みし日はるか加茂川の流れに沿いて肩を抱きて
一首選んで頂けるとありがたいです。
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