玄間太郎さんの「三郷発ー同時進行ドキュメント ともかの市議選奮戦記」を読んだ
この本は三郷という一地方都市の市議選のドキュメントである。
そして玄間太郎という得難いライター兼アクティベストによって書かれた現代のノンフィクションノベルである。
登場人物の多くは実名であり虚飾は全くない。
昔、赤旗日曜版の文化欄で感心する記事があるとそこには必ず「玄間太郎」という署名があった。
玄間さんは長い間赤旗の記者だった。
今三郷市早稲田で一緒に共産党の後援会活動をしている。
私の名前も何度も登場し私にとっては自分史の一部を書いて頂いたような心持です。
共産党の事をよく知っている人には興味深く読めるでしょう。
よく知らない人には共産党と後援会の活動の実際がよく分かるでしょう。
短歌を二十四首詠みましたので紹介します。
「ともかの市議選奮戦記」を読んで1(天使)
大津留公彦
市議選の同時進行ドキュメント思い出すなり暑き暑き日々
君は言う天使が舞いて降りてきた三十五歳の若者決意に
若者の登場したる選挙なり候補は若く若者が寄る
選挙事務所は倉庫の二階 段の階段の名は「勝利への階段」
「押しの強い大津留公彦」も登場し自分史の一部ここに残りし
発行日は新春の集いの日付なり 玄間太郎のこだわりを見る
こうやって単行本になって読むとこの闘いは歴史を画す
紫陽花から向日葵までの闘いのドキュメントあり二〇一七年の
「ともかの市議選奮戦記」を読んで2(「深キョン集会」)
大津留公彦
「深キョン集会」若者らしい集まりは深川ともか押し出しの為
子や孫の世代の候補と動くなり 皆一様に楽しげなりし
二十代から九十代まで闘いし高位当選勝ち得し選挙
半年前のことではあれど蘇る楽しき闘い繰り広げしこと
少ししか手伝えなかった選挙なれど記録は残るノンフィクション・ノベルに
市議任期四年の後に第二弾の「奮戦記」あれ我は六十九
若者と自転車連ねしパレードの桜並木は今冬木立
闘いは今闘われおり九条の改悪許さぬ冬の闘い
「ともかの市議選奮戦記」を読んで3(短歌)
大津留公彦
被爆せし義母への歌の載る新聞 紹介されるともかの奮戦記に
タイトルに使われし章を二度読みぬ「梅雨明けの頃きっと輝く」の歌
集会の最後に大声で読み上げし短歌一首が記録に残る
街宣も運転も短歌も残りたり二〇一七年の暑き夏の日
振り返れば短歌の残る奮戦記我が短歌百首と共に
思い起こせば短歌演説始めしはこの選挙から三郷市議選
残りたる短歌百首を読み返す深川ともか奮戦記読み
夾竹桃・紅葉と選挙続きたり今侘助の咲く闘いの日々
以上
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