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2025年9月29日 (月)

全日本人と全アメリカ人に観てほしい映画「宝島」

 

全日本人と全アメリカ人に観てほしい映画

映画「宝島」を観た。

「あらゆる近現代史の物語は“沖縄”に通じている」

この映画の原作者・斉藤順丈の言葉である。

戦うとは何か

正義とは何か

尊厳とは何か

を問う映画である。

1959年の宮森小学校への米軍機墜落事故や1970年のゴザ暴動など沖縄の怒りが爆発した事件が物語と噛み合って壮大なスケールで描かれる。

沖縄の本土復帰は1972年5月15日であり私の大学3年生の時であった。革マルの出した「全面返還か返還粉砕か?」というビラとそれに対抗する「返還粉砕か全面返還か?」というビラのタイトルを覚えている。「沖縄を返せ」という歌は何回歌ったか分からないほど歌った。

この映画の中でもヤマコ役の千葉すずたちが歌っていたと思う。

本土復帰は沖縄の悲願だった。

この映画のボランティアは5千人だという。沖縄の心が作り出した沖縄の心の映画だと思う。

妻夫木聡の演じる警官役のグスクは沖縄の人たちの複雑な心境を表していると思う。

「全軍労」というヘルネットが出て来るが、沖縄の米軍基地で働く労働者たちの組合で米軍基地撤去闘争は当時「自らの職場をなくす為の闘争」と言わていたことを思い出した。

この映画の英文タイトルは「hero‘s island」でありヒーローの島である。宝島という島は存在しない。

嘉手納基地に盗みに入り抜け出した先がビーチというのはどこのビーチなんだろうと思った。

糸山瑛太

「予想外の戦果」というのは最後まで明かされない。核密約の文書だったりと想像は膨らむ。

 

パンフレットの最後の感想文の中から紹介します。

観るものを「安全な冒険者」させない(10代女性)

日本映画の本気の全力投球を見た

(30代男性)

戦争は遠い過去ではないと痛感します(40代女性)

 

私が見た今年最高の映画です。

全日本人と全アメリカ人に観てほしい映画です。

公式サイト

https://www.takarajima-movie.jp

 

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