冬北斗・空風・秋桜・粕汁
2025月24日
(火)
冬北斗・空風・秋桜・粕汁
大津留公彦
冬北斗
吾妻橋のたもとにて
仰ぎてみればウインクをする
冬北斗
輝き褪せることなくも
古希というもの我に迫りぬ
吹かれて朝の道辿る
四半世紀の慣れしルーティン
空風や
スカイツリーに遮られ
寒太郎小僧も控えめとなる
寒餅を
搗(つ)きしはるかな高槻や
あの時の場所 あの時の人
笑い茸
裸で三味線弾くと言う
苦しみのあまりただ笑うだけ
粕汁の
見目麗しく温める
大根・人参・蒟蒻と揚げ
粕汁に
酔いし如きや夜半の月
朧となりて人目を引かず
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