カテゴリー「労働問題」の記事

2015年10月30日 (金)

ブラック企業大賞2015 ウェブ投票受付中

第4回 ブラック企業大賞2015 ノミネート企業6社が10月27日(火)の記者会見で発表されました。

ブラック企業大賞2015 ウェブ投票受付中(11月28日まで)

 ノミネート企業6社の中から大賞にふさわしいと思った
 企業に投票をお願いします、とのことです。
 ↓↓↓↓投票はこちらから↓↓↓↓
 http://start30.cubequery.jp/ans-02418453

(ちなみにわたしは陰湿なやり方に着目して★株式会社引越社関東(アリさんマークの引越社)に栄えある大賞を差し上げるべく一票を投じました。)

(以下、転送・転載・拡散歓迎)

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2014年2月14日 (金)

ソーラーシリコンテクノロジー社争議全面解決

私が支援し何度か取り上げたかずさアカデミアパークのソーラーシリコンテクノロジーの争議は去年の夏に全面解決していたようです。

争議団の皆さんお疲れ様でした。

この経験を乗り越えて新しい実りある人生を歩んで行かれることと思います。

頑張って下さい。


袖ケ浦市民が望む政策研究会というサイトの
ソーラーシリコンテクノロジーという会社という記事です。

  

かずさアカデミアパークは、千葉県木更津市・君津市・富津市及び袖ケ浦市の市街地を母都市として整備されたバイオテクノロジーを中心とした先端技術産業に特化した研究開発拠点になる筈であった。


「ソーラーシリコンテクノロジー社」は、その中の一つの企業として2009年に設立され操業を開始した。驚くことに、当初からこの会社での労務管理はすさまじいものであった。月に200時間を超える超過勤務が普通、その勤務に対する手当はつかない。


労働者は操業開始の翌年5月、いたたまれなく決起した。一方的な賃金カットの撤廃、未払い残業手当の支払いと、職場環境の改善を求め組合を結成したのである。
これに対し、16名の組合員に不当解雇通知が送られてきた。直ちに千葉地裁木更津支部に地位保全の仮処分申し立てを行い、彼らを支援する人たちによる「不当解雇を撤回する会」が設立された。


2011年3月、あまりのひどさに千葉地裁から「解雇無効・一審判決までの賃金75%支払を命ずる判決」が出る。完全な勝利判決であった。


このような経営状況の中で、会社経営は悪化、破たんの方向に向かう。
この間、会社代理人との交渉は続き、2013年7月、会社側の謝罪と、規定に基づく退職金を支払うことで和解成立。7月20日に全員退職した。


 「ブラック企業」という造語がある。労働者を奴隷のごとく扱い使い捨てる。そのような扱いに怒りを持って立ち上がった労働者の3年間と、それを支援してきた人たちの闘いの記録である。身近なところにこのような非道な企業があった。
一歩もひるむことなく、不当な扱いに屈することなく戦い続け、今回退職された方々の、今後の健闘を祈る。


 日本国憲法は、形骸化されつつある。それをとどめる力は、国民一人一人の不断の努力にあることを、憲法は明示している。「その火を消すな、小枝をくべろ」とは早乙女勝元さんの言葉である。

                                                   kawakami

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2013年11月 7日 (木)

権利者は国家共同体に対する義務として権利を守らなければならぬ

元佐賀大学の豊島教授がご自身の退職金減額無効訴訟を起こされましたので訴状の全文との「提訴の目的と意図について」を紹介します。

豊島さんの真摯な姿勢にはいつも感心しています。
裁判の目的と意図にこう書かれています。

自分自身に降り掛かった使用者の違法な行為については,教育者としても,また長年お世話になった佐賀大学への「忠誠」という意味でも,二重の意味で見逃すことは出来ません.つまり,自らの権利を守り不正と戦うべしとこれまで教えて来たはずなので,今回の事態を放置することはみずからそれを裏切ることになり学生たちに示しがつきません.

以下物理の先生にイエーリングを教えて頂きました。

「倫理的苦痛」という言葉があります.それは,物理的な身体への侵害における肉体的苦痛と同様に,権利侵害に対する警告として与えられるものだ

「権利者は自分の権利を守ることによって同時に法律を守り,法律を守ることによって同時に国家共同体の不可欠の秩序を守るのだと言えるとすれば,権利者は国家共同体に対する義務として権利を守らなければならぬ」


イエーリング「権利のための闘争」から
以下詳細です。

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2013年10月22日 (火)

パルシステムはブラック企業か?(生協は派遣切りが許されるのか?)

私はparc(アジア太平洋資料センター)の活動家一丁あがり「労働と貧困」講座第4期卒業生です。
お世話になりました。
その中でパルシステムという生協にもお世話になりました。
ちなみに今年の活動家一丁あがりの予定はこうです。
大変勉強になります。

5/20 オリエンテーション 「活動家」って何だろう?  6/1(土) 〜2(日) 合宿(1泊2日) 受講生同士の交流、実行委による講義、グループワークなど  6/10 講義 「現代の労働と貧困 みんなを不幸にするシステムを変えよう」 湯浅 誠 6/24 講義 「社会運動と選挙 ─ 政治を変えるには」 河添 誠 7/8 講義 「農村の貧困、都市の貧困 ─ 農と食の現場から」 生産者&パルシステム関係者 7/22 講義 「世界経済と私たちの暮らしのつながり ─ TPP と多国籍企業」 内田聖子 8/5 講義&ワークショップ「活動のはじめの一歩 人とかかわり、語り、仲間になろう!─ さまざま な方法論を学ぶ」 労働組合、生協、NGO・NPO の実践者と語ろう 8 月 「活動の現場にインターンシップにいってみよう!」、『ブラック企業にご用心!』上映&トーク 8/19 実践者に学ぶ① 「民主主義の基本、デモと集会」 雨宮処凜 9/9 実践者に学ぶ② 「政策を変えるには? ─ キャンペーン、ロビイング」 議員秘書 9/30 実践者に学ぶ③ 「地域でしっかり活動する ─ 生協運動の事例」 パルシステム関係者 10/7 実践者に学ぶ④ 「社会的企業・NPO の実践から」 社会的企業・NPO の実践者 10/28 各チームのイベントテーマ発表&議論 チラシづくりのコツ伝授 11/11  特別実践講座「活動にソーシャルメディアを活かそう!─ UST・facebook・Twitter」 松元千枝 11/25 各チームのイベント企画発表 その①  12/2 各チームのイベント企画発表 その② 12/16 講義「社会に伝えるためのマスメディア対策」 水島宏明 1/20 模擬記者会見 2/3 記者会見 3 月 いよいよ卒業イベントだ! 4 月   一丁あがろう! 卒業式
http://act.parc-jp.org/s/media/fs/2013/PDF/2013-all.pdf

その昨年度の仲間の一人が派遣でパルシステムで働いていました。

「雇用の改善を求め団体交渉を申し込みましたがパルシステム生活協同組合連合会は直接雇用ではない派遣だから団体交渉に応じる必要はないとの返答。その後、雇い止めになりました。」(下の記事の本人談)

今年の3月に派遣切りになりました。

その後も団体交渉にも応じていません。

私も義憤に感じパルシステムの当時の責任者にコンタクトを何度も試みましたが返事がありませんでしたので生協と事を荒立てたくは無かったし自分の足を叩くようでもあるのですがパルシステム経営者に是非考え直して欲しいと思い事実を広めることにしました。
ブラック企業撲滅が課題となる中、生協だから派遣切りが大目に見られるということではこの国の労働問題は解決されません。
派遣をやめ全て正社員にすべきです。
生協はその先頭に立つべきです。

このブログでパルシステムが事件を解決するまでキャンペーンを行います。

パルの方は考え直してください。
そして多くの方のご理解とご協力をお願いします。

以下二つの記事を事実経過を知って頂く為に紹介します。
よろしくお願いします。

東京ユニオンの『闘うユニオン』ブログ
パルシステムは派遣切りをやめろ! 団体交渉に応じろ!
http://toukyouunion.blog89.fc2.com/blog-entry-125.html
2013-04-14

薔薇、または陽だまりの猫
パルシステム生活協同組合連合会派遣切り当該から/レイバーネットML
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/0c1e6c48d7129180247195a1651b7ad4

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2012年7月28日 (土)

まともな仕事を選ぶのは労働者の権利(ブラック企業大賞は東京電力)

ブラック企業大賞授与式をニコニコ動画で観ました。

各賞は次の通り

あり得ないで賞 ゼンショー

特別賞 ウエザーニュース

市民賞 ワタミ株式会社

そして

ブラック企業大賞 は大方の予想を裏切って

東京電力株式会社

(前の記事で書いたコメント付きの私の一票が効いたかな。)


授賞式のあとのパネルディスカッションも良かった。

一部紹介です。

いい企業に何人入れるかだけでなく身を守る知識を身に付けさせる教育が必要です。(佐藤学)
契約や労働契約についてを学ぶべし 相談するチャンネルを持つべし(佐々木弁護士)
ワタミで飲まない会会員です。すき家の11時間労働は労働基準法違反(川添)
(私もそうです。)
その店は何で安いのかを考えよう。盗んだものの使用と残業代不払いは一緒の事(佐々木弁護士)
仕事を選ぶなという風潮が強いが仕事は選ぶべきだ。ひどい仕事は拒否しよう。いつでもやめよう、まともな仕事を選ぶのは労働者の権利 生活保護と労働は両方必要 まともな労働市場を(川添)
労働組合の利用を 気に入らなければ作ろう(佐々木弁護士)
こういうネットワークでまともな仕事を作ることが大事(佐藤学)

私の全ての呟きです

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2012年7月 5日 (木)

活動家一丁あがり講座<労働と貧困>に参加しています。

PARCの活動家一丁あがり講座<労働と貧困>に参加しています。

1年間の長期且つ多方面にわたる勉強プロジェクトです。
入学に当たっては何をやりたいかのレポートを提出して参加を認められました。
おそらく参加者の中では最年長だろう。
毎回講座終了後懇親会もあり若い人と正面から議論出来る場を得た事に感謝しています。
かみさんに活動家になるんじゃなくて育てる側じゃないのと揶揄されながらの参加ですが妻にもなるべく得たことを還元して行きたいと思います。

最初に合宿がありましたが不幸があったので参加できず最初の講座も参加出来なかった為やっと参加出来た最近の二回の講座のメモを残します。

今後各回の分を記事にしたいと思います。

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2012年4月23日 (月)

「肩車型」は実情を反映したものではない

野田首相はこう言う。

昔は一人のお年寄りを大勢で支える「胴上げ型」
今は三人で支える「騎馬戦型」
2050年には一人が一人を支える「肩車型」

になるので社会保障制度は消費税を上げないと維持できない。

しかしこれは実情を反映したものではない。

読売新聞の今日4・23付け林真奈美さんの論文に拠るとこうだ。

65歳以上でも2割は働いている。
現役世代でも子育て期の女性を中心に3割が働いてない。
下に見るように就業者一人が支える非就業者の数は殆ど変動してないし今後も変化しない。

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2012年2月11日 (土)

大阪市職員への労働組合に関する強制アンケートはとんでもないシロモノだ。

大阪市職員への労働組合に関する強制アンケートはとんでもないシロモノだ。
労働法を知っているものはこんなことはしない。
このアンケートの黒幕は元竹中平蔵の懐刀のようだ。
否定されたはずの新自由主義がこんなところに生きていたのかと思う。
国民的批判でやめさせたい。

このアンケートは憲法19条に保証されたの思想信条の自由と憲法28条の団結権の保証規定に違反しています。労働法学者が声をあげるべき時でしょう。

日本国憲法は、私たちに労働組合に加入し活動することを求めています

日本国憲法は、私たちに憲法が保障する自由及び権利を不断の努力で保持することを求めています(第12条)。そして、憲法第28条は、「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する」としています。
...

http://pub.idisk-just.com/fview/LJ4YFY3mH2PnScxD54TvQYpQcnZwuhBrtwGfHRQfGDFoL64H55IHJte_E6iEmhNUTurC


低気温のエクスタシーbyはなゆー
には怒涛の怒りのコメントが集まってます。

大阪市職員への強制アンケートの原文を読んで戦慄した。これは尋常じゃない…。マッカーシーの赤狩りと同じ。背筋が凍る。これを読んでも橋下徹を支持する人を僕は軽蔑する。気持ち悪くなること必死だけど必読です。

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2011年8月 7日 (日)

22人の期間工の挑戦(傍聴席に私たちのほうを向いて見せてくれたガッツポーズ)

マイケル・ジャクソンは盛田昭夫氏を先生と呼び尊敬していた。

盛田家とマイケルの交際の濃密さは昭夫さんの奥さんの手記でよくわかる。

マイケルは盛田さんに「どうしたら若い人達の心を掴むことが出来るだろうか」「どうしたら自分はもっともっと尊敬される人になれるだろうか」「誰を信じたら良いのだろうか」と質問攻めしたこともあったという。

マイケル・ジャクソンとの想い出

盛田氏は真の文化人だった。

その盛田氏は1992年、「日本型経営」の異常について次の4点が問題とその異常性を指摘しました。

▽長時間労働
▽給与水準が低い
▽下請けとの関係が親企業本位
▽地域社会への貢献に消極的
▽環境保護が弱い―

その正しい指摘にも関わらず今やソニーは反社会的企業となろうとしている。

非正規労働の雇い止めを行うソニー多賀城だ。

ソニー多賀城のリストラは当たり前という意見もあるがアメリカの経営者には言えるかも知れないがソニー創業者はこういう意見には賛同しないだろう。

生身の人間の首を切ることは『「日本型経営」の異常』以上の異常な許されない行為だ。

22人の期間工の挑戦というブログが出来た。
すでに11個の記事が掲載されている。
全て読ませて頂いたが何回みうるうるとなった。
それは本人たちが涙した所だ。
是非全記事をお読み頂きたい。


No.7 8.1 これまでの経過
から

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2011年7月28日 (木)

俺たちは部品じゃない、人間だ!と俺たちだってビールで乾杯くらいしてもいいだろう

4連続ソニー仙台の雇い止め問題記事です。

過去の記事はこれです。

ソニーの雇い止め問題と上杉隆氏のソコダイジナトコのつぶやき 2011/07/27
ソニーは22人の雇い止めをいますぐやめよ! 2011/07/27
盛田 昭夫さんの教えをストリンガーは知らないのか 2011/07/26

ソニー仙台の雇い止め問題は取り敢えず1ヶ月だけ雇い止めの期間が延びたそうです。

共産党の山下よしき議員等の活躍がめざましい。

こうやって政治的な課題を解決するのと感心したので山下よしき議員のブログから紹介します。

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