浅井基文さんが日本共産党への激励的提言を行っている。
考えさせるものがある。
東本さんや山本さんがコメントをそれぞれのブログにしているのも参考になる。
是非お読み頂きたい。
まず共産党の支持率に関しての東本高志さんの記事です。
[下]鳩山内閣の19%〜21%の内閣支持率はどういう声に支えられているか 共産党の支持率はなにゆえに3.3%程度どまりなのか
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/3683973.html
[上]鳩山内閣の19%〜21%の内閣支持率はどういう声に支えられているか 共産党の支持率はなにゆえに3.3%程度どまりなのか
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/3683939.html
私はこれまで「鳩山内閣支持の声は何に由来するのか」ということについて論じてきました。が、同時に私は翻って共産党の支持率は、自民党政権が終焉し、かつこれだけ民主党の失政が続いているにも関わらず、なにゆえに3.3%程度にとどまっているのか、ということも考えます。今回のANNの5月度世論調査でも共産党の支持率は1.4%程度のごくごく微小の上げ幅にとどまっています(その上げ幅の小ささは、結党されたばかりで実質的ななんの政治実績もないみんなの党の支持率の上昇と比較すればなおさら明らかです)。共産党は民主党政権に優位するさまざまな政策提言を保持する政党であると認められることはあるにしても、有権者にはあらたな政権交代を託すにたるフレーム政党としては決して認められません。なにゆえにでしょうか?
それは私の見るところ、上記のような右からの鳩山政権攻撃を仕掛けているのが明らかであり、かつ、民主党・鳩山政権よりも反動的な立場で改憲、沖縄の基地問題ゴリ押しを進めようとする勢力であることも明らかな右翼的野党4党と鳩山政権追い落としのために結託するという教条的な政治姿勢をとり続けていることにおおいに関係があります。
共産党のこうした物事(政治の大局)をカチンコチン(教条的、公式的、観念的)にしか捉えることのできない見方、政治観を彼のレーニンは「左翼小児病」(「共産主義における左翼小児病」 1920年)的と名づけてその傾向に陥ることを厳しく戒めているのですが、日本共産党はこれまでこのレーニンの言葉を何度も引いていわゆる「極左」主義者たちを限りなく非難してきた「堂々」たる党史を有しているにも関わらず、自らがこの救い難い「左翼小児病」の長患いの患者であることには同党指導部はもちろん、その指導部の無謬神話(少しの誤謬は認めたことがあるにせよ)を信じてやまないほとんどの無垢の党員はまったく気づいていません。そのことの意味に共産党が気づかなければ、共産党は決して国民の期待にいつまでも応えることはできないでしょう。これは逆説的な意味で「反革命」的なことだいえないでしょうか? 共産党にはこの自らのカチンコチン性(教条的、公式的、観念的)が政治革新をなしがたくしている大きな要因のひとつになっていることを一日も早く気づいてほしいものだ、というのが一革新市民の徒としての私の願いです。
鳩山氏への日本共産党の対応に関しては私は是々非々であったと評価しますが「左翼小児病」的であったと言う東本さんのご指摘には耳を傾けるべきでしょう。
さて、浅井さんがまとめて提言を書かれているのがこの論文です。
日本共産党への辛口提言
-ふたたび埋没することがないように-
最初はこう激励的に書き始めます。
*参議院選挙が近づいてきました。私は、近年機会があるごとに、平和憲法にいかなる立場を取る政党であるか、日米軍事同盟に対してきっぱりした立場を取る政党であるかどうか、国民生活を破壊し尽くしてきた新自由主義路線に真っ向から立ち向かう政党であるかどうか、以上三点を基準にして主権者としての投票行動を決めることを呼びかけてきました。そういう視点からする時、日本共産党が地方選挙のみならず、国政選挙で躍進することが不可欠であると思っています。
そういう立場の私から見る時、最近の共産党のあり方について、「これでは有権者(主権者)の支持を獲得できないのではないか」と思わざるを得ないことが出てきています。敢えて辛口のエールを同党に送る所以です(6月13日記)
志位委員長の訪米問題について元外交関係者らしいご指摘があります
この問題の扱い方(志位委員長の訪米報告)において、共産党は終始共産党の目線で物事を見ており、国民・人々の目線で物事を見たらどう受け止められるか、ということに考えが及んでいないのではないか
志位氏の報告は党内向けの物であろうしやや浅井さんのご指摘はどうかなと思わないでもない。
志位委員長を応対したのは国務省のメア日本担当部長(日本の外務省でいえば課長クラス。ちなみに、同人は、日本部長になるまでは在沖縄総領事)でしかなかった。アメリカ政府の「高官」でも何でもないのだ。
率直なことをいえば、私は志位委員長の相手をしたのがメアだと知ったときには、「アメリカは共産党にはずいぶん横柄、失礼だな」と思った。
私もオバマ大統領との会談があるのかと思ったがアポなしのまま出発した結果としては十分な成果ではなかったと思う。
いずれにせよ共産党に取って画期的な事でありこの問題は選挙で訴えるべき物だと思います。
国民と同じ目線で試行錯誤する共産党の姿を・・・
志位氏の訪米に関しての発言に関連した原水禁運動の過去の総括に関しては時間も経っており正確な総括を私も知りたいところです。
そしてイランや北朝鮮の報道についての辛口感想等を述べられ最後はこう結んでおられます。
私は、日本における民主政治の健全な発展のためには、共産党が躍進することが不可欠だと思っている。とくに、改憲志向、日米軍事同盟の変質強化を軸にして、民主党及び自民党が「政界再編」に走る危険性が高まっているなか、そういう動きを許さないためには、多くの国民が共産党に保守政治に対する批判票を投じることが極めて重要だと考えている。しかし、そういう国民の批判票の受け皿となり得るためには、共産党が自分の目線に閉じこもり、正当性を独占しようとし、都合の悪いことには口をつぐむというようなことがあったのでは「百年河清を待つ」ということに終わってしまうことを私は懸念する。共産党の関係者が虚心坦懐にこの文章を読むことを願っている。
日本共産党の中央と委員会と支部は自分たちの為にこう言う提起を頂いている訳だからそれぞれの組織の中と個人学び、議論し、そして血肉化すべきだろう。
こういう議論は選挙での前進の為にも大事だろう。
参照
東本さんの文章
浅井基文さんの「日本共産党への辛口提言−ふたたび埋没することがないように−」(上
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/4889193.html
浅井基文さんの「日本共産党への辛口提言−ふたたび埋没することがないように−」(下)
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/4889436.html
山本さんの文章
ペガサス・ブログ版
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2010-06-17
浅井基文氏による共産党への批判的応援
山下明子の幸せの黄色いニュース
http://akikoy.at.webry.info/201006/article_55.html
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