あの日と明日の風
2022年1月10日(月)
あの日と明日の風
大津留公彦
僕たちは
見知らぬ他人でいただろう
あの日あの時君に会わねば
君からの
匿名の手紙が来なければ
匿名の手紙は返さなかった
そのときに
僕らの心が触れ合った
言葉を止めて肩を抱いた
君のために
つばさになって優しく君を
包み込むようなあの風になる
自分という
人間の小ささを知る時もあり
人には言わず
きっと君に
こう言う時が来るだろう
君に出会えて本当に良かった
今はこの
目の前にある日々を抱く
明日の涙は明日に任せて
明日の二人に
まだ見ぬ風が吹くだろう
今日とは違う明日の風が
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