今日は65回目の沖縄慰霊の日だった。
@twryossyさんから朝5時に今日の季語は沖縄忌だと連絡頂いたので朝布団の上で5句を作った。
沖縄忌に大和魂を思う者
沖縄忌平和の礎に風殺ぐ
摩文仁の丘に体合わせる沖縄忌
語り部と私がならん沖縄忌
沖縄忌心静かに過ごすべし
qanowから「黙祷しましょう」という提起がきたので12時に黙祷した。
同時に今日は安保改定50周年の日でもあった。
「アンポ!ハンタイ!」というリズムのついた言葉は当時田舎の小学生であった自分にもかすかな記憶がある。
極東と日本の平和の為の対等な条約であったはずの新安保条約は今や日米同盟と呼ばれ今やイラクやアフガニスタンへの侵略行為の基地となっている。
基地提供の義務を負い、その基地の多くがある沖縄は未だに基地の返還が実現していない。
その沖縄では7割が安保破棄/日米平和条約締結支持だと言う。
アメリカの頸城から解放されアジアとの平和共存の道を歩む日本を構想する日であった。
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今日、沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園を会場にした戦没者の追悼式典では、普天間高校3年の名嘉司央里(なか・しおり)さん(17)が「変えてゆく」と題した平和の詩を朗読した。
全てを紹介します。
平和の詩・名嘉司央里
「変えてゆく」
今日もまたはじまる
いつもの日常
当たり前に食事をして
当たり前に好きなことを学んで
当たり前に安心して眠りにつく
そんな普通の一日
今日もまたはじまる
いつもの日常
当たり前に基地があって
当たり前にヘリが飛んでいて
当たり前に爆弾実験が行われている
そんな普通の一日?
一見「平和」に思えるこの小さな島
そこにいつの間にか当たり前ではない
当たり前であってはならないものが
入り込んでしまっていた
普通なら受け入れられない現実も
当たり前に受け入れてしまっていた
これで本当にいいのだろうか?
平凡な幸せを感じながら
ただただ「平和」を望む今
簡単にこの違和感を
無視していいのだろうか?
黒いたくさんの礎
刻まれるたくさんの名前
そこで思い知る
戦争が残した傷跡の大きさ深さ
何も幸せなど生まれなかった
何も手に入れられたものなど無かった
すべて失ったものばかりだった
忘れてはならない
この島であった悲しい記憶
目を背けてはならない
悲しい負の遺産
それを負から正に変えてゆく
それがこの遺産を背負い生きてゆく
私達にできること
変えてゆくのは難しい
しかし一人一人が心から
負である「戦争」を忌み嫌い
正である「平和」を深く愛する
そんな世界になれば
きっと正の連鎖がはじまるはずだ
六月二十三日 慰霊の日
あの黒いたくさんの礎には
たくさんの人々が訪れる
そして その一つ一つの名前に触れ
涙を浮かべながら語りかける
「今年も会いにきたよ」と
手を合わせ目を瞑り祈りを捧げる
その訪れた人々に
「平和」を願わないものはいない
「一度あった事は二度ある」
そんな言葉を聞いた事がある
しかし こんな悲惨な出来事は
もう繰り返してはならない
だから・・・
「一度あった事は二度とない」に
変えてゆこう 平和で塗りつぶしていこう
その想いはきっと届いているはずだから
朝日新聞
「変えてゆく」 沖縄慰霊の日追悼式典・平和の詩全文
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@ootsuruの2010年06月23日のつぶやき
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