啄木祭の松村正直さん講演録
啄木祭を撮影頂いたuーplanの三輪さんの友人の末武あすなろさんの文字起こしです。(10回位聞いたそうです。)(Facebookでは永田浩三さんとのやり取りなどがあります。)
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松村正直さんの講演「言論統制と啄木」
#囚われの女たち にも通じるし、表現者に限らず
この社会を構成する全員が関係する話だので
こちらの動画ぜひご覧ください✨
https://youtu.be/12uxc2eS0lQ?si=ORdKfYLjM3v2Wys-
(43分50秒ぐらいから講演が始まります)
撮影者 三輪 祐児さんの投稿もご紹介🫶
https://www.facebook.com/share/p/1H7nXZ7rNM/?mibextid=wwXIfr
以下、講演内容抜粋文字起こし📝
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啄木が託した明日は大正時代になると労働運動、普通選挙運動、憲政擁護運動といった市民を巻き込んだ運動が盛んになり、いわゆる大正デモクラシー、ある種の民主主義に近い取り組みが進む時代。
啄木の願ったものの一つの達成を見ることができる。
一方で昭和に入って治安維持法が出来て戦争に向かい紆余曲折あり、戦後になって日本国憲法が出来て、
啄木が託した明日、未来、よりよい社会、検閲や抑圧がない社会を願った啄木の思いは、日本国憲法に込められていると考えることもできる。
明治に生まれ明治に死んだ、今から110年以上前に亡くなった、ひとりの作家、表現者。
啄木の抱えていた問題は明治の時代で終わっていなくて、今も当然同じような問題が続いている。
政府、権力者に擦り寄っていくマスコミも、マスコミの論調に流される市民もいくらでもいる、今も変わっていない。
変わっているのは検閲をしてはならないという日本国憲法があったり、明治の時代よりいい状況があるから、それを大事にしていきながら守っていくことも啄木の詩を詠む上では必要だと思っている。
啄木の短歌を単なる文化という狭い範囲に閉じ込めるのではなく、社会問題や国の問題を考える一つのきっかけとして捉えることもできると考えている。
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政府当局者はその数年間の苦き経験によって、思想を圧迫するということがいかに困難であるかを誰よりもよく知っていた。
思想弾圧の手段として大逆事件が利用されたと啄木は書いている。
当時から大逆事件に関して正確な理解をしていくつも文章を書いているが生前ひとつも発表されていない。
啄木は事件の本質を正確に捉え、その意味を深刻に把握していた。
敗戦によって天皇制絶対主義が倒れ検閲が廃止されるまで全く公表し得なかった。
つまり当時は検閲制度があったので発表出来なかった。
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現代の日本では憲法21条で検閲してはいけないと明確に規定され表現の自由を守っている。
啄木が生きていた明治時代、大日本帝国憲法は歴史的に見れば「アジアで初めて制定された憲法」という意味では画期的。
言論の自由は大日本帝国憲法では
29条で「法律の範囲内において」という曖昧さ。
出版法で内務大臣、内務省の役人の裁量次第。
・安寧秩序を乱す
→無政府主義、社会主義、共産主義といったいわゆる「左翼的な思想」が該当する
・風俗を害する
→裸など性的なもの
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明治43年9月頃から、遡って発禁処分になった。
大逆事件を知った啄木は
大逆事件のもとになった社会主義思想、幸徳秋水らの本を読むようになる。
大逆事件や社会主義問題に関心を持って文章を書いたが、為政者の抑圧によって発表することが出来なかった。
発禁処分の基準はないが、発禁処分されたら困るから萎縮効果を生み自主規制していく。
敵がいるということに啄木は目覚める。
大逆事件が起きて明治の息苦しい状況は何が原因か?
国家権力の抑圧が敵なんだと目覚め強く訴えかける。
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ピョートル・クロポトキン
ロシアの革命家であり、地理学者、社会学者としても活躍した。
貴族の家に生まれながらも、無政府共産主義の理論を築き、「相互扶助」の概念を唱えた。
その思想は、マルクス主義を批判しつつも社会変革を志向し、日本の無政府主義運動にも影響を与えた。
ダーウィンの進化論を批判的に継承しながら、生存競争ではなく「相互扶助」こそが生物および人類進化の主因であると説いた。
この独自の生物学的・社会学的視点は、当時の社会主義運動や日本における大正デモクラシー期の思想界に多大な影響を与えた。
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Facebook
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大津留公彦
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