私の母の話をしよう。
私の母は大分県の西大分出身だ。
母の旧姓は阿部という。
今は由布市のグループホームに居るが残念ながら痴呆症となりちゃんとした話が聞けなくなった。
以下は昔聞いた話です。
母方の祖先は大友宗麟の5人の家来の一人だったという。
秀吉に大友家がつぶれる時にその家来が皆鍛冶屋になったという。
それはいざ時が来たら武器を作るということだったらしい。
しかしその時は至らず子孫は江戸時代の終わりには海運業と府内(大分)と竹田の間の陸上輸送を一手にやっていたという。
しかし西南戦争で薩摩様の味方をし、船が焼け没落したという。
松本清張の小説で有名な「薩摩札」が蔵一杯あったという。
昔、京都大学から財宝発掘調査が来て隣の家を調査した時に私の曽祖父は「それはうちの蔵の下にある」と言ったそうだ。
蔵を壊した時に壁に小判が埋め込んであったという。
良く話を聞いていた「三夜長者」の財宝かあるいは大友家の財宝かもしれない。
(定かではありません)
今その蔵があった所は大分銀行の西大分支店のビルが建っている。
そのあとは親戚は商売をし、インテリア、お菓子屋、たたみ屋、ふすま屋、什器屋等となっていたが高齢化で段々廃業しつつある。
2008年12月9日の「その時歴史が動いた」(再放送)はその大友宗麟の話だった。
戦国の十字軍 〜キリシタン大名・大友宗麟の「聖戦」〜
ルイス・フロイスは宗麟は「日本で最も叡智聡明な王」、「大友宗麟ほど、ポルトガル人を手厚く保護した大名はいない」と「日本史」に書いています。
また「王は、自分のわずかな食料を民と分かちあい、あるものには衣服を与え、窮乏する民を救うために全力を尽くした」とも書いています。
(臼杵城での戦いの際、宗麟がとった領民救済の行動について)
「王は、新たに国を治めることを望まず、魂が救われることのみを願った」とも書いています。
(宗麟が、秀吉の日向安堵の申し出を断ったときの様子)
同じく「日本史」から大友宗麟の言葉として以下が紹介されました。
「デウスとは甚だ大切にして、大いなる不思議あるものなるべし」
「悪をなすものを殺すことを命ぜずは、国はいかにして治むるを得べきか」
「この国は、今までと異なった、新しい法律や制度で治める。すべての者がキリシタンとなり、兄弟のごとく愛し合うこと。」
(日向攻めの時の言葉)
キリシタン少年の言葉としてこんあことばが残っています。
「たとえ主人であっても異なる神に関わればデウスに背くことになります」
こんな宗麟の妻によるキリシタンに対する批判の言葉も残っています。
「キリシタンは、古い習わしを破壊し、臣民をして領主に背かしめ国を滅ぼす」
(ここら辺に宗麟の滅亡に至る遠因がありそうですが・・)
(いつの世も・・・)
フロイスの「日本史」の翻訳家で、大友宗麟に詳しい川崎桃太さんが、その著書「フロイスの見た戦国日本」(中公文庫)の中ではこう書かれています。
「人生における敗北、苦しみは、試練であり、不幸ではない。
灼熱の炎に磨かれる黄金のように、試練によってこそ、人は高められる。」
大友宗麟を平和を求めた戦国大名と呼ぶのは無理があるだろうか?
私は地元大分出身の人間としてあえてそう呼びたい。
キリシタン大名という存在にもっと陽があってもいいと思う。
2年前に大友宗麟の墓に参ったことがある。
その時の写真がここにあります。
キリスト教式の墓として作られ後で作りなおされたようです。
大友宗麟・・・この宗麟というのは、禅宗の法名で、本当の名前は大友義鎮(よししげ)。
そんな禅宗にどっぷり浸かっていいた宗麟の人生が変るのは、天文二十年(1551年)にあのフランシスコ・ザビエルと会ってからでした。
ザビエルの話に感銘を受け、気持ちはどんどんキリスト教に傾いていきます。
宣教師たちは、宗麟の事を「豊後の王」と呼び、「日本の初期の布教の成功は、神デウスと豊後の王のおかげである」とイエズス会の報告書にも書いています。
戦国大名・大友氏の落日
NHK大河ドラマで大友、島津、龍造寺の九州三国志又は大友宗麟一代記はいかがだろうか?
原作は白石一郎「火炎城」、遠藤周作の「王の挽歌」を元に新作して。
配役は 大分出身の深津絵里とユースケ・サンタマリアでどうか。
2チャンネルに大友宗麟-平和を求めた戦国大名(仮題)
というスレッドがあったのでその中から配役案等を紹介します。
「風のガーデン」素晴らしい役をこなし亡くなった緒方拳も入っていますが・・・
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54 :多過ぎかな?[age]:03/03/09 15:03 ID:???
大友宗麟…渡部篤郎
奈多(正室・田原氏)…深津絵里
田原親賢(奈多の弟)…北村一輝
宗麟の姉…財前直美
大内義長(弟・八郎)…大柴邦彦
大友義統…ユースケ・サンタマリア
立花道雪…松平健
立花宗茂…中村俊介
島津義久…高嶋政宏
龍造寺隆信…梅沢富美男
鍋島直茂…唐渡亮
陶晴賢…永澤俊矢
大内義隆…京本政樹
毛利元就…緒方拳
ザビエル…昔フロイスやった奴
55 :解説[age]:03/03/09 15:59 ID:???
大友宗麟…九州北東部に割拠する戦国大名。戦争・謀略・略奪に明け暮れる中、心の救いを求めるうちにキリスト教に出会い、これを深く信仰することとなる。
奈多(正室・田原氏)…宗麟の妻。神道の家の生まれで、異教を信じる夫に強く反発し、家中に騒動を巻き起こす事になる。
田原親賢(奈多の弟)…姉の輿入れに伴い大友家に採り立てられた奸臣。耳川合戦に大敗し、大友家凋落の原因を作る。家臣団からの信頼は薄い。
宗麟の姉…宗麟にも大友家に対しても影響力の強い女性。娘を宗麟の子・義統に嫁がせて発言力を増す。
大内義長(弟・八郎)…宗麟の弟で、兄とはうってかわり明るく誰からも愛される性格。隣国・大内家の内乱の際、陶晴賢によって当主に担がれ大友家を去る。
大友義統…宗麟の子。凡庸で当主の器に欠ける。
立花道雪…大友家家臣。歴戦の猛者で、落雷により半身不髄になり、輿に乗って戦場を駆けた。晩年酒に溺れる宗麟を度々諌める。
立花宗茂…大友家家臣。道雪の養子に入った勇猛な若武者。妻であり道雪の娘の誾千代も女武者として有名。
島津義久…九州南部の覇者。有能な一族・家臣団を率いて宗麟の前に立ちはだかる。
龍造寺隆信…九州北西部の覇者。戦と宴を愛する豪傑。肥満体の為輿に乗らないと戦場に出られない。残虐性を持つ。
鍋島直茂…龍造寺家家臣。智勇兼備の武将。隆信死後、次第に龍造寺家の権力を奪っていく。
陶晴賢…山口の大内家の軍事を握る猛将。闊達な宗麟の弟・八郎を気に入る。後に文弱な当主・義隆と争う事となる。
大内義隆…山口の大大名。ザビエルに同性愛を非難されこれを追放。陶晴賢の謀反に遭い切腹。
毛利元就…貧しい豪族から謀を以ってのし上がった中国の覇者。やがて宗麟と争う事となる。
ザビエル…日本にキリスト教をもたらしたポルトガルの宣教師。宗麟の人生に多大な影響を与える。
陶晴賢…永澤俊矢
毛利元就…緒方拳
155 :名乗る程の者ではござらん[sage]:03/09/01 13:46 ID:???
○「国東物語」1984・鐵プロダクション・大分合同新聞社
◇スタッフ
○監督:村野鐵太郎
◇キャスト
隆大介(大友義鎮・宗麟)、峰岸徹(八幡)、滝田祐介(大友義鑑)、
貞永敏(菊池武治)ほか
◇うんちく
キリシタン大名としても有名な大友宗麟を主人公にした珍しい映画。
国東半島の描写など大分県の観光PRみたいな側面もあるが、
内容そのものは心理描写に重きを置き、全体としては宗教的・
観念的な印象を受ける。個人的には峰岸徹演じる倭寇の
「八幡」のキャラクターが興味深いところ(笑)。
サレルノ国際映画祭グランプリを受賞している。
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