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カテゴリー「演劇」の記事

2023年3月12日 (日)

芝居「振って?振られて」を観た

お誘いを受けて俳協演劇研究所の研究生公演「振って?振られて」を観た。

テーマは日本国憲法。

出てくる3人は大学教授2人と助手。

それを多少の違和感がないでもないが、二十代の人が演じる。

教授二人は改憲派と護憲派で三度目の改憲がされ、護憲派の教授は日本から脱出しようと引越しの準備をしている1日の物語です。

このくるみざわしんさんの脚本は2007年の第一次安倍政権が教育基本法を改悪した時に書かれ、2017年の初演以来十数十ヶ所で上映されているそうです。

今回の上映は俳協演劇研究所がこの公開された脚本に目を付けて作られました。

今まさに現実に憲法に手が付けられようとしておりこの芝居は今こそ見られるべきときだと思います。

 

参考

俳協演劇研究所のサイトでの紹介

 

https://ghaikyo.wixsite.com/haikyo-laboratory

 

参考

https://playtextdigitalarchive.com/drama/detail/45

2022年12月15日 (木)

最後の台詞は『世界が私を嫌っても』

今日20221215日(木)より下落合のTACCS1179にて劇団劇作家の『世界が私を嫌っても』が上映される。

昨夜そのリハーサルを見学させて頂いた。

久しぶりの劇場ライブ演劇鑑賞だった。

平林たい子没後50周年記念の舞台だが、上映中の映画「伊藤千代子の生涯」(東京の今年最後は1224日南大塚ホールhttps://peatix.com/group/11693664)の伊藤千代子が登場する。

諏訪での成績トップを争った二人の関係は知られているが東京で二人がどう言う関係だったは分からない。

この芝居の脚本を書かれた有吉朝子さんは二人が東京で再開し交錯する展開に仕上げている。

フィクションだが十分ありうる話だと思う。

この舞台の白眉はたい子と千代子の関係だ。

有吉さんは映画「わが青春つきるとも」の情報を初めて耳にしたときは本当に驚いたと言われます。

全く同時期に行われるこう言う巡り合わせになるとは思われていなかったようです。

時代が千代子を必要としているような気がしてならないそうです。

 

舞台ではキッパリとしたたい子ともの静かな千代子の性格の対比がはっきりと示されていた。

しかし

脚本によると千代子はたい子に東京でこう働きかけている。

ーー

千代子

私の夢は革命、その次が教育。私は怯まない。夢が無ければ死んだも同じ。

千代子

国家権力は我々を弾圧する。検挙、投獄、拷問

千代子

だから、たいちゃんの助けがいるの、力が必要なの。奮い立たせて、人民を。勇気づけて欲しい、労働者を。文学には社会を変える力がある。そうでしょう? 

ーー

千代子はキッパリと闘う闘士となって、たい子にこう働きかけている。

芝居の最後の台詞はタイトルの『世界が私を嫌っても』 でした。

エンディングがこの台詞で余韻の残るものとなりました。

 

二人のことをもっと知りたいと思いました。

 

舞台は今日15()から18()まで行われています。(ライブ配信もあり年末まで視聴可能の由)

 

演劇ライターの方が書かれた稽古場レポートが参考になります。

https://spice.eplus.jp/articles/311770

公式サイト

 

https://www.gekisakka.net/post/【公演情報】劇団劇作家主催12月公演-平林たい子没後50周年記念『世界が私を嫌っても』1013日前売り開始

pv動画 https://youtu.be/ltNoS8nRTCw

PS. 劇団劇作家は劇作家だけの劇団というユニークな劇団です。

脚本は有吉朝子さんhttps://www.gekisakka.net/ariyoshi

演出は文学座の西本由香さんです。http://www.bungakuza.com/member/prof/nishimoto-yuka.htm

制作は青年劇場の福山啓子さんhttps://ja.wikipedia.org/wiki/福山啓子

です。

2022年9月 1日 (木)

「飛べないくまんばち」を観た

東京芸術座の「飛べないくまんばち」を観た

9月1日のオンラインのライブ配信で観た。

仕事の帰りの電車の中はスマホで観た。(友人が出てくる場面は自転車で走っている時だったのでよく見れなかった。)

家に帰ってパソコンで観ようとしたがタイムラグがあるので結局音はスマホで聞きアップで観たいときはパソコン画面を見た。テレビで観ようかとも思ったがHDMIケーブルの長さが足りなかった。10Mのケーブルは必要なので購入しようと思った。

 

「飛べないくまんばち」は不思議なパントマイム劇で父親がくまんばちになっていろんな場面で出てくる。通勤の場面、「彼女」とのデートの場面、パンつくりの場面。結局はくまんばちは自分ではと展開する。

 

若い人が中心の劇なので言葉使いも感覚も若い。

若い人が乗りやすい結婚詐欺や事業詐欺も出てくる。

そして労働健康党の党員だった父に連れられて行った原水禁広島大会が出てくる。最後には福島のバザーの為にパン作りに行くというところで終わる。

一般の商業演劇ではなかなか出てこない設定だ。

映画の1時間45分に慣れているので1時間15分はすぐ終わった感じだ。

物語はこう始まる。

――

あの日も朝からいつものように、スクーターに乗って工場へ向かってた。少し寝坊して、少し遅れそうだった。遅刻には厳しい勤めだったから、スクーターを飛ばしてた。
   でも別に、仕事を大事に思ってるとか、なにか責任のある立場にあるってわけじゃない。組織の一部。機械の歯車。交換可能。僕がいなければその日1日 の効率が少し落ちるってだけだ。代わりはだれだっているし、必要とされてるわけじゃない。僕も遅刻をすればその分自分の賃金が減るわけで、それは即、その 日のおまんまに直結する。つまり、コンビニで買う弁当がワンランク落ちるってわけだ。
   と――目の前をなにかが横切った。小さな、でも感覚的に危険だってわかるヤツ。黒くて、寸詰まりで、ブンブンうなってて――ハチだ。くまんばち!

――

シナリオはここで読めます。

飛べないくまんばち (starfree.jp) 以上

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