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2021年11月24日 (水)

広島3区公明党斎藤国交相の疑惑

明日発売の週刊文春に広島3区で当選した公明党の斎藤国交大臣の聴衆動員に5千円を払った疑惑が報道されている。

広島の分のみ転載します。

斎藤大臣の責任は問われるだろう。

ーー

茨城と同じ手法が、岸田文雄首相のお膝元・広島でも使われていたと証言するのが、冒頭の運送会社の関係者だ。

「しかも、うちは広島3区ですから。夫妻で買収事件を起こした河井さんの選挙区です。これはまずい話じゃなぁ、と……

 先日、公職選挙法違反での実刑判決が確定した河井克行元法相。公明党が「支持者が事件に嫌気が差している」と広島3区に擁立したのが、比例中国ブロックで当選していた斉藤氏だ。

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斉藤氏

「河井氏は妻・案里氏の参院広島選挙区で、ウグイス嬢に法定上限の2倍となる日当3万円を支払ったほか、地元県議や市議ら100人に現金約2800万円を配りました。岸田氏も昨年の総裁選では『言語道断の買収劇だ。強い怒りを覚える』と厳しく批判していた。そこで今回の衆院選では、自民党は候補者を擁立せず、斉藤氏を支援することになったのです」(同前)

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有罪となった河井氏と案里氏

 その斉藤氏は一体、どんな人物なのか。広島県・修道高校を卒業後、東工大の大学院で博士号を取得。清水建設に入社した。

「同社に在籍しながら、米プリンストン大学で客員研究員を務めたインテリです。普段は人を褒めない麻生太郎副総裁が『IQ200もあるし、能力が高い』と言うほど。初当選は中選挙区時代の93年、旧広島1区からで、岸田氏とは同じ選挙区での当選同期にあたります。その後、環境相や党幹事長などを歴任してきました」(自民党幹部)

 だが、広島3区での戦いは決して楽ではなかった。8月の自民党調査でも、立憲民主党の候補にリードを許すなど苦戦。そこで、岸田氏と公明党は異例の人事に打って出た。

「公明党の人事は2年に1回行われ、本来なら来年に当たります。赤羽一嘉前国交相の留任が既定路線でしたが、比例区から鞍替えした斉藤氏を入閣させ、ゲタを履かせたのです」(同前)

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公明党の山口代表

〈旅費をお渡ししますので〉

 衆院選公示直前の1017日、斉藤氏を直撃すると、こう答えていた。

「特に(山村地帯の)郡部で、保守系の方で『選挙に行かん』という人もいます。都会部でも、かなり冷たい視線を感じることもある。『もう与党は信用せん』と。(被買収人の県議や市議には)一切近寄っていない。事件と関係のない人にしか応援してもらってないので、そこが弱いところ。(岸田首相は)『応援に行く』と言っていますから、そこは非常に期待しています」

 事実、岸田首相は1020日、広島3区に入り、こう応援演説を行った。

「クリーンでまっすぐで、皆さんの期待に応えてくれる政治家が斉藤鉄夫さんだ」

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首相が応援に(公明党HPより)

 さらに、投開票日を9日後に控えた1022日夕刻。広島駅直結のホテルグランヴィア広島で開催されたのが、斉藤氏の個人演説会だった。

「大逆転させて下さい!」

 1200人まで収容できる県内最大規模の宴会場「悠久」で、そう声を張り上げた斉藤氏。会場には、斉藤氏と当選同期にあたる茂木敏充外相(当時)も姿を見せ、こう訴えていた。

「自公協力の最も象徴的な選挙区であります」

 結果、斉藤氏は小選挙区での勝利を果たし、10回目の当選を決めたのだった。

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岸田夫人も出陣式に登場(公明党HPより)

 しかし――。

 小誌の手元に、一枚の案内状がある(下写真参照)。名義は〈斉藤てつお事務所〉。本文には以下のように記されている。

〈このほど下記の通り、「個人演説会」を開催する運びとなりました。時節柄、ご多用中とは存じますが、万障お繰り合わせの上、何卒ご出席を賜りますようご案内申し上げます〉

 1022日、ホテルグランヴィア広島。茂木氏らが登壇した個人演説会だ。

 これだけなら一般的な案内文だ。しかし重大な問題を孕(はら)むのは、〈ご案内〉の末尾に達筆に手書きされた次の一文である。

〈各位 当日受付近くで広島北支部のA(注・原文では実名)が旅費をお渡ししますので受付前に対面できる様ご配慮願います。〉

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斉藤事務所の案内状

 この手書きメモの右下には〈広島北支部事務局〉と明記されている。すなわち、斉藤氏の個人演説会に参加すれば、〈広島北支部事務局〉なる組織が旅費を手渡すことを意味する。

人集めに苦労していた斉藤氏

 公職選挙法に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が解説する。

「民主主義の健全な発達を目的にした公選法では、選挙運動で金銭を支払うことができるのは、事前に登録したウグイス嬢など一部の選挙運動員に限ると厳格に定められています。つまり、例外を除き、有権者・運動員ともに原則金銭を配ってはいけない。当選させる目的で金銭を支払っていれば、有権者買収に当たります」

 国光氏の例では、茨城県運輸政策研究会が岸田首相の応援演説に参加した有権者に日当5000円を支払ったとして、有権者買収の疑いで刑事告発されている。

 果たして、斉藤氏のケースはどうなのか。

 内情を知る広島県トラック協会関係者が言う。

「国光氏の選挙では、茨城県トラック協会が設立した『運輸政策研究会』が参加者に〈日当〉を支払っていたようですが、斉藤氏の選挙でも、広島県トラック協会が設立した任意団体『広ト協政策研究会』が〈旅費〉を支払うことを約束していました。茨城の例と同じく、研究会は、与党議員に対し、高速道路料金値下げなどの陳情を行う協会の政治部門で、会長や所在地は協会と同一です」

 問題の案内状には、〈広島北支部事務局〉〈北支部のA〉と記されていたが、

「研究会は県内に10の支部があり、広島3区の場合、主に『広島北支部』に広島市安佐北区と安佐南区、山県郡、『北備支部』に安芸高田市が所属している。Aさんは長年、北支部に勤める女性職員で、実務を取り仕切っています」(同前)

 県トラック協会会長を務めるのは、大手運送会社・福山通運の小丸成洋社長だ。

「小丸氏の父、故・法之元社長は、首相の親族で最側近の宮沢洋一参院議員の後援会長を務めました。法之氏は17年、岸田首相にも30万円の個人献金を行っています」(県連関係者)

 協会本部の所在地には、広島県選管に登録された政治団体「広島県トラック経営研究会」に加え、「自民党広島県トラック支部」も事務所を置き、いずれも小丸氏が会長を務める。

 収支報告書を確認すると、経営研究会が17年に岸田氏の小選挙区支部に20万円の献金を行っているほか、トラック支部なども含めると、自民党議員や広島県連に対し、17年からの3年間で480万円を 超える献金を行っている。

 つまり、広島県トラック協会や関連団体は、自民党と極めて近い組織。しかも、斉藤氏が大臣を務める国交省は運送事業を所管しているのだ。

 では、実際に旅費は支払われたのか。県トラック協会の会員は今年3月末時点で1700社を超える。そのうち、北支部に所属する会員は172社だ。小誌はその大半にアプローチを試みた。だが、茨城6区の事例を有権者買収として報じた直後だけあって、会員らは一様に口が重い。

 それでも――。

 冒頭のように、運送会社の関係者が「社長が約5000円を受け取った」ことを語るのだった。

 さらに、選挙区内の別の運送会社関係者も次のように証言する。

「実際、グランヴィアの演説会に参加した人は、宴会場の前に到着すると、飲食店の順番待ちの際に書くような紙に記帳をした上で、四千数百円の旅費を受け取ったそうです」

 なぜ、斉藤氏の個人演説会では旅費を支払おうとしたのか。

「河井さんのイメージが悪いこともあって、斉藤さんは選挙戦に必死だった。トラック協会に所属する小さな企業まで頻繁に訪ね、『よろしくお願いします』と頭を下げていました。それでも、演説会の人集めには苦労していたようです」

 そう明かすのは、安芸高田市の運送会社役員だ。

「グランヴィアでの演説会の前日、安芸高田市で演説会を行いましたが、動員をかけたにもかかわらず、聴衆は50人ほどしか集まらなかったのです。ところが、グランヴィアの演説会では旅費ももらえると書いてあった。そうしたこともあって、多くの参加者が集まったのでしょう」(同前)

 河井氏の汚職事件の舞台となった広島3区。現職閣僚が出馬したその地で、再び有権者買収が行われていた疑いが浮上したのである。

 当事者はどう答えるのか。1115日、県トラック協会本部を訪ねると、専務理事と常務理事、事務局長の3名が取材に応じた。

――グランヴィアでの演説会で旅費を支払っていた。

「内部のことなのでノーコメントとさせて頂きたい」

 当初はこう語った専務理事だが、入手した案内状を見せると対応が一変した。

「あぁ、そうですか……。元々の文書が『案内文』でしたっけ? それにメモが入っている、と」

 専務理事はこう語ると手元の文章を読み上げ始めた。

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問題の個人演説会(公明党HPより)

全国的に行われていなかったか

「広ト協政策研究会の規約に基づいて旅費を支払ったもので、選挙活動として特別に支払ったものではございません。法に基づき対応していると考えておりますので、これ以上の説明の必要はないのかな、と」

 旅費を支払ったことを明確に認めたのだ。

――当日支払った?

「そこはよく分からないんですけども、支払ったとは聞いておりますね」

――斉藤事務所から旅費を出して動員をかけるようにと依頼があった?

「ええ? そんなこと言う? フフ。ええ、ない」

――演説会の参加者には有権者を含みますよね?

「はい」

――そこに旅費を支払った。

「ええ、だから……

 と語り、「これ以上説明の必要はないと考えています」と繰り返すのだった。

 1122日、改めて県トラック協会に事実関係の確認を求める質問を送付したが、専務理事が電話で、

「回答は差し控えさせていただきたい」

 と語るのみだった。

 一方の斉藤氏はどう答えるか。携帯電話にかけた。

――グランヴィアでの演説会で県トラック協会が旅費を支払って動員をかけた。有権者買収に当たるが。

「ああ、そうですか。私いま、初めて聞きましたけども。また後で、ちょっとお電話いたします。30分以内に電話します」

 だが、斉藤氏本人から折り返しが来ることはなかった。事務所に書面で尋ねると、次のように答えた。

「広島県トラック協会に個人演説会のご案内を致しました。手書きのメモについては承知しておりません。旅費についても承知しておりません。当方より参加者に対し旅費等の支払いは一切行っておりません」

 今回の広島3区の選挙では、警察も厳戒態勢で臨んでいたという。

 選挙区内の運送会社の社長が声を潜めて語る。

「公示の1カ月ほど前、会社に警察がやって来ました。『河井さんのことがあった。また違反があってはまずいから』と。ウチの受付に、斉藤氏の秘書が持ってきた『後援会に入ってくれ』という案内のチラシが置いてあったので、警察はその内容をメモしていきました。演説会の件も捜査対象になるのではないか……

 前出の上脇氏が指摘する。

「今回は、斉藤氏の事務所が出した文書に対して手書きのメモが付けられています。茨城6区の場合、案内文の出し手は運輸政策研究会でしたが、広島3区の場合、受け取った側からすれば強く斉藤事務所の関与が感じられる内容です。公選法上の直接の買収者は広ト協政策研究会ですが、今後、捜査が行われれば、斉藤事務所の関与の有無も対象になることでしょう」

 茨城、そして岸田首相のお膝元、広島でも明らかになった有権者買収疑惑。県トラック協会が関与したその手法は酷似している。激戦区が急増した今回の衆院選で、全国的に同様の買収行為が行われていなかったか。クリーンな政治を掲げる首相と公明党には、徹底した調査が求められる。

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