「埼玉県虐待禁止条例」改正案についてのやり取り
「埼玉県虐待禁止条例」改正案についてのある埼玉県議とのやりとりです。
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私)埼玉県議会で審議されていて10月13日可決予定の埼玉県子どもだけの登下校禁止条例はとんでもない条例だと思います。
子どもだけ家に残してゴミ捨てに行ったら「虐待」。
子どもだけで公園で遊ばせたら「虐待」。
高校生の子どもに下の子を預けて出かけたら「虐待」。
子どもだけで買い物に行かせたら「虐待」。
考えられない条例です。県がゴミ捨ても公園で遊ばせるのも、買い物もやってくれるとでも言うのでしょうか?
そもそもそこまで子育てに県が口出しをする権利があるのでしょうか。
そして子どもはどうやって自立していけば良いのでしょうか。
あまりにもひどい条例案です。
是非採決で反対して下さい。
ーー
県議)条例案は条例(行政)が監視するものではありません。県民が虐待を発見した時には通報を求めるものです。
もとより、「埼玉県虐待禁止条例」には通報を促す規定があったのです(第十三条等)。それでも全国的に不幸な事故・事件が後を絶たないため、今回の書きぶりとなりました。
私)現条例13条は県の環境整備義務を書いているだけで「通報を促す規定」ではないと思います。
https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/104705/tikujyoukaisetu.pdf
県議)現状では政策が追いついていないところ、行政に対して強力にハッパをかけることと、普通の家庭が大丈夫と思っている日常にもリスクが潜んでいることを再認識して頂きたいという思いが込められています
私)通報義務となると戦前の隣組み制度と同じ国民監視システムになると思います。
これは善意以上に大きな問題性を含んでいると思います。
この条例改正案は撤回又は廃案にすべきだと思います。
県議)禁止の例示ばかりが独り歩きして本意が伝わらなくなってしまっているので、本会議の採決までに新たな発信があるかもしれませんので、もう少しお時間を下さい。
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以上です。
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