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カテゴリー「美術」の記事

「龍星閣がつないだ夢二の心~「出版屋」から生まれた夢二ブームの原点」を見た。

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日比谷図書館で行われている「龍星閣がつないだ夢二の心~「出版屋」から生まれた夢二ブームの原点」を見た。

出版業者でなく出版屋と自らを称した龍星閣という千代田区の出版社を興した澤田伊四郎氏の夢二コレクションである。

一度は忘られかかっていた夢二を「再度ブームを起こしてやる」と澤田が再度世に出したのである。

澤田は自ら装丁もしていたという。

澤田氏の子孫が千代田区に寄贈したコレクションで入場料は無料だった。

2月末までやっています。

 

https://www.edo-chiyoda.jp/material/files/group/2/r4_yumeji_chirashi2.PDF

 

https://www.edo-chiyoda.jp/tenji_koza_kodomotaikenkyoshitsu/tenji/1/511.html

石川啄木と板谷波山

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昼休みに特別展 生誕150年記念 板谷波山の陶芸 -近代陶芸の巨匠https://sen-oku.or.jp › program › 2022_itayahazanを見てきた。

 

陶芸家 板谷波山は、明治5年(1872)茨城県下館町(現・筑西市)に生まれ昭和38(1963)に亡くなっている。

(歌人石川啄木は明治19(1986)岩手県に生まれ明治45(2012)に亡くなっている)

15年波山が先輩だがほぼ同時代人ということになる。

 

展示会とWikipediaでこう言うことを知った。

 

1、波山の独自の創案によるものに葆光釉、葆光彩という釉薬を使った葆光彩磁という技法がある。

 

2、戦前戦後観音坐像が、戦争死没者の名前と波山の銘が記された桐箱に収められ計313名の遺族へ贈られた。

 

3、下館町の80歳以上すべての高齢者に自作の鳩杖が贈呈された。こちらも、絹の袋に入れてから桐箱へ収め、さらに熨斗付きの奉書紙で包み水引で結んだものを、自らが一軒一軒を回り、直接本人に手渡している。

自らの住まいと窯が東京大空襲で破壊され、故郷へ疎開していた間も含めて休むことなく、自らが80歳となる1951年(昭和26年)まで私費で毎年続けた

 

4、「波山」は故郷の名山である「筑波山」に因む。

 

明治41(1908)年、洋行帰りの荻原碌山は第2回文部省美術展覧会に《坑夫》など3点を出した。石川啄木が会場でそのうちの1点《文覚》に目を見張り、日誌に〈この豪壮な筋肉の中には、文覚以上の力と血が充満してゐさうだ〉と記す。

波山の経歴には1941年の日本美術協会展における受賞が最初の受賞とあるのでこれは多分同じ展覧会と思われるので啄木は波山の作品も見ているものと思われる。

 

私も何度か行ったが、正岡子規と同じ田端の大龍寺https://ja.wikipedia.org/wiki/大龍寺_(東京都北区)に墓があり子規の墓は奥にある小さいものだが波山の墓は入口のすぐ近くに立派な墓がある。

 

板谷波山

筑波山の波山なり

下館の人を深く愛して 公彦

 

啄木と

波山の繋がり夢想しつつ

葆光彩花瓶秋の日に見る 公彦

 

板谷波山の陶芸

20221218日まで

泉屋博古館

https://sen-oku.or.jp/program/2022_itayahazan/

参考

https://takuboku-no-iki.hatenablog.com/entry/2022/04/19/160445

カラバッジョの「法悦のマグダラのマリア」を観た

Photo

法悦のマグダラのマリア

カラバッジョは陰影が特徴でその後の画家に影響を与えている画家だ。

この絵は初めてカラバッジョの作品と認められ世界で初めて東京上野の国立西洋美術館で6月まで展示されている。
カラバッジョが最後まで持っていた三枚の絵の一枚だという。

キリストの子どもを身ごもった娼婦でその子孫が隠されたという「ダビンチ・コード」のテーマとなった「マグダラの
マリア」である。

法悦の表情はいかにも意味ありげである。
 
キリスト教の世界を揺るがす可能性のある「法悦」である。

この絵は個人像なので今後はもう多分見ることはできない。

上野公園を歩きながらかみさんと話したのだが東京というのはすごいところだという話になった。

日本に一枚もなく世界中に散らばっているカラバッジョの作品を一堂に集めたのだから。

前に見たボティチェリ展もカラバッジョ展も日伊通商条約150周年という特別な年のおかげでもあるようだ。

上野公園には早咲きの桜がちょっと咲いていた。


Photo_2
カラバッジョ展のポスター


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「日本共産党の深層」を読んだ

「日本共産党の深層」(株式会社イーストプレス)(大下英治著)を読んだ。

先週土曜日にたまたま本屋で見かけて購入した。
題から想像するようなよくある共産党を攻撃するために書かれた本ではなく、客観的に現在の日本共産党というものを表現している。
今年の2月15日に発行されたばかりの本であり私は発売日に買ったことになる。

松本善明、市田忠義、穀田恵二、小池晃、畑野君枝、吉良よし子の共産党の現・元議員に取材し、共産党の広報部長の植木俊雄氏や、しんぶん赤旗記者の山本豊彦氏、キラキラ☆サポーターズのささやきタロー氏、山本由里子氏を取材しており、それぞれの歩んで来た道がよくわかる。
党史などの共産党の各文献などをよく読んで書いている。

この本を読むと今の日本の共産党というものがよくわかる。
共産党や社会主義・共産主義に興味のある方には一読をお勧めします。

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「カーネーション」と井上成三さんの油絵展

最近facebook中心のネットライフになっている。
ココログの写真のアップ制限もあり最近ブログに書かない記事も多い。

今夜の記事はブログでも紹介しよう。

会社の帰りに八重洲で毎朝カーネーションで馴染みのあるコシノ三姉妹の名前のある花輪の掛かった絵画展を田中八重洲画廊という所でやっていたので立ち寄った。

大阪出身でフランス在住の井上成三さんの油絵展だった。

「虎の門までどう行ったらいいですか?」
と聞かれたので乗換案内で検索し「銀座線で日本橋から7分です」と教えてあげるといろいろ話をしてくれた。


三姉妹のお母さんとはそのお母さんの代からお付き合いがあるそうです。
特にコシノミチコさんとは岸和田時代からの関係だそうです。
他にも宝田明やクリームシチューの上田さんの花がありフランスや日本で付き合いがある由。
絵はやや抽象的な油絵でマチスのような感じでした。
興味のある人はどうぞ来週桜満開予定の日本橋桜通りにあります。

東京八重洲の田中八重洲画廊 東京都中央区八重洲1-5-15 井上成三 個展

井上さんの略歴はこうです。
http://artisjapan.net/default.asp?action=1&num=32491

カーネーションは今日も昨日も鳴かされましたが残念ながら明後日で終わりです。
果たして糸子が亡くなる所まであるでしょうか?

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なぜ、モナ・リザには眉毛がないのか?

「なぜ眉毛がないの?」(子供たち)

「私が生きていたルネッサンス時代には、額が広いのが美しいとされていたので、女性たちは眉毛を剃って、額を広く見せていたのよ」(モナリザ)

こんな風に絵が喋ってくれれば美術館も子ども達にとってかたぐるしいものではなく楽しいものになるだろう。
韓国はいいアイデアを出す。

仕事柄興味を持ったので紹介します。


TBSニュース

ソウル、「動く名画」の美術館オープン
動画を他のプレイヤーで見るWMP高 WMP低 Real高 Real高  なぜ、モナ・リザには眉毛がないのか?その理由を、モナ・リザ自身が絵の中から説明してくれるという、ユニークな美術館が韓国にオープンしました。

 「なぜ眉毛がないの?」(子供たち)
 「私が生きていたルネッサンス時代には、額が広いのが美しいとされていたので、女性たちは眉毛を剃って、額を広く見せていたのよ」(モナリザ)

 韓国のソウルに先月オープンしたこの「動く美術館」は、最新のIT技術を使い、名画が動いたり、描かれた人物たちとコミュニケーションできたりする世界で初めてのギャラリーです。

 「モナ・リザ」のほか、「最後の晩餐」など62の「動く名画」が展示されていて、訪れた子供たちも楽しみながら名画に親しんでいました。美術館の関係者は、この「動く美術館」を「世界にも広めたい」と話しています。(03日13:53)

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マイセン展


always3丁目の夕陽展を見ようと行ったらた来週だということでまだやっておらず日本橋三越のマイセン展を見ました。実にキレイです。

マイセン展

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かささぎ

私の安倍首相とコムスンの折口会長の関係という記事を引用頂きコメントし合っていた、『toxandoria の日記、アートと社会』の2007-05-20 レオナルド・ダ・ヴィンチ、モネ、ドレスデンの光という記事をトラックバック頂いた。

この記事には参った。かささぎというモネの絵の評価だ。


「苛烈化し、中間層が没落しつつある現代のグローバル市場原理主義社会が見捨ててきた何かがある」という指摘には度肝を抜かれた。

こういう絵の見方もあるのかと思った。

真っ白な雪景色の中の門にただ黒いカササギがぽつんといる絵なのだが空や雪の白もいろんな色が表現されており光と影が鮮明で光の方向がわかる。


「かささぎは絵画のマニフェスト」とモネ回顧展で買ったカタログに描いていた。

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以下引用です。


『モネ展/印象派から現代へ』(国立新美術館)、公式HP → http://www.nact.jp/


モネ『かささぎ』 Claudo Monet(1840-1926) 「The Magpiec」 1868-1869  Oil on canvas 89x130cm  Musee d'Orsay 、 Paris

Photo_77


今回の展示は、フランスのオルセー美術館、アメリカのボストン美術館、メトロポリタン美術館ほか国内外の主要なコレクションから集められた約100点のモネの名作、およびモネの遺産である「モネの光」の影響を受けた作家たちの作品を集めたものです。コレクションを持たない国立新美術館は、国内最大級の展示スペース(14,000m2)を生かした多彩な展覧会の開催を目指すと謳っていますが、その割には展示スペースの狭さが少々気になりました。いささか商業ベースへ傾きすぎているように感じられました。

それはともかくとして、ここでもパリ・オルセー美術館いらいのモネとの再会(約5年ぶり)です。周知のとおりモネは印象派を代表する巨匠であり、彼の作品『印象・日の出』が印象派(印象主義)という言葉のもとになっています。自然界の凡ゆるモノに反映する一瞬の光をとらえようとした印象派の絵画の特徴を一口に言うならば、それは近・現代の産業化社会における、ある程度まで資産を持つようになった中産市民階層の人々へもっとも良くアピールする美的感性ということです。

『パラソルの婦人』、『ルーアン大聖堂』、『睡蓮』などの連作シリーズは見るごとに新鮮な印象を与えられ、モネの才能に改めて驚きますが、なぜか今回はこの『かささぎ』に目が止まりました。寒々とした冬の光景にもかかわらず、この静寂と懐かしいようで幸せな光は一体どこから来るのでしょうか? この温もりがあるモネの光は何なのでしょうか? この絵のテーマとされる“かささぎ”の向こうに広がる冬の遠景には、なぜか平穏な安堵感のようなものが広がっています。そこには、苛烈化し、中間層が没落しつつある現代のグローバル市場原理主義社会が見捨ててきた何かがあるように思われます。

以上引用終わり

セザンヌの名声セリフも残っている。

以下別引用

になっていることだろう。」

 セザンヌは別のときに「モネには腕力がある」とも言っている。変化する自然の一瞬を、キャンバスにとらえる力が、モネは断然強いということだ。セザンヌは田舎に引きこもり、ひたすら自己の芸術を高めただけで、それが素晴らしい作品につながり、結果的に大勢の追従者が生まれることにもなった。モネは、自分こそが最先端を行っていることを意識して制作活動をしていた。

 「見たままを描いただけ」とはどういうことか。実は「見たまま」を描いた画家など、存在しない。よく考えれば当たり前のことだ。たとえば建築とか音楽とか、その時代の様式というものがある。ある時代の形式とか習慣・常識と言い換えてもいい。キリンそっくりの教会を建てましたとか、滝の音そのままの音楽ですとか、そんなものないでしょう。写真には写真の、映画には映画の、油絵には油絵の様式というものがあるのです。どうして絵だけ、「本物そっくり!」「写真みたい!」なんて事を言われなくてはいけないのでしょうか。

 写真には機械としての技術的制約もあり、写っているのは現実ではありません。正確に言うと、現実のある一部分がとらえられているだけです。もちろん日曜画家の作品などには、写真を映しただけのような絵があることは事実ですが、ふつう、一見写真のように見える絵でも、写真とは全く違います。「写真みたい!」ということを気にしている人は、恐らく、絵のことも写真のこともわかっていないのでしょう。

 アート サモトラケのニケ より

引用終わり

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