彼らの飛沫に孫らと濡れ居り
2023年12月11日(月)
雨上がり
麦芽均く伸びてゆく
一文字なる真緑の濃し
酢牡蠣なら
当たらぬなれど手は伸びず
美味いものとはよく知るなれど
私にも
苦手なものの一つあり
生牡蠣・牡蠣揚げ・牡蠣の鍋
父逝きて
十二年半や枇杷の花
袋を掛けし思い出のあり
言問えば
濁声返す百合鴎
赤きおみ足細素足
紅葉散る
障害児学校通いバス
今朝の公園と会館の間
お留守には
異状はなしと神迎え
ボンネットの青女少し撫でやる
撫でやれば
目を細めたる海豚かな
彼らの飛沫に孫らと濡れ居り
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