カテゴリー「小林多喜二」の記事

2010年1月11日 (月)

「蟹工船」を読んだ(まんがで読破9)

まんがで読破「蟹工船」を読んだ

ラストシーンは二度目のストライキが成功する。
原作はそうだったと思うのでこれは原作に忠実ということになる。
二回の映画と白樺文学館作漫画の漫画は「僕らは立ち上がったもう一度!」で終わっていると思う。

最後には蟹工船の主任監督浅川までもが首になるという終わり方がなかなか暗示的で現代的だと思った

ところで
蟹工船ブームには去年訪問した我孫子市の白樺文学館のこの漫画が果たした役割が大きいようだ。

志賀直哉は

「一番念入ってよく書けていると思ひ、描写の生々と新しい点感心した。」(1931/8/7付 多喜二宛書簡)

と多喜二に書き送っている。

去年白樺文学館で作った私の歌です。

 多喜二宛直哉の褒めし作品は他ではあらず「蟹工船」なり

 多喜二宛ての手紙を友は読み上げて我は頷く白樺文学館

以下資料です。

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2009年2月15日 (日)

多喜二のラブレターに啄木の歌が・・・

ご近所のミニ集会で啄木の話をしました。
少し加筆して紹介します。


啄木の歌と啄木に関する小話と啄木の詩を紹介します。

1.まず短歌です。

何となく
今年はよいことあるごとし
元旦の朝晴れて風なし

こころよく
我にはたらく仕事あれ
それをし遂げて死なんと思う

「労働者」「革命」などといふ言葉を
  聞きおぼえたる
  五歳の子かな。

やや遠きものに思ひし
 テロリストの悲しき心も
  近づく日のあり。 

みぞれ降る
 石狩の野の汽車に読みし
  ツルゲエネフの物語かな

働けど 働けど 我が暮らし 
 楽にならざる 
  じっと手をみる

友がみな 我より偉く 
 想わるる日 花を買いきて 
  妻と親しむ

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

2・啄木に関する小話です。

最初の元旦の歌は啄木が24歳の時に詠んだ歌です。
前年啄木は生まれたばかりの長男を亡くしました。
父も母も妻も不健康で自分も体の不調のため夜勤をやめ、
手元に残る金は僅かで一方借金は百倍以上という状況でした。
啄木はこの歌を作った翌年に亡くなっています。
そういう意味ではなかなか意味の深い歌です。

明治45年4月13日啄木は25歳の若さで肺結核でなくなります。
4月15日、浅草等光寺で葬儀、枕もとには家族三人と若山牧水がいたそうです。
葬儀には同じ朝日新聞の夏目漱石もいたそうです。

土岐善磨が生まれた寺であり、彼が葬儀の世話をしました。
啄木と哀果(善磨)は「樹木と果実」という雑誌を出そうとしていました。


若山牧水の歌集『死か芸術か』に啄木の死に詠んだ歌がある。

『初夏の曇りの底に桜咲き居りおとろえはてて君死ににけり』

『いたづらに窓に青樹の葉のみ揺れわれらが逢ふ日さびしくもあるかな』

百味充福
http://hyakumi.cocolog-nifty.com/blog/2005/11/post_8e1d.html
より

啄木24歳のこの元旦の歌の年の言葉にこういうのがある。

短歌は「手間隙がかからない・・日本人が待つ数少ない幸せの一つ」

この短歌の使い方は百年後の今の人間にも言えるだろう。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

20世紀に「新日本歌人」誌に掲載された私の私の一首という短い文章です。
啄木の歌を取り上げていますので少し気恥ずかしいですが紹介します。

私の一首

やわらかに積もれる雪に熱てる頬を埋むるごとき恋してみたし

この歌にははちみつレモンの味がある。

私はこの歌を読むと新婚旅行で行った啄木を追う旅の途中の北海道の雪の湖を思い出す。
失恋と共に私の啄木体験は始まり、短歌という形の叙情性と記録性は結婚によって深まった。
失恋には啄木がよく似合う、失恋をした人は啄木を読むといい。

啄木が取り持つ事によって私たちの結婚生活はスタートした。
新婚生活を始める人にも啄木をお勧めする。

小林多喜二が田口タキに送った啄木歌集が発見されその内63首に多喜二によってチェックが付けられていたと天野仁さんの話を聞いた。
啄木を借りた多喜二のタキへの深い思いを感じる。

啄木は私の短歌の原点でありこの歌は私の結婚生活の原点でもある。

大津留公彦

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

啄木の歌を小林多喜二がタキさんに送ったことはこの手紙出ています。
我が新日本歌人協会が主催した昨年2008年の大阪での啄木祭でも紹介されていいます。
未来と言うブログから紹介します。

小林多喜二が「石川啄木」のこと書いていますね。紹介します。♪

1927年2月15日 田口瀧子 あて
 「啄木の歌にはいいものは非常にいいが、飛んでもなく変なものもある。それで、僕が一番すうと読んでみて、これならばと思われるのを選んでみた。
歌の肩に印をつけているのがそうだ。印のした歌くらいは暗記をしていなければならない。
寝る前に二つ三つ覚え、次の日仕事をしながら、一生懸命暗記するのだ。そうして覚え、時々口ずさんでみると歌の味いが、丁度スルメ(?)をかみしめるように、
出てくるものだ。意味の分らないことがあったら、手紙に書いてよこせば、書いてやる。」・・中略「出来たら手紙に書いて寄こせ、そうすれば、直してあげるから。
歌人ではないが、もとこれでも作ったことがあり、(後述)又煎じつめれば歌も小説も同じことだから。啄木の歌を手本にして、作ってみればいいよ。
始めは啄木のものを真似をしていいから。では。 それから手紙が又来ないのでがっかりしている。」♪ 


未来 小林多喜二と石川啄木 より引用
http://f-mirai.at.webry.info/200803/article_53.html

なんとこの手紙は今日からちょうど82年前の今日に書かれています。
「書いてやる」などと炊きに強圧的だが、言いたいことは「手紙が又来ないのでがっかりしている」だったのだろう。

3.最後に啄木の<墓碑銘>という詩を紹介します。
啄木が「一個の唯物論者」として「われには何時にても起つことを得る準備あり。」と人生の最後に自らの<墓碑銘>として書いたのだと思います。


<墓碑銘>

われは常にかれを尊敬せりき

しかして今も猶尊敬す──かの郊外の墓地の栗の木の下に

かれを葬りて、すでにふた月を経たれど。

実に、われらの会合の席に彼を見ずなりてより

すでにふた月は過ぎ去りたり。

かれは議論家にてはなかりしど

なくてかなはぬ一人なりしが。

或る時、彼の語りけるは

「同志よ、われの無言をとがむることなかれ。

われは議論すること能はず

されど、我には何時にても起つことを得る準備あり。」

「かれの眼は常に論者の怯懦を叱責す。」

同志の一人はかくかれを評しき。

然り、われもまた度度しかく感じたりき。

しかして、今や再びその眼より正義の叱責をうくることなし。

かれは労働者──一個の機械職工なりき。

かれは常に熱心に、且つ快活に働き

暇あれば同志と語り、またよく読書したり。

かれは煙草も酒も用ゐざりき。

かれの真摯にして不屈、且つ思慮深き性格は

かのジュラの山地のバクウニンが友を忍ばしめたり。

かれは烈しき熱に冒されて、病の床に横はりつつ

なほよく死にいたるまで譫言を口にせざりき。

「今日は五月一日なり、われらの日なり。」

これかれのわれに遺したる最後の言葉なり。

この日の朝(あした)、われはかれの病を見舞ひ

その日の夕(ゆふべ)。かれは遂に永き眠りに入れり。

ああ、かの広き額と、鉄槌のごとき腕と

しかして、また、かの生を恐れざりしごとく

死を恐れざりし、常に直視する眼と

眼(まなこ)つぶれば今も猶わが前にあり。

彼の遺骸は、一個の唯物論者として

かの栗の木の下に葬られたり。

われら同志の撰びたる墓碑銘は左の如し

「われには何時にても起つことを得る準備あり。」

1911年6月16日の作

ーーーーーーーーーー

君は起つ準備はあるか?

今日はこんな所です。

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2008年10月 7日 (火)

「蟹工船」ブックトレイラーとyoutube「蟹工船」

本「蟹工船」の宣伝の為の「蟹工船」ブックトレイラーというものがある。
新しくできた映画かと思ったが違った。
しかし7分間の新作映画と言えないこともない位よくできている。

「蟹工船」ブックトレイラー

「蟹工船」を読んでの記事はおい、地獄さ行(え)ぐんだで!
で書いた。

更に本チャンの映画「蟹工船」が11回に分けてyoutubeにありましたので紹介します。
青年大集会に向けて各地で上映が行われたようです。
「ただいま11人」の山村聰が自らプロダクションを作って監督として初めて作った映画です。

この映画のどの立場に自分が立つのかが国民みんなに問われていると思います。
浅川の立場に立つのか漁夫の立場に立つのか、それ以外はないと思います。

特に全ての衆議院選の候補者にはこれを見て頂いて立場の表明をしてほしいと思います。

「おい地獄さ行くんだで!」
 「覚悟はできているな?」


解説
昭和初年にかかれた小林多喜二の原作を俳優から転出の山村聡が第一回の脚色・監督にあたった。
撮影監督・音楽はそれぞれ「ひろしま」の宮島義勇、伊福部昭。監督山村聡自身、森雅之、日高澄子、中原「村八分」、河野秋武などの他、現代プロ、前進座、東京映画俳優協会、劇団東芸、少年俳優クラブのメンバーが出演、これに千葉県勝山の網元平田末 喜三が大役に特別出演している。

あらすじ
昭和初年のある春。折からの大不況にあぶれた鉱夫、農夫、労働者上りの雑夫たちを乗せた蟹工船博光丸は、ベーリング海の漁場めざして函館港を後にした。
連日吹きすさぶ嵐に船酔いし、不潔な生活から続出する病人たちに、蟹工船の浅こと監督の浅川を中心とする幹部らはむりやり作業を強制する。
浅川の冷酷さはSOSを打ちつづける僚船をも漁場に急ぐため無視し、カムサッカの漁場では突風警報をおかして川崎船を操業させ、多数の遭難者を出した。
連日の酷使についに倒れた「学生上り」は偽病人としてボイラーに縛りあげられ、反抗した雑夫平太は撲殺された。
低下の一途を辿る生産高にあせったた浅川は、拳銃で漁夫らの反抗をおさえ、ソ連領海への侵入を企てる。
その上、過労で病死した青年の体を、すげなくつめたい海に沈めた無情さに、漸く怒り心頭に発した漁夫たちは、ついに就業を拒んだ。
代表たちは監督に要求書をつきつけ、拳銃で威脅しようとする彼を、叩きのめした。
が、翌朝、浅川らの連絡で駈けつけた駆逐艦「初風」から、武装した一隊の水兵が工船に乗りうつり、暴動代表者の拘引をはじめる。
彼らを奪還しようと騒ぐ漁夫た ちは、包囲した水兵らの銃弾に次々、のけぞり倒れた。

映画

俳優山村聰の主演・初監督作品で1953年に映画化。

* 製作:現代ぷろだくしょん
* 監督・脚本:山村聰
* 音楽:伊福部昭
* キャスト:山村聡、日高澄子、森雅之、森川信、中原早苗、花澤徳衛 他

10分X11=110分あります。

kani-kou-sen(01/11)

kani-kou-sen(02/11)

kani-kou-sen(03/11)

kani-kou-sen(04/11)

kani-kou-sen(05/11)

kani-kou-sen(06/11)

kani-kou-sen(07/11)

kani-kou-sen(08/11)

kani-kou-sen(09/11)

kani-kou-sen(10/11)

kani-kou-sen(11/11)

ここで見た人には必要ないですが山村聰さんに敬意を表してDVDの紹介もして置きます。


山村聰さんありがとう。

ついでに蟹工船全文です。

青空文庫さんありがとう。

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2008年7月 3日 (木)

こっちの方が面白い?「党生活者」

昨日の「蟹工船」の続いて小林多喜二の「党生活者」青空文庫です。


いくつかのブログの記事を紹介しながらこの本の意味を考えてみたいと思います。

こんなこっちの方が面白いという意見もあるようだ。

新潮社の本を買った人は、同時収録されている「党生活者」も読むのだろうか? 「党生活者」は非合法活動を続ける共産党員たちの群像劇で、個人的にはこっちの話の方が面白い。僕は戦前の共産党のオルタナティブで尖った感じが大好きなのだ。ただ残念ながら、今の共産党にはまったく興味がない。
bemod. 党生活者=コンペ=歴史=閉鎖=底力=提訴

この時代の状況がわからないと本当に理解はしにくいだろう。

確かにプロレタリアート文学の評論家蔵原惟人は蟹工船よりも党生活者を高く評価している。

一番、わかったのは「笠原」の気持ち。 「私」と一緒にいたいが、「活動」はしたくない。わからない。 そういう気持ちは分かります。あと、「伊藤」が「私」を好きだったというのも 読んでいてわかりました。
igaigaのブログ

こういうディーテールにもこの作品及び多喜二の表現力が表れていると思います。

多喜二はある意味でわたくしには青春のシンボル      のような、奥にしまってあったものである。      その青い頃、赤い自転車という名(チーム2名)で      16ミリ、35ミリの自主上映に燃えていたことがある。

     いろいろやったがその一つが「小林多喜二」であった。
     自分で選んでおいて、上映中、後半目を開けていられなかった。
     そのころも今と同じく弱虫であった。
     理不尽に傷つけられる、その痛みと悲しみのために
     病んでしまいそうに苦しい。

      1974年 今井正監督
      主演 多喜二役は山本圭。
      恋人タキ役が中野良子だった。


想風亭日記new
青春ありました
http://blog.goo.ne.jp/raichiooo/e/a99f822ad6d74c70c0231542b6a520fc

私にもこの映画の自主上映の思い出がある。
福岡映画サークル協議会の当直日誌に書いた記憶がある。
どこかにあるはずなので出てきたらまた紹介します。

小林多喜二没後75周年「多喜二の文学を語る集い」が特集されています。  そのなかで、青年トーク・「蟹工船」を語るとして浅尾大輔(作家)さん、山口さなえ(首都圏青年ユニオン)さん、狗又ユミカ(フリーター全般労働組合)さんの3人のトークが紹介されています。山口さん、狗又さんは小説「蟹工船」のエッセーコンテストの入賞者です。

 狗又さんは、昨年まで派遣労働者でした。「雇用期間の満了の為」「業務縮小の為」と不当な解雇の連続、労基署に相談すれば、「不安定な働き方をしているアンタが悪い」とどやされる。病気で働けなくなって生活保護をうけようと思えば水際作戦で追い返される。そんな彼女が「蟹工船」と現代の派遣や業務請負で働く人と状況が似ていると7つの共通点を挙げています。
1、文字通りの命だけでなく、「小刻みに殺されていく」という表現どおり、自己の尊厳をスタボロにされていく点。
2、「鼻紙や糞紙以下」という表現どおり、「モノ」あるいは「モノ以下」の扱い。
3、健康上の責任をもたない、つまり健康診断をいいかげんに行う点。(私は実際、トルエンやエタノールなどを使用する職場で働いていたことがあるんですが、必ず実施しなければならない「有機溶媒検診」を、しないで作業させられました)
4、中間業者がたくさんいて、マージンむしりとっている。つまり搾取しまくってる点。
5、「蟹工船」に出てくる浅川監督のようなボスハラ上司がはびこっている点。
6、有期雇用なので不安定。
7、政府機関が労働者を守らない点。
多喜二さんからこう言われたような気がしますと彼女は立ち上がって、
 現代は問題が多様化し、連帯するのが困難だろうが、泣き寝入りしなければ、恐らく勝つことができるだろう。それだけは、忘れないでください。
決して諦めないでください。
それでも、くじけそうになったら、「蟹工船」を読み返し、ぜひ共感を覚えてほしい。…
そうやって、目の前で苦しむ者を、決して他人事だとは思わないから安心してください。


真実一路 多喜二の「蟹工船」が呼びかけるもの

労働者派遣法ができる時に私の友人はこれから日本の若者は大変なことになると予言していた。

今や働く人の三分の一が、派遣やパート、アルバイトなどの非正規雇用になり、年収二百万円以下のワーキングプアと呼ばれる層は二割を超えている。

多喜二の思いがこの若者たちに届かないと決めつけることは誰にもできない。

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おい、地獄さ行(え)ぐんだで!

若者に読まれているという「蟹工船」を初めて読んだ。
[おい、地獄さ行(え)ぐんだで!]で始まる戦前の蟹漁の船の中のドラマだ。

純文学はあまり得意でないのだがテンションに満ちた展開となかなか描写が巧みで蟹工船の乗組員たちの生き生きとしたドラマが私に4時間で一気に読ませた。

プロレタリアート文学の代表作と学校時代に習ったが確かに芸術的な価値は高いと思う。
海外で多く翻訳されていることもこのドラマ性にあると思う。

読まないで批判する向きもあるが歴史的な本なので一生の内に一度は読んでもいい本だろう。
若くして特高警察に虐殺されたので皮肉なことに著作権切れとなっており

青空文庫
でも読めます。

文中ドストエフスキーの1860年に出たあまり有名でない『死の家の記録』 (本の中では:死人の家)」)、を蟹工船を書いた25歳の小林多喜二が読んでいことに驚いた。
当然有名な本『罪と罰』、『白痴』、『悪霊』、『未成年』、『カラマーゾフの兄弟』等はは読んでいたことだろう。

小林多喜二フォロワーになろうかと思います。

各新聞の「蟹工船」関連の記事を掲げます。

まさか若い記者達が読まないで書いているとは思いませんが・・・・・

続きを読む "おい、地獄さ行(え)ぐんだで!" »

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