35年前のアメリカ大統領、広島訪問計画
本日JanJanニュースに掲載された私の記事を転載します。
35年前のアメリカ大統領、広島訪問計画
大津留公彦2009/09/17
9月15日の朝日新聞の一面にスクープ記事があった。
朝日の記者が米国立公文書館分館を兼ねるフォード大統領図書館で見つけたという。
それは35年前の米大統領の幻の広島訪問の記事。
以下朝日の記事です。(部分)
1974年に当時のフォード米大統領が現職として史上初めて訪日した際、広島訪問をホワイトハウスが検討していたことが、フォード政権の内部文書で分かった。
(引用開始)――
大統領補佐官の一人が、日米和解で傷を癒やし、軍縮を世界に呼びかける場にしようと提案。2週間にわたり「真剣な検討」があったが、最終的には日本国内で反発を招きかねないとして見送られていた。
広島訪問を提案したのは、ホワイトハウスと各種団体などの窓口役となる「渉外担当大統領補佐官」だったウィリアム・バルーディ氏。96年に死去した。
大統領あての覚書は74年9月16日付。「大統領の和解の哲学をさらに広げる方策として、訪日する際は広島訪問を含めた方がいい」。第2次大戦で敵同士だった仏独の和解の努力に匹敵すると強調。国際的軍縮の意思表明の舞台としても広島を選ぶよう進言した。
しかし、同月23日にホワイトハウス内部の検討文書草案を作成した国家安全保障会議(NSC)スタッフは「何人かは賛成だったが、大部分は否定的だった」と記した。
――(引用終了)
今またアメリカ大統領の広島・長崎訪問を要請する運動が強まっている。
私もブログ上で署名を集めて来た。
既に民主党・共産党・社民党・国民新党の党首あてに署名の内容を送った。
また駐日米国大使に面談の依頼と共に署名を送ったのでその文章とオバマ大統領あての文章(英文省略)を紹介します。
*
ジョン・V・ルース駐日米国大使
米国大使館
107-8420
港区赤坂1-10-5
私は、埼玉在住の大津留公彦と申します。
この手紙を開いていただいてありがとうございます。
あなたは、以下の通りにあなたの日本着任の声明の上で発表しました。
「私はカリフォルニアのシリコンバレーから来ました、そこでは、何も達成するのが不可能でありません、そして、将来は現在にあります。日本は、その同じ大胆な精神を表します。一緒に、我々が達成することができない何も、ありません。」
そうです もし日本とアメリカ合衆国の国民が声をあげれば地球上から核兵器をなくすことができます。
我々はこれらの悲惨な武器に起因する苦しみを知っている地球上の唯一の国です、そして、我々には核兵器を作らないように世界に要求する権利があります。
私の義母も、長崎の原爆で爆撃されました。
我々の悲惨な経験を聞いてください。
広島・長崎に訪れてください、そして、どうか原爆被害者の声を聞いて下さい。
オバマ大統領に11月の日本での滞在中に広島や長崎に訪れるようにご依頼下さい。
「オバマ大統領殿 広島・長崎においで下さい」という署名活動は4月から9月8日まで行われました。
合計317の願いの籠った署名が寄せられました。
その多くは日本語ですが全ての署名とコメントをお届けします。
大使にお会いできれば有り難いです。
来年のNPT再検討会議に向けて核廃絶の世界的世論を形成することが大事だと思います。世界の核兵器に対する態度はオバマ大統領の誕生で大きく変わりつつあります。
オバマ大統領に是非「広島・長崎においで下さい」と御提案下さい。
この手紙を読んで頂いてありがとうございました。
日本での生活を楽しんでください
2009・9・14
埼玉県三郷市
大津留公彦
*
アメリカ合掌国
オバマ大統領殿
拝啓
日頃のご活躍に敬意を表します。
貴職は今年の後半に日本においでになるとお聞きしています。
大いに歓迎致します。
つきましてはその折に広島と長崎両方又はどちらかを訪問頂けないでしょうか?
史上はじめて原爆の惨禍を経験した日本の被爆者はそれから64年も経ち被爆者の多くは亡くなり多くは高齢化しています。
あなたとアメリカ国民が核兵器廃絶のイニシアティブを取る事に被爆者は今大いに期待しています。
あなたがアメリカ大統領として初めて広島長崎を訪問される事は世界に向けて核兵器廃絶に向けた平和のメッセージを送る事になるでしょう。
この機会は被爆者からアメリカ大統領が直接話を聞ける最後の機会かも知れません。
是非この提案につぃて宜しくご検討をお願い致します。
核兵器の廃絶を!
敬具
日本国民有志
参考
・核廃絶を両大統領にお願いしました 2009年4月3日 (金)
・オバマ「核廃絶」に「国是」で反対する日本官僚-JanJanニュース
・「オバマ大統領を広島・長崎に」ウェブ署名期間を延長-JanJanニュース
お元気ですか皆さ~ん
今日はこんな所でございます。
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