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2019年10月21日(月)
馬肥ゆる秋
大津留公彦
又しても人に言われし馬肥ゆる秋我も然るか
馬肥ゆる秋の気配に備えなむまだ人生は三分の二ぞ
秋高し根岸の里の狭庭にもかの人々の集いもかくや
秋の灯や平々凡々なるがよし尖りしものの何一つなく
秋灯や浄めの塩を照らすなり骨のみ戻る義母の葬儀に
とんぶりやコキアの実とは知らざりき 秋田弁なり畑のキャビアと
無花果の甘さとイラクの太陽と幻の如く懐かしきかな
無花果を二つに割りて話聴く時々相槌打ちて 暫く
一首選んで頂けると有り難いです。
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