2022年7月4日(月)
大津留公彦
ねんねこと
子守唄にて育まれ
古希となりたる丈夫が一人
ねんねこの
妹と母は六十年以上前
西大分の山の中にて
寒梅は
空の青みを引き立たせ
凛として朝立たしめるなり
冬深む
桜の幹に力あり
晴れ渡る日も雨の日も
冬深む
時報のような放屁なり
決して自慢話ではなく
江戸川の
寒肥の話もう聞けぬ
三郷の農家の草分け人の
寒肥ありし老ボルシェビキに
陽の射す所射さぬところ
ありありと聞く
この夏は
暑さが特に強きなり
離れ住む子の遊ぶを見たし
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