スポーツ報知より
亡くなった井上ひさしさんの「東京裁判三部作」が新国立劇場で上演中だ。
全ての観客に「井上氏へのメッセージカード」を配って居るそうだ。
故人は5月の「ムサシ」ロンドン公演を心待ちにし、沖縄戦をテーマにした新作「木の上の軍隊」の今夏上演に向け、プロット(筋立て)作りに取りかかっており、広島の被爆者を描いた「父と暮せば」の続編として「長崎の被爆者のことを書きたい」と意気込みを語っていたと言う。
井上さんは、一貫して「笑い」にこだわった。
「笑いは全く違う人々が同じ立場になる瞬間を作り出す。そして、相手を理解したと思った瞬間に、人は喜びを感じる」
と
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20100412-OYT1T00256.htm
風刺と笑いで日本を見つめ…井上ひさしさん死去 読売新聞
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twitter上に井上ひさしさんのハッシュタグ #inouehisashiを作りました。
井上ひさしさんの遺言を連載します。
井上ひさしの遺言1
「いつまでも過去を軽んじていると、やがて私たちは未来から軽んじられることになるだろう。」現在上演中の東京裁判三部作公演に寄せて(朝日新聞)
井上ひさしの遺言2
「むつかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」
新人物往来社が出版した
『別冊歴史読本17 各界著名人が残す・遺言・21世紀への言葉』(1995年5月)
に井上さんが寄せられた文章
他のところではこうも言っている
むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
そしてゆかいなことをあくまでゆかいに
『井上ひさし氏のエッセイ集9 文学強盗の最後の仕事』(中公文庫)や『井上ひさしコレクション ことばの巻』(岩波書店刊)
弊ブログ
ふかいことをおもしろく
https://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-d4a6.html
井上ひさしの遺言3
「ボローニャ精神」は「何百年も前の建物や街並みをそっくり保存しながら、その上、いまの生活にも役立てる方式」
「過去と現在とは一本の糸のようにつながっている。現在を懸命に生きて未来を拓くには、過去に学ぶべきだ」
「ボローニャ紀行」
井上ひさしの遺言4
平和を守ろう」「憲法を守ろう」と言うときに、何か言葉が空転する〉〈芝居の中で「平和」という言葉を使うと、実はその瞬間、観客はそれを聞き飛ばしてしまう〉
井上ひさしの遺言5
「言葉を面白さの奴隷にしていいのですか」というせりふを書き込んだ(国語事件殺人辞典)
どちらもhttp://www.47news.jp/47topics/e/158933.php
北海道新聞
井上ひさしの遺言6
「憲法の前文には、基本的人権の尊重、永久平和、主権在民、の三つの原理を排除するいっさいの憲法、法令、勅令を出してはいけないと書いています。 フランスもイタリアもアメリカもそうです。 憲法を憲法によって変えることは限界があって、憲法が憲法であるゆえんを変えるということを憲法自身が禁じている。ですから、いまの日本国憲法を変えようとする人たちは、「反革命軍」「クーデター軍」だと思っています。
日本を元のいいところへ
弊ブログ
https://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_3a23.html
このシリーズは続けます。
以下参考です。
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