桜の禍
2020年4月26日(日)
桜の禍
大津留公彦
八重桜うたごえ受けて開くべしお団子たくさん下げたるように
あの世ともこの世とも分かぬ桜の禍 花は散りゆく人は死に行く
ビクトリア女王見続けおり飛花落花 妻と並びて二日を過ごす
コロナ禍や百八回目の啄木忌 後を継ぐなど言ってはみたが
ジョギングの人過ぎて行く花溜まりひとつところにみな収斂す
桜散る先に新たな命あり我らの命繋がる先に
芥子の花家に籠もれば開き庭の片隅小さけれども
ネモフィラの五弁五芯の正しかり日比谷公園人は少なし
一首選んで頂けると有り難いです。
芥子

« もっとコロナ耐力を | トップページ | 今年は何故か花期の長し »
「短歌」カテゴリの記事
- どちらもテーマの本を仲間と(2023.10.01)
- 映画「福田村事件」8 三割がパンフ買う映画(2023.09.30)
- 「検見川事件」と「藤岡事件」(2023.09.29)
- 亀戸事件3-朝鮮人は名簿さえない(2023.09.28)
コメント