昨日のニュージーランド軍縮大使の演説
昨日のニュージーランド軍縮大使の演説の仮訳です。
日本の総理との彼我の差に愕然とします。
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今日の核兵器は、1945年に使用された2つの爆弾の何倍もの威力を持っている。殺戮(さつりく)はより長期に及び、どの国も対応できないような考えられないような人道的犠牲を伴うだろう。その結果は、あまりにも恐ろしいものです。
このような理由から、ニュージーランドは、新アジェンダ連合、脱警報グループ、そして最近ではストックホルム・イニシアティブのメンバーとして、世界中のパートナーと協力しながら、軍縮に関する先進的なビジョンを推進するための国際的な取り組みの先頭に立ってきました。国、市民社会、活動家を問わず、私たちが活動している各グループのパートナーの皆様の創造性、意欲、パートナーシップに感謝いたします。
2017年、ニュージーランドはパートナーとともに、核兵器を禁止する条約の交渉を開始しました。今年の初め、その条約が発効しました。核兵器禁止条約は、核軍縮のアジェンダの中で最も明るい話題です。
ドゥームズデイ・クロックの設定に責任を持つBulletin of Atomic Scientistsは、この条約を暗い核状況の中での希望の光と呼んでいる。
この条約は、核兵器がもたらすリスクに必要な注目を集めています。本日お聴きの皆様には、ぜひこの条約に参加していただきたいと思います。海外にいる友人や家族、特に核保有国に住んでいる人たちに、この運動への動員について話してみてはいかがでしょうか。私たちは、ヒロシマ・ナガサキの教訓を学ばなければなりません。
核兵器の廃絶は、私たちが一丸となって成し遂げることのできる最大の人道的行為の一つです。1945年8月6日の朝に広島で、3日後の8月9日に長崎で亡くなった無数の犠牲者、そしてその後の数十年間に核実験で被害を受けたすべての人々の救済につながる唯一の行為なのです。
犠牲になったすべての被爆者の皆さん、皆さんの勇気と力は私たちの使命の中で生き続けています。
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