「巨大戦艦大和」を見て3
2019年8月14日(水)
大津留公彦
「不沈戦艦」
大和の注排水システムは
対戦闘機の物ではなかった
操舵機壊れ
左に傾き旋回する
大和艦長「総員頑張れ」
二百三十Mの
戦艦大和が沈んで行く
乗組員を渦に巻き込み
「御真影は既に我が腹に巻いている」
沈みゆく大和の
艦長に応ず
大和にて一番嬉しかったのは
海に飛び込んだこと
総員退去命令に
「舌を切って死のうと思ったが死ねなかった」
藻屑の中で
「母さん」と叫ぶ
爆発で心臓が又動き出す
戦艦大和の
粉々となる
七年前の戦艦大和の証言者
多分多くは
生きては居まい
一首選んで頂けると有り難いです。
https://www.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/special/vol9.html

« 「巨大戦艦大和」を見て2 | トップページ | 「巨大戦艦大和」を見て4 »
「短歌」カテゴリの記事
- どこまで行っても明日がある(2022.07.05)
- 犬猫・草花たちの代表として(2022.07.04)
- 保守に入れたという君に哭く(2022.07.02)
- 情熱は30度を軽く超えている(2022.07.01)
- 100年の歴史の視野に立つなり(2022.06.30)
コメント