栗・金魚・白露・海螺打
栗・金魚・白露・海螺打
大津留公彦
栗落ちて
天下は曇りなりにけり
林の中も林の外も
潤みたる
栗に届ける朝陽かな
また新しき一日始まる
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いつ死ぬか
秋の金魚に動きなし
やっと浮力に抗しているか
辛いことあるのか
秋の金魚たち
元気に泳いでいるのはいない
photo by Wikipedia
白露の
溢れる頃や朝宣伝
木曜日七時いつもの顔で
公園の
白露を踏む通勤路
微かな頭痛感じながらも
海螺打や
浮かぶは近所のおにいさん
皆息災で在るのだろうか
古き街
子どもら上手し海螺廻し
二、三人の男の子たち
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