18の君へ
千葉卯京さんの作品を未来を変える千葉の会から転載します。
是非映像をしみじみと音楽付きで見て頂きたいですが、詩を紹介します。
ーー
18の君へ
僕が18だった頃
大学のサークル室で麻雀していた。
でも今の君たちは返せるかどうか不安の奨学金で
大学生活を脅えながら生きている
僕が18だった頃
父さんの金で免許を取って車を乗り回していた。
でも今の君たちは未来に希望を持てなく
必死に非正規労働で残業代も無く働いている。
僕が18だった頃
夜更けに仲間とナンパして女の尻を追っかけていた。
でも今の君たちには純粋な恋人がいても
その愛を実らすことができないでいる。
僕が18だった頃
高校の校舎のガラスをぶち壊していた。
でも今の君たちは不満の捌け口を仲間に向け
友の命さえ平気で蝕んでいく
僕が18だった頃
戦争を知らずに自衛隊にあこがれた。
でも今の君たちには総理大臣の命令で他国に行き
人を殺し殺されることになる現実がある。
僕が18だった頃
大人になる意味が分からなかった。
でも今の君たちは18歳選挙権があり
大人の仲間入りをしなければならないでいる。
18の君たち
僕より賢くて立派な18の君たち。
どうか道に迷わず自分を見失わないでほしい。
18の君たち
僕より弱くて卑怯な18の君たち
誰に命令されても銃も剣も持つな。
そしてすべての18の君たち。
君自身のために闘ってほしい、逃げないでほしい。
今の自分の弱さと社会への不満を声にして表してほしい
(千葉卯京作)
ーー
千葉卯京さん
18歳への訴えに64歳が感じ入りました。
詩と映像の制作有難うございました。
次の映像に期待しています。
以上です。
最近のコメント